カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

ワープアの中国滞在記 その19

日本からの出張者を出迎えに、深セン空港まで白タクのおじさんの車に乗って向かっていたときのことです。白タクの運転手とは各種情報収集のためにいろいろと話をすることも多いのですが、そのときにはどういう話の流れになったのかは覚えていませんが、


「俺は昔学校の教師だったんだよ」


とおじさんがポツリともらしました。今はただのワープアとはいえ、昔は大学の研究職を目指したこともある我が身としては興味深々になり、いろいろと聞くことになりました。


なんで学校の先生が白タクの運転手になっているのか?


日本だと普通考えられないですよね。学校の先生からもぐりのタクシー運転手への転職なんて。


今はまた違っているかもしれませんが、十年以上昔の私の中国留学当時の印象だと、医者とか教師といった日本だと収入が高かったり安定している仕事の中国での待遇はあまりよくありません。


当時は立派な病院でも結構ガラガラでしたし、大学の先生たちも校内の外見はボロなマンションに住んでいました。(さすがに中はきれいでしたが)


私の指導教授の場合、基本的な古典文献は揃えていましたが、海外の研究書を買うことは難しく、そういうものは読まないで論文を書いていました。(中国古典の研究だから、それでも論文は書ける)


またグローバル的に見ると、医者の給料が高いのがどこの国でも当たり前ではないとすると、日本の医者の待遇は今後悪くなることもあるかもしれません。


当時は結構カルチャーショックを受けました。


さて、話を戻して、昔は中学校の数学教師だったおじさんが白タクの運転手にまで至った顛末とはいかん?

ワープアの中国滞在記 その18

白タクとは営業許可を受けずに自家用車でタクシー業務を行っている人たちのことで、日本ではまずお目にかかることがありませんが、中国ではどこの都市にもわんさかいます。


客からの現金収入で税金は払っていないようですが、個人事業主のような位置づけになっています。そこそこ儲かっている人から副業感覚のようなものまでピンキリでしょうが、中国で車を運転することのない外国人にとっては、行く地域によっては、切っても切れないくらいよく利用する人たちになります。


アメリカのUberという企業が、一般人が自家用車を使って白タクのような業務を行える仕組みを世界各国で行っていて、日本では法規制の壁もあって、まだ変則的な形でごく一部しか普及していないようですが、中国ではテンセントが既に同じようなアプリを開発して運用しています。


ただし、利用にはスマホと決済のできる銀行口座が必要なので、私は直接利用ができなかったため、今回の出張中には、現地社員に呼び出してもらいました。タクシーの捕まりにくい場所でも近くにいるドライバーがすぐに応じてくれるので、ものすごく便利で、しかも金額も正規のタクシーよりも随分と安い。さらにはヤフオクのようにドライバーと乗客の相互評価制度もあるようです。


未だに中国が遅れた貧しい国というイメージを持っている身近な人が多くて困惑するのですが、部分部分を見れば、中国のほうが進んでいるところは結構ありますし、中国人のほうが金持ちです。


今回の出張中、コンビニでテンセントが運営するWeChat Paymentでシャリンと一瞬で支払いを終わらせている中国人をかなり見ました。相当な普及具合でした。一方、日本だと未だに現金をモタモタ出している人も多いことでしょう。


テンセントの株価が暴騰し続けている理由が分かりました。テンセントはもはやインフラ企業になりつつあります。


また、先日、今回の中国出張中に訪問した下請け企業の経営者が日本の取引先を回るついでにゴルフをやりにきていました。中国よりも日本のほうがプレイ料金が遥かに安いとかで。一方、ワープアな私はゴルフクラブなど握ったこともありません(涙)


さて、前振りが長くなりましたが、次回は中国の白タクの運転手から聞いたとっても昔の中国のお給料の話です。

ワープアの中国滞在記 その17

今回、中国に駐在している人に聞いた話では、賃貸相場は不動産価格ほど値上がりしていないとのことでした。つまり日本のバブルの頃と同じような現象が中国でも起こっているということになります。


今は日本にいてもネットで中国の不動産価格や賃貸相場を調べることができるので、自分でも多少土地勘のある成都市のそれらを見てみましたが、いわゆる不動産を賃貸に回すことによって得られる収入の利回りはとても低そうです。


ただ日本のバブルの頃と違うのは、日本のバブル期には不動産の利回りだけでなく、株式の利回りも圧倒的に低かったことです。今の中国の場合、不動産価格は割高だと感じますが、株式は配当利回りの高い銘柄も多く、結構割安だと感じます。


私が中国人なら不動産ではなく株式を買います。


なにはともあれ、これだけ不動産が値上がりすると、成金になった中国人もかなりの数に上るのではないかと思います。今回広州市の繁華街をウロウロしたとき(10月16日の記事の写真周辺)に、店舗の上層階はゾロゾロと古いマンションになっていたのですが、あれなども早くから所有していた人はかなりの含み益のある資産を持つことになったのではないかと思います。


もちろん同じことは、戦後東京近辺の土地を所有した日本人にも起こったことですが。


さて、次回は今回の中国訪問の締めとして、中国の経済復興をその身で経験した白タクの運転手の話です。

ワープアの中国滞在記 その16

不動産投資はしたことがありませんが、不動産投資の本は結構読んだことがあります。不動産投資は購入したり建築したアパートやマンションなどが、いくらの額で賃貸に回せるかで、利回りを計算します。


例えば、1000万で買ったマンションを年100万円で貸せたら、利回りは10%ということになります。実際には、空室リスクや修繕、税金などを考慮すると手取りで10%の利益があるわけではないので、年間家賃収入÷物件価格×100の計算式で表面利回りと言ったりします。


株式投資の配当利回りなども本質的には同じ理解の仕方だと思います。つまり、一般的には不動産も株式も投資した金額に対する利回りが高ければ割安と言え、逆に利回りが低ければ割高ということになります。


日本のバブルの頃は、株式も不動産も利回りはすごく低かったです。漫画『ナニワ金融道』の中で、地上げ屋の肉欲棒太郎の妻となる女性が、銀行の定期預金の金利よりもマンションの賃貸収入で得られる利回りのほうが低いことに疑問を感じて、肉欲棒太郎に尋ねるシーンがあります。


「なんで手間隙かけて人に貸したマンションから得られる収入よりも銀行金利のほうが高いのだろう?」


と。かなり素朴な疑問ですが、こういう素直な視点を持てていたなら、バブルの波に踊らされることはなかったのかもしれません。


まさに歴史は繰り返すで、現在の中国の不動産の利回りもかなり低そうです。

ワープアの中国滞在記 その15

今回の前に中国を訪問したのは、まだワープアに転落する前の2010年のことでした。遼寧省の遼陽市という田舎都市の工場に出張で行ったのですが、何かの気まぐれで聞いたマンションの値段を高いなあと思った記憶があります。「この程度の街でもそんなにするのか……」と。もっとも、具体的な値段などはさっぱり忘れてしまいましたが。


それから6年が過ぎての中国訪問……。不動産も千差万別なので、一般論にはならないのですが、ホンマに日本よりも中国の不動産価格の方が高いと感じました。


今はネットで中国の不動産売買サイトなども気軽に日本から見られるので、中国の不動産がバカ高いらしいというのは以前から薄々感じていましたが、実際に現地の不動産屋の看板などを見ると実感がわきます。


不動産屋では呼子が立っていたので、不動産価格が貼った写真を撮ったりはできなかったのですが、景気よさそうなドデカイマンションの写真くらいは撮っておいてもよかったかなと思います。


さて、不動産価格が高い高いといっても、それには基準となる指標がいります。私が今回中国の不動産価格を高いと感じた理由は……。

ワープアの中国滞在記 その14

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中華民国時期の一元銀貨としては、もっともありふれている袁世凱をモチーフにしたものです。偽物も多く、中国のタオバオだと成分も本物に近づけたスーパーコピーが350元程度の値段で売られたりしています。


代表的な一元銀貨なので、一枚は持っておこうかと思ったのですが、ヤフオクで買うのには自信がなかったので、国内のコインショップでネット経由で買いました。写真のものは送料込みで9200円で買っています。


中華民国時期に流通していた銀貨は銀元といいます。銀元の価格相場は、中国切手と同じく低迷しているようです。自分の記録と見ると、中国切手と中国銀貨を合わせて、30万円近く買い込んでいます。普通に同額程度の株を買っておいたほうが良かったようにも思いますが、こういうものは文化的な香りがする上に、見て楽しめるという点もあります。


とりあえず、追加で買うことは止めておいて、20年後30年後の投資の結果を待とうかと思います。また、そのときまでブログが続いていたら、結果を報告できるかと思います。


さて、写真の袁世凱の一元銀貨なのですが、いろいろな種類があり、流通量はすごく多いです。なので、レアなものでなければ、市場の小さな日本よりも市場の大きな中国の方が数が出回っているため安く買えます。ただし、タオバオなどのネットで買えばの話です。


広州市で見つけたアンティークコインや記念切手のショップが集まっている骨董ビルのなかで見たそれらの値段はネットの相場よりもかなり高かったです。ネットで買うことのリスクを考えてもかなり高い。


結局、ここも本屋と同じで見学するだけだったのですが、実店舗のコストやネット上の価格競争での値下げを考えると、ほとんどありとあらゆるものがネットで買った方が安い時代になったのかなあと感じました。


昔に比べて、中国にいることのメリットを感じにくい時代になったとも思いました。今はもう日本のほうが結構いろんなものが安い。それに今回の中国訪問ではちょっとバブルっぽい雰囲気を感じました。


それを顕著に感じたのは不動産分野です。

ワープアの中国滞在記 その13

写真は取らなかったのですが、文革時期の記念切手や中華民国時期の銀元、いわゆるアンティークコインなどを取り扱っているショップが集まっているビルを広州市で見つけました。


こういうものは中国ではコレクションの対象になると同時に投資の対象にもなっています。私の場合は、下心丸出しの投資目的で多少持っています。

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1967年に発行された革命的な現代京劇、全9種です。文革の頃には切手収集はブルジョア的であるということで禁止されたので、密告が盛んだった当時、隠れて収集しようとした人々は少なかったため、現存するものが少なく、今では高額で売買されるようになっています。


記念切手は、未使用、使用済みのものなどのコンディションによって価格が大きく変わりますが、写真のような使用済みのコンディションの悪いものでも、揃いだと1万円は軽く超えます。


今中国の景気があまり良くないためか、文革切手のヤクオクでの取引価格は多少低迷しているように見えます。まあ投資としては実験的な試みのため、そんなにたくさんは買っていないので、もう完全に放置プレイで様子を見ることにします。


ところで、この記念切手のモチーフは、毛沢東と革命と京劇をごった煮した当時の世相を反映したものになっています。文化革命中には、伝統的な京劇はブルジョア的であるということで演じることができなかったため、劇の題材を革命思想的なものにしつつ、京劇のスタイルで演じたようです。


youtubeなどで現代京劇を検索しても結構ヒットします。完全な歴史の遺物かと思いきや、一部は現代でも演じられている演目もあるようです。関羽が出てくるような本当の京劇は字幕がないと何を言っているのかさっぱりわかりませんが、現代京劇は字幕無しでも結構分かります。


現代でも演じられているということは、何かおもしろいところがあるのかもしれず、時間があればじっくりと見てみたい気はします。


さて、中国の記念切手だけでなくて、中華民国時期のアンティークコインもいくつか持っています。

ワープアの中国滞在記 その12

今回の中国出張は週末が休みと散策の機会には恵まれていたのですが、前半は風邪でダウンしていて、また後半は仕事が忙しくなって休日出勤などをしていたので、結局市外には広州市に二度行けただけでした。


風邪を引いていた一度目の広州市訪問では大型書店に行って本を買っただけですぐに戻ってきたので、実質的には広州市を散策できたのは、一日だけでした。

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しかし、まあそれでもそれなりに収穫はありました。


地図を見て、この辺が中心部かなと当たりをつけていきました。実際に中心部だったかどうかは分かりませんが、ここにもユニクロなどもあって、結構にぎやかな感じでした。
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少し外れた通りで、中国古典関係の書籍を売っている専門書店を見つけました。自分の場合は、中国に来るとこんなところばかり探しています。

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中国でも田舎都市にいくと、こういう古典関係の文化的な香りがする書店はまずないのですが、さすが広州市は人口一千万都市だけあって、自分の関心とダイレクトに合う書店が見つかりました。


ただ中に入って書籍の値段を見るとどれも高い。近年アマゾンチャイナで買った本などは朧げながら値段を覚えていたので、店内の価格と見比べて見ましたが、総じてネットで買った値段のほうが安かったです。


つまり、「あんな本が出版されていたのか」と店内を見学するだけで、買い物はせずに帰りました。


このあとたまたま見つけたアンティークコインや記念切手の専門ショップが集まっていたビルでも似たような経験をしました。

ワープアの中国滞在記 その11

今回買ったプーアル茶は、実店舗ではなく、アマゾンチャイナでレビューを参考にして買いました。


ネット記事で、台湾の人が日本旅行する際に、ネット購入したものを滞在先のホテルに届けさせておいて、旅行中は買い物をショートカットして、その時間で観光するのが流行っているというのを読みました。


「へえー、へえー、へえー」と思ったので、今回自分も真似してみました。中国の滞在先のホテルで、小包を受け取っておいてくれることは確認したあとで、アマゾンチャイナでプーアル茶や書籍を買いました。


今回の出張中には、休日に広州市まで行って、大型書店で本を買う機会もありました。大型書店は手に本を取ってみれるという最大のメリットがあるのですが、割引はなく定価販売です。(中国は新刊でも何らかの割引があることが多いです)


書籍自体はアマゾンチャイナなら何らかの割引があるケースが多いので、価格自体はネットで買うほうが送料プラスでも安くなったようです。


「ネットで買うのが一番安い」というのは、どうも日本に限った話ではなさそうだというのを休日にいった広州市でも感じました。


次回は広州市散策についてです。

ワープアの中国滞在記 その10

前回述べたように、6年ぶりに訪れた中国では特に買いたいと思うものが見つからなかったのですが、二つだけ例外があります。


それは書籍とお茶です。


書籍については毎度のことなので、特に記すほどのこともないのですが、今回は広東語やベトナム語の学習書、工業系の専門書などを買いました。


お茶については、プーアル茶を買いました。


200g×5枚=1kgで598元。(1元=15.87円として9500円くらい)少し高めのもので、竹の葉か何かで包まれていて、日本に持ち帰って飲んでみましたが、結構おいしかったです。

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以前、邱永漢先生の本を読んでいて、プーアル茶が投資の対象になるとか書かれていて仰天したのですが、年代物のワインが投資の対象にもなるという話もあるくらいです。




熟成させればさせるほど味覚が変化するプーアル茶が投資の対象になるというのも、言われてみれば確かに納得のいく話です。


とは言え、今回買ったプーアル茶は投資というほどオーバーなものにはならないと思いますが、飲まずに保管しておいても価値が上がるかも知れないいうのは、結構おもしろい趣向だと思います。
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