カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2012年08月

節約のみが最高の副業であること その4

あなたがいま世間並み以上の収入があるのなら、まずあなたは倹約家ではありません。


と断言しても、ほとんどの人に対しては間違いないでしょう。


大体周囲の消費水準に引きずられるので、自分だけが倹約家たるのは難しいものです。


私が自分のことを倹約家だと思っていたのは、周囲の人たちと比べて相対的に「倹約」していただけであって、今から見るとありとあらゆるところで浪費していました。


魔法の言葉は、


「まあ、たいした金額ではないよね」


です。(←アホ)


自分の甘さのために、たいしたことない金額をどれだけ赤の他人にプレゼントし続けていたのかと思うと、空恐ろしくなります。


少額であろうと、たいしたことのないお金なんてこの世にあるわけありません。


もし収入の減少がなければ、いつまでもそれに気づかなかったというのが、さらに恐ろしい事実。


逆に自分が営業マンとなった場合、


「まあ、たいした金額ではないよね」


と思わせたら、搾取できます。


昔の私と同じように、あまりよく考えない人がほとんどですので、獲物はいくらでもいます。


さて、節約はこのブログのメインテーマの一つです。今後継続的に取り上げていきたいと思います。

節約のみが最高の副業であること その3

一番身近で簡単で確実に儲かる節約という収入源は、自らの資産を増やすだけでなく、ありとあらゆる業界の営業マンを死滅させるほどの破壊力があります。


しかし、同時にもっとも利益を出すのが難しいビジネスもまた節約です。


なぜなら節約にはもうこれ以上できないという限界はないからです。


乾ききったぞうきんのように見えてもまだまだ絞ることができる。


これに気づいたのは、詐欺と自身のミスによって転職するはめになり、収入が激減したあとのことでした。


それまでいかに会社の看板と力で給料をもらっていたか身にしみて分かりました。


給料をもらえるのはすべて会社のおかげ、自分の力では収入を増やせない以上、自然節約の方に注意が注がれるようになりました。


すると、それまで自分がいかに浪費をしていたかが白日の下にさらされてきました。


今となっては苦笑するしかない話ですが、それまで私は自分のことを「倹約家」だと思っていたのです。

カモネギFX 補足編 その3

自分と同じようなサイトがあるのだろうかと検索していて気づいたことがあるので書きます。


FX業者が賭博場への誘引の手段としてバラ撒く資金には、口座開設によるアフィリエイト報酬とキャッシュバック報酬の2種類があることはすでに述べました。


案件的にはアフィリエイト報酬の方がハードルが低く金額的にも高いことがほとんどで、キャッシュバック報酬は取引規模の要求も高く、金額的にも少ないものが多いです。


キャッシュバック案件をクリアしようと取引したら、完全に赤字になりそうなものもかなりあります。


それで気づいたのは、検索しても検索してもFX取引口座を開いてキャッシュバック報酬を得ましょうというサイトばかりでてくること。


つまり甘くておいしいアフィリエイト報酬の方は自分が得て、訪問者には辛くて厳しいキャッシュバック報酬の方をがんばって得てもらおうという寸法です。


知らない人はキャッシュバック報酬で喜ぶ人もいるのかもしれません。


ここにも情報格差ありです。


他人を当てにしないことです。


ちょっと調べるだけでもFXという賭博場では馬鹿にならない結構な金額の小銭がばら撒かれているのはすぐ分かります。


こんな業界は他にはありません。


ただ、みんなもっと金を稼いでやろうとヘロインでも吸ったかの状態になっているので、数千円単位のお金がまるで路上に落ちた10円玉のように放置されているのです。


くどいようですが、1年や2年では確かにたいした金額にはなりません。しかしこれを10年、20年、しかも周囲の人間まで巻き込んで行っていったら……。


すべての土台になるのは、利益の確実さであり、不確実な利益の大きさではないのです。


実はこの世でお金が儲かるパターンは2種類しかありません。


一つは誰にもできないことをやること。


もう一つは誰でもできることを誰にもできないようにやることです。

節約のみが最高の副業であること その2

節約こそが最高の副業である理由は、唯一この副業のみが非課税だからです。


「年収400万円なのにあなたは今年200万円もお金を残した。これは節約しすぎですね。200万円の10%を税金として収めてもらいます」


なんておとぎ話はありません。税金は収入に対してのみかせられ、節約して残したお金は完全な課税対象外です。


FXで出した30万円の利益も、節約して残した30万円も、現金の出入りを見れば、+30万円と全く変わりません。


ただしFXで出した利益の方には課税されます。


よく言われることですが、節約は単なる節約にとどまらず、収入源が一つ増えるのと同じことです。しかも唯一この収入源だけが無税。


本気でこの収入源を開拓されたら、ありとあらゆる営業マンが日干しになってしまいますので、彼らはかたくなにこの真実には触れようとしません。


そのさまは、悪徳訪問リフォーム業者が、まず第一に修理しないといけない屋根の雨漏りには全く触れずに、壁をリフォームしましょう、シロアリ駆除しましょうと、自分たちのやりたい工事だけを勧めてくるのに似ています。


彼らはみんなが新たな収入源としての節約の力に気づくのを恐れています。

節約のみが最高の副業であること その1

資産形成を阻害する浪費、賭博、詐欺、この三大要因を完全にブロックしない限り、穴の開いたバケツにせっせと水を汲んでいるようなものです。


裏を返せば、無駄な浪費をせず、賭博的な投資を行わず、詐欺に引っかからなければ、非常に少ない利益でも、時間の経過とともに雪だるま式に膨らんでいきます。


もっとも、単純に浪費しないだけでなく、節約までできるようになれば、利益の蓄積は加速します。


節約のみが最高の副業であることは真実ですが、この真実はほとんど語られません。


本当に節約されたのでは何も売りつけることができないですからね。


見ず知らずの第三者がささやきかけてくる副業は、間違いなく100%のガラクタばかりです。


彼らはあなたにガラクタを売りつけることによって利益を得ようとしているのです。


FXでものすごく儲かる?そんな馬鹿な。


そもそもあなた自身が赤の他人を億万長者にするためにボランティア活動したいと思いますか?


はやく目を覚まして下さい。


誰もができる一番身近で簡単で儲かる副業は節約です。


同時に一番難しい副業も節約です。

小室哲哉とジェシー・リバモア その2

何の接点もなさそうな天才音楽プロデューサー小室哲哉氏と世紀の相場師ジェシー・リバモアの共通点とは?


それは極度の浪費家であることと女癖の悪さです。


昔、youtubeで小室氏のバリの別荘兼音楽スタジオを紹介する動画を見たことがありますが、とんでもない広さで、使用人もたくさんいました。ものすごい維持費がかかっていたことでしょう。彼については調べれば調べるほど、いろんな浪費話が出てきます。


一方、ジェシー・リバモアの方も高級調度品に溢れた豪邸で幾度となく豪奢なパーティーを開いたりしています。
 

共通するのは「猛き人もついには滅びぬ」、いつまでもその状態を維持することはできなかったということです。


また、ともに数度の離婚を経験していますし、ジェシー・リバモアにいたっては浮気の類は数知れず、常に女性の影がちらついています。


浪費と女性は表裏一体の関係にあることも多いので、果たしてにわとりが先なのか卵が先かなのかは分かりません。


ただ、この女性問題も絡めた極度の浪費が、天才たちの後半生を台無しにしていったことは間違いありません。

小室哲哉とジェシー・リバモア その1

億万長者か自己破産か?


年率100パーセントで利益をだせるが、10年に一度すべてを失う可能性がある。


皆が持ち寄った金を分配する賭博場では、百戦錬磨のプロでもこのリスクが常に付きまといます。


これが賭博では安定した資産形成ができない理由です。


さて、資産形成を阻害する三大要因、最後の一つは浪費です。


浪費と聞いて今私の頭に思い浮かぶのは、小室哲哉氏です。


ウィキペディアを見ると、彼がやってきた数々の浪費話も出てきます。


別荘や車を買ったり、人にバラまく金があるんだったら、そのあぶく銭の何分の一かでも貸しビル購入にでも回していたら、今頃何にもしなくても左うちわで暮らせていたんじゃないだろうかと思うのは、傍観者のたわ言でしょうか?


最後には詐欺まがいの事件まで起こしてしまったのは記憶に新しいところです。


90年代あれだけヒット曲を生み出せた彼が突如作曲できなくなったのはなぜだろうか?


天才相場師と呼ばれたジェシー・リバモアが突如トレードに失敗するようになったのはなぜだろうか?


結局、人はいつか衰えるものなのかもしれません。


さて、小室哲哉氏とジェシー・リバモア、全く無関係に見える二人ですが、生活面で非常に似たところがあります。

天才相場師の最後 その2

ジェシー・リバモアは死の直前まで自身のトレード手法について語ることはありませんでした。


彼は秘密主義で誰にも自身のポジションを語らないのと同時に、第三者からの情報提供も判断の迷いを生むとして、徹底的に排除し続けました。


ひたすらツンドラ雪原をさまよう狼のごとく、常にたったひとりで市場に向かい続けたのです。


メルマガでトレードシグナルを配信したり、ブログで自身の成績を公開したり、あのトレードシステムがいいなんて推薦したりするといった類のことは一切やらなかったのです。


(一方、現代の常勝トレーダーの方々はそういうことをやるのがとても大好きなようですけどね)


孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library)孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library)
著者:ジェシー・ローリストン・リバモア
販売元:パンローリング
(2007-12-04)
販売元:Amazon.co.jp



死の直前に彼が残した唯一の著作です。


私は昔、この本をトレーディング書籍として読んでいましたが、今ではビジネス書として読んでいます。


彼は投機をビジネスとしてとらえ、明確な思想と厳格な規律を持って市場に臨みました。


よって、その思想と理論は様々な他のビジネスにも応用できるところがあります。


不思議なのは、これほど明確な理論を持って市場に望み輝かしい勝者となった彼が、最後には市場に打ち負かされてしまったことです。


1929年の大恐慌で莫大な富を築いたときと、それから約10年経った死の直前では一体何が変わってしまったのか?


一つ言えることは、彼は市場で勝てなくなるまでは、自身のトレード手法を記そうとは思わなかったということです。

天才相場師の最後 その1

「いよいよどうにもならない事態になった。何もかもがどん詰まりのところまで来た。これ以上頑張ることができない。もうだめだ」


これはウォール街のグレート・ベアと呼ばれた天才相場師、ジェシー・リバモアが63歳でピストル自殺したときに手帳に残されていた遺書の一部です。


世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
著者:リチャード スミッテン
販売元:角川書店
(2001-06)
販売元:Amazon.co.jp


 
邦訳で読めるジェシー・リバモアの生涯を描いた著作です。


栄光と破産を繰り返しながら、何度も不死鳥のごとく復活するリバモアの姿は、読む者の心を打ちます。


彼の関連書籍を読んで思うのは、彼のような天才トレーダーでも、最後には相場に打ち負かされるようになったという悲しい事実です。


王や長嶋も永遠に活躍することはできませんでした。


イチローや松井の引退するときも近づいています。


市場でしかお金を稼いだことがなかったリバモアは市場でお金を稼ぐことができなくなったときに自らの命を絶つことしかできなくなりました。


今は常勝トレーダーであっても、それが最後の日まで続くとは限りません。最後の日をリバモアと同じように迎えないための準備はできていますか?

宝くじよりもひどいFX その3

ポーカーをやり始めて20分たっても、まだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ。


とは世界一のお金持ち投資家ウォーレン・バフェットさんの言葉だそうです。


ああっ、この言葉をアフォだった昔の自分に教えてあげたい。


プロ雀士がひしめく世界最大の雀荘に入ってなお自分がカモであると気づかなかったアフォ。


でもそんなアフォだった私もカモを見つけることに成功し、カモネギFXトレーディングを生み出すことができました。


カモネギFXはFX業者をカモにしている?


いやいや、カモネギFXトレーダーとFX業者は表面上は敵対関係にあるようでいて、その実深いところではしっかりとした協力関係にあります。


カモネギFXトレーダーがカモにするのは、自分だけは相場で勝ち続けられると考える小金持ちで小利口な方たちです。


そういう人たちは毎年泡のように沸いてくるので、キリで揉むような薄利でも10年、20年と積み重ねていけば、バカにならない利益になります。


このブログの内容を馬鹿馬鹿しいと思った常勝トレーダーの方も、とりあえずお気に入りに登録しておいて、10年後、20年後にまた訪れてみましょう。


さて、そのときお互いがどうなっているか?

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