カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2012年10月

銀行が遠くなる日 その1

この世は純然たる格差社会です。


カジノで100億円すってもパパが株を売却して補填してもられる御曹司もいれば、中国の穴蔵のような家に生まれる子供も数え切れないほどいます。


子供は生まれてくる家を選べません。


不条理極まりない世界。


しかしその世界において、お金持ちも貧乏人も平等に与えられて、勝手に削ったりつけ足したりできないものがあります。


それは時間です。


格差社会をひっくり返す唯一の可能性が時間の使い方に秘められていると言っても決して過言ではありません。


いかに無駄な時間を削り、有効な時間を増やしていくか。


テーマは大きすぎるので、今回はほんのささいな時間の節約の話です。


さて、私が最も無駄な時間の使い方だと思うものが二つあります。


一つは通勤時間。


もう一つは銀行のATMで順番待ちしている時間。

クレジットカードのメリット その5

前回の記事のように無理に資金運用しなくても、クレジット決済によって支払いを遅らせられれば、手元資金が潤沢になります。企業の資金繰りがよくなるのと地味に似たような効果があります。


例えば、今月大きな買い物があったけれど、実際の支払いは来月末。給料の入金が来月10日にあるから、今の暴落局面でもう少し株式を買っても全く問題ない、といったふうに。


けっこういろいろと出費があったのに銀行口座のお金はあんまり減っていないなと感じるときがありますが、こういうふうに手元にお金がなるべく長く留まれば、地味にチャンスは広がります。


一ヶ月強の支払いの繰り延べ効果はかなり地味です。地味ではあるが、自動的に行われる以上それを積極的に利用しない手はありません。


さて、クレジットカードのポイント還元は誰もが注目する表のメリットです。カード決済によるキャッシュフローの潤沢化はあまり注目されない裏のメリットです。


さらにあまり注目されないもう一つのカード決済のメリットがあります。


それは時間の節約です。

クレジットカードのメリット その4

お金には金利がつきます。現状ゼロ金利に近いとは言えゼロではありません。だから支払わないといけないお金が長く手元にあればその分だけ得をします。


もっと言うと、お金はお金を生みます。


例えば今月カードで決済した4万円の引き落としが来月末にあるとします。


この4万円を実際に支払わないといけない来月末まで運用してみるとどうなるか?


4万円あればレバレッジ2倍程度で豪ドルを1000通貨買えます。毎日のスワップ金利を7円とすると、一ヶ月で210円。つまり、


「4万円の支払いを一ヶ月延ばすことができれば、その間に210円抜けるか」


という思惑が出てきます。


さらに、毎月4万円ほどクレジットカードで決済し続けると、毎月毎月4万円の支払いが繰り延べされていきます。


つまり、1ヶ月で210円だったスワップ金利は1年分貯まれば2,520円。10年貯まると……。


もっとも、豪ドルやスワップ金利すべて変動するので、これは机上の空論です。


ただ机上の空論ですが、手元に長く留められた支払金が上手に運用されたら、富を生むというのは事実です。


可能な限りクレジット決済することによって、わずか一ヶ月でも他人のお金を自分のために働かせましょう。


10年、20年と続ければ、小バカにはできない効果があるはずです。

クレジットカードのメリット その3

クレジットカードでの支払いは一括払いでも銀行口座からの引き落としは翌月末になります。つまり商品の購入やサービスの利用から一ヶ月強の期間、支払いを遅らせることができます。


「払わないといけないお金を払ってないのは借金しているみたいで嫌だなあ」


と昔は思っていたのですが、これはただの勘違いと貧乏根性でした。


何もしなくても支払いを一ヶ月強のあいだ遅らすことができるのが、カード決済のメリットの一つであると言われても、ちょっと分かりにくいかもしれません。


基本的に働いた翌月中には給料が支払われるサラリーマンをやっていると、あまり意識することないかもしれませんが、企業間の決済は納品から支払いまで3ヶ月4ヶ月、あるいは半年程度の猶予期間があるのが普通です。


資金繰りの問題だけでなく、「お金はお金を生む」、お金には金利がつくので、支払いをできるだけ遅らせてもらえるほうが得をします。(逆から見るとその相手方は損をします)


つまりカード決済によってわずか一ヶ月でも支払いを遅らせてもらえることは得なのです。しかも一々交渉せずとも自動的に。


自分が支払いを受けるときは一刻も早くもらい、逆に自分が支払わなければいけないときにはできるだけ遅らせてもらう。


企業であれ個人であれ、これが理想的なキャッシュフローの状態です。

クレジットカードのメリット その2

勘違い、習慣、妄想、これらは気づかないうちに人間の行動パターンを決定づけます。


私が長らくしていた勘違いとしては、私はずっと「クレジットカードで支払いができるものや場所はそれほど多くない」と思ってました。


実際は逆で、普段私がお金を支払う場合、クレジット払いができない店舗や商品のほうが少ないということに気づきました。


例えば、携帯電話料金なんかも意味もなく口座引き落としになってましたが、webサイトから一瞬でカード払いに変更できました。


これだけで毎月シャリンシャリンとポイントが自動的に還元されます。たった一度の設定で、カードの次の有効期限まで。


次に私が子供の頃から身につけた習慣としては、買い物をするときには現金で払うということがあります。


カードや電子マネーで支払うほうが、スムーズに支払いが終わるケースもあります。いまどき現金で払わないといけない理由なんて、あるわけありません。


最後に私が勝手に抱いていた妄想としては、「クレジットで支払うって、何かお金がない借金持ちの人みたい」というものがありました。


これはかなり馬鹿げた妄想で、店員の人は現金払いかクレジット払いかなんて少しも気にしているわけありません。事業主でもないただの店員さんには、そんなことどうでもいいことですよね。


とにかくこういう旧弊を廃して、クレジットカードを可能な限り使うべきだと私が考えるようになったのは、カード利用のメリットがポイント還元に止まらないからでもあります。


ではポイント還元以外のカード利用のメリットにはどういうことがあるのでしょうか?

クレジットカードのメリット その1

クレジットカードによるポイント還元は1%もあれば高いほうです。


この1%を高いとみるか低いとみるか。


さて、最近楽天edyを導入したのですが、edyへのチャージでポイントがつくクレジットカードもいくつかあるようです。


つまり、edyを使って自動販売機でジュース一本買っても、1%還元される。


1%のポイント還元、つまり1円です。


「ちりも積もれば山となるで、1円はバカにはできないよ」


「いくら節約が大事だって言ったって、1円では山にはならないよね。おおげさ」


いろいろ意見はあると思いますが、私の考えはこうです。


「例え1円でも自動的に還元されるのなら、利用したほうがいいんじゃない。オートマティックなんだから、全然手間かからないでしょ」


そう。クレジットカードの利用によるポイント還元の最大のメリットはそれが自動的に行われることにあります。


節約は確かに大事ですが、毎日毎日スーパーのチラシをチェックして安いものを買うというのは大変です。


この手の節約は節約のために自分の時間という貴重なコストを支払っています。


対してクレジットカードの利用によるポイント還元はただカードで支払うだけ。たとえ1円であってもこれを嫌がる理由があるはずありません。


100万円の消費に対しての1%ならば1万円。


今の銀行の金利を考えればやはり貴重です。

クレジットカードで損する人、得する人 その2

カード発行会社の主要な収益源は三つあります。


カード会員から徴収する会員費、加盟店で利用された額に応じて得られる加盟店手数料、それとリボ払いやキャッシング等から得られる金利収入です。


どれが一番主要な収益源かは言うまでもなく最後の金利収入です。


日本ではかなり多くの人たちがカード払いをするときにほぼ毎回一括払いを選択します。


ということは、極少数のリボ払いをしたり、キャッシングをする人たちが、カード会員が得られるポイントの費用を負担しているということになります。


つまり、クレジットカードを一括払いでしか使わず、どんどんポイントを貯めていけば得をする。


逆に分割払いやリボ払いにしたり、挙句の果てにはキャッシングをしてしまえば、損をするということになります。


私も以前は楽天カードとポイントのあまりつかない楽天銀行デビットカードを混在させていたことから分かるようにクレジットカードの節約効果についてはかなり軽視していたところがありました。


しかし、今では可能な限り支払いをクレジットカードで行うようにしています。


クレジットカードのポイント獲得による節約は、他の普通の節約にはないメリットがあるからです。

クレジットカードで損する人、得する人 その1

アフィリエイト報酬の高いカテゴリーが三つあるのは以前に書きました。


FX取引口座開設、保険関係、クレジットカード発行。


この三つです。さてこれらの業界には共通点があります。


それはどこも儲かっているんだけど、集客に苦労している業界ということです。


儲かってない業界は高額のアフィリエイト報酬を出すことができません。


儲かってるけれど集客に苦労していない業界は、経費の無駄遣いなので、高額のアフィリエイト報酬を出したりしません。


というわけで、儲かっているんだけど、集客に苦労している業界が高額のアフィリエイト報酬を出すことになります。


でもお金には必ず出所があります。高額のアフィリエイト報酬はそれを負担させられる人がいるから出すことができるのです。


FXや保険はこれまで記事に書いてきましたので、誰がその費用を負担しているのかは大体検討がつくかと思います。


ではクレジットカードの場合は誰が損をして、誰が得をしているのでしょうか?

素人でもできる逆張り投資法

歴史的な大儲けをした人はほぼ必ず逆張りをしてします。


暴落株を買うバフェットしかり、皆が投げ売った藩札を買い占めた安田財閥の祖、安田善次郎しかり。


つまりみんながやらないことをやったから、利益を独り占めできたわけです。


金も知恵も人脈もない、ないないづくしの素人でもできる逆張り投資法はないのかとずっと考えていました。


そして一つだけ素人でも実行できる逆張り投資法があることに気がつきました。


それは時間のレバレッジを使うことです。


誰もが一朝一夕にお金持ちになりたがります。そのためにはお金のレバレッジは当然使うし、人脈のレバレッジだって使えるだけ使う。


でも逆にみんなどうしても使いたくないものが時間のレバレッジ。


「おじいちゃんになるころにお金持ちになったって意味がない」


「今すぐお金持ちになりたい!絶対に待てない!」


金も知恵も人脈もない、ないないづくしの素人でもできる逆張りのチャンスがここにあります。


時間のレバレッジを使うのに才能も資産も必要ありません。


ただ必要なのは忍耐の二文字のみ。


ある意味一番使うのが難しいレバレッジかもしれません。

どの銘柄に投資するべきか?

多分あまり重要な問題ではありません。


分散投資してしまうので。


迷ったら日経225銘柄の中から、自分の好きな会社を適当にピックアップするくらいでいいと思います。


分散投資すると、長期的には個別の銘柄はいろいろな運命をたどることになるでしょう。全体さえよければ部分の成果には目をつむりましょう。


分散投資する理由はひとつだけです。


死なずに生き続けるためです。


死にさえしなければ、株式のリターンは天井無しだから、指数関数的にその経済価値を増大させ続ける企業が出てきて、死滅したり、ボロボロになった企業の損失を十分に埋めてくれるはずです。


もっとも、集中投資は魅惑的な声でささやきかけてきます。


「こっちのほうがリターンが爆発的だよ」


と。


またプロの前例もあります。例えばバフェットが数銘柄への集中投資で資産を築き上げたのは有名な話ですが、それは彼だからできた話です。


彼の伝記『スノーボール』を読むと分かりますが、彼は投資家というよりは完璧なビジネスマンです。


学生の頃からスモールビジネスを手がけていましたし、素人がスケベ根性で株を買うのとは違って、企業とそのビジネスの本質を見抜く目を持っています。


素人が彼のうわべだけを真似ようとするとただのサルまねで終わる可能性が高いです。


素人は一に分散、二にも分散で、時間のレバレッジを働かせましょう。大きな選択さえ間違わなければ、細部ではさほど正確でなくてもいいのです。

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