カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2012年10月

円高のうちに何に投資するべきか? その2

円高による日本企業の外国企業への積極的買収が続いています。


私たちが「なんか日本株安いな」と感じるのと同じように日本企業の目からは「最近、外国企業の値段が妙に安くない?」と感じるようになっています。


ソフトバンクが米スプリントを買収するというニュースが先日ありましたが、これはその最たるもの。もし成功すればこれほど円高のメリットを受けられる案件もありません。


円高のいま買収し、円安に振れる頃にスプリントの業績も回復していたら、二重の効果でソフトバンクの株価は一体どうなるのか?


毀誉褒貶いろいろありますが、孫正義氏は稀代の経営者です。ソフトバンクの決算説明会だけはおもしろいのでときどき見ています。


プロの集中投資、素人の分散投資ということで、私は一点張りの投資は絶対にやりませんが、ソフトバンクはポートフォリオの中に入ってます。


ソフトバンクはITバブルの頃とはほとんど別次元の会社に既になっています。今回の買収案のニュースがもれたときに瞬間的に暴落しましたが、こういうときは買いのチャンスです。


外国企業への投資は日本企業にまかせておけば大丈夫です。彼らは彼らで生き残るための戦略を必死で練っています。


我々は鵜を操る鵜飼のように日本企業の株をしっかりと握っていましょう。

円高のうちに何に投資するべきか? その1

いつまでもあると思うな円高。


空前絶後の円高が続いていますが、いつか円安に振れるときがきます。


その前に何に投資するべきでしょうか?


私はシンプルに日本株に投資するだけで十分だと思います。


「円高だから外国企業の株が安く買えるんじゃないの?」


不正確な表現です。円高で安く買えるのは海を越えた遠くの外国企業の株式だけではありません。


円高ゆえにもっと身近な日本企業の株が安く買えるのです。


業績好調でPER一桁とか配当利回り4~5%とかの優良大型銘柄が日本市場では今ゴロゴロあります。


一見奇妙なようで少しも変ではありません。何故か?


いま日本株の外国人持ち株比率は25%前後くらいあるようですが、つまり日本企業の株式の四分の一は外国人が所有しています。


この外国人にとって、日本企業の株式は円高のためそれほど安くは感じられません。


日本株が妙に割安なのはここに原因があります。


円高ゆえに国内勢の私たちだけが日本株を割安で購入できるのです。


手数料、税金、手間などを考慮すれば、円高の今買うべきは外国企業の株式ではなく、日本企業の株式です。


外国企業の株式を買うのは日本企業にまかせておけばいいのです。

節約の効果を台無しにするもの

例えば100万円の幸運を呼び寄せる霊験あらたかなツボ。


もちろん例えばの話で、こんなもの持っている人はまずいないでしょう。(いたらごめんなさい)


でも程度が違えば、グレーな営業手法で売られている商品は山ほどあります。


私が大学生のときにひっかかった英会話教室はもう既に記憶に定かではありませんが、三年間で数十万円支払う契約のものでした。


三年間で数万円くらいならともかく、数十万円節約しようと思ったら、かなり切り詰めて不自由な生活を余儀なくされます。


逆から見ると、訪問販売ひとつ撃退するだけで、節約生活の何倍もの効果があるということです。


営業員が介在する商品は要注意です。一つには営業力がないと売れないガラクタであること。もう一つには営業員の経費が商品にのせられて割高になること。


どちらにせよ私たちにとって良い商品ではありません。


また折込チラシ、雑誌広告、インターネット広告すべて注意が必要です。詐欺的商品は必ず遠方のカモをターゲットにします。なぜなら引っかかる人間は極少数ですので、商圏を広げないとまず売れないからです。


あなたの過去を振り返ってみて、「うまくやられてしまった」と今なら思い当たる商品は何かありませんか?


大切なのは二度同じ過ちを繰り返さないことです。そうすれば、最初の失敗は授業料として十分価値があったということになります。

詐欺師のセールス手法

駆け足で『影響力の武器』の内容をまとめてみましたが、まだまだほんのごく一部です。今後折りをみて追加していきます。


さて、今回取り上げた内容を元にすると、具体的にどういう風なセールス手法が展開されるのでしょうか?


おそらくこんな感じになります。


無料や格安で良い商品をもらってしまい、詐欺師に対して無意識のうちに恩義を感じるようになる。(報恩の法則)


何度かそれが繰り返されるうちに、最初あった詐欺師に対する不信感がどんどん柔らいでいく。(慣性の法則)


おまけに彼の話はとても面白く、好感の持てる人物である。(好意の法則)


そうこうするうちに、超高額の商品を勧められて、少し不安になるが、購入者の絶賛の声をいくつも聞かされて、欲しくなってくる。(社会的証明の法則)


その商品が期間限定、数量限定のものであると聞かされて、いてもたってもいられなくなってくる。(希少性の法則)


最後には、著名人の推薦まであることに安心して、とうとう買ってしまう。(権威の法則)


とまあ、こんな感じでしょうか。ここでは6個のトラップがしかけられていますが、どれも人間の行動本能に基づいたものですので、これだけ多層的にしかけられてくると、素人が逃げ切るのはなかなか難しいです。


でも一つだけ効果的な魔法の言葉があります。この言葉を羅針盤としてしっかりと心に刻んでおけば、一見複雑に見えるトラップを単純化することができます。


その言葉とは?


「この世にうまい話があるわけがない」

悪用される権威者たち

ナポレオン・ヒルは『思考は現実化する』(Think and Grow Rich)の著作などで有名です。鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの依頼に従って、数百名の成功者へのインタビューを行い、彼らに共通する成功哲学を体系化しました。


二人の出会いのエピソードとして有名な話があります。


インタビューを終えたナポレオン・ヒルにカーネギーは提案をします。


「私が今まで話した成功哲学を20年間の期間をかけて体系化してくれないか?まずは500名程度の成功者を私が君に紹介する。ただし一つ条件がある。私は君に報酬は全く支払わない。どうだろうか?」


と。


報酬は無いというところに一瞬ナポレオン・ヒルはたじろぎましたが、これはビックチャンスだと思い、「やらせてください」と即答します。


その間29秒。


あとで、カーネギーがナポレオン・ヒルに明かしたのですが、このとき彼はストップウォッチで時間を計っており、もし返答に1分以上かかっていたら、彼からの提案ではあるけれども、断ろうと思っていたそうです。


さて、この話と英会話教室がどうつながるのでしょうか?


ちょっと関連性は全く見えません。


ところが、勧誘のおねーさんの言うところによると、ナポレオン・ヒルは即断即決で行動したから、ビックチャンスをものにすることができた。だから


「あなたも今すぐ決断しないとダメ!」


ということになるそうです。英会話教室に入って数十万のローンを組まされることがビックチャンスとは思えないのですが、カラクリ人形にこういう知恵をつけた人間がいることに今では感心します。


ちなみにナポレポン・ヒルとアンドリュー・カーネギーの生前のつながりについても明確な資料は残っておらず、ヒルがカーネギーを自身の権威化のために利用したという説もあるそうです。まさに死人に口なしといったところでしょうか?


何はともあれ、権威者は自分の知らないところで勝手に悪用されがちなものです。

訪問販売員がハンコつくまで帰らない理由

それは城壁を攻めたてて落城寸前のところまでいったとしても、一度帰ってしまったら、振り出しに戻るからです。


守備側の兵士たちの体力と傷は回復し、城壁も再度補修されてしまう。


「考えておきます」


なんて言われて素直に帰って、連絡の来たためしなどあるわけない。ぐらついている今このときが最大かつ最後のチャンス。ゆえに最初の訪問で私たちがハンコをつくまで粘りに粘り続けます。


さて、英会話教室といえば、ひと昔前にNOVAの経営破綻なんかがありました。


英会話教室全般、高額の複数回数のチケットを買わされたが解約できないと社会問題にもなりました。


(現在はどうも解約できるようですが)


さて、世間知らずでウブな大学生を狙った英会話教室の勧誘に私もハメられてしまいました。


ローンを組んだのは後にも先にもあのときが最後です。


とはいえ、私はそれでもがんばって200レッスンの半分以上を消化したのですが、ほんの数回しか教室で見ない生徒はかなり多かったです。


つまりかなり多くの学生が数十万のローンを抱え込んだだけで利用していないという状況だったと思います。


そもそも、生徒がみんなまともに受講したら、教室に人が溢れかえって大変なことになる、今から思えば笑ってしまうような英会話教室でした。


そして、勧誘のおねーさんのセールストークはキテレツそのものでしたが、まあよくこんな知恵をつけた人間がいたものだと、今思い返すと感心します。

権威の落とし穴 その2

詐欺師が権威者の権威を取り込む一番直接的な方法は、お金を払って権威者から推薦をもらうことです。


ただこの方法は胡散臭い詐欺師や小物の詐欺師は使うことができません。


次善の策としてよく使われている方法は、断片的に権威者の思想や言葉を借用することです。


昔、ネットワークビジネスに取り込まれそうになった知人の目を覚ますため、組織のリーダー格の女性のプレゼンを聞いたことがあります。


プレゼン中、彼女はロバート・キヨサキの著作『金持ち父さん』の話を持ち出しました。


「○○さんは『金持ち父さん』という本を読んだことがありますか?」


「ええ、ありますけど……」


「さすが、よく勉強されてますね。……(中略)これからは労働収入に頼るのではなく、権利収入を得なければいけません……」


と。


(もっとも、ネットワークビジネスのビジネスモデル自体、焼畑農業的で権利収入とはほど遠いと私は思うのですが……)


ベストセラーで全世界で絶賛された著作の思想を引用することによって、彼女は自分の正しさをより強固にしようとしたのです。


断片的な借用は断片的であるがため、注意していないと詐欺師の言ってることがとても理にかなっているように感じてしまいます。


思想や言葉は解釈によってどのようにでも変化するということを忘れてはいけません。


もう一例、私が大学生のときに英会話教室の勧誘で使われた手口を紹介しましょう。

権威の落とし穴 その1

自分の手が届かない権威に人々は屈服します。


東大卒、起業家、経済学者、芸能人etc……


当たり前のたいしたことない言葉でも一度彼らの口から発せられるだけで、私たちにとって普通とは違う重みを持ちます。


権威の落とし穴はいくつかあります。まずそもそも権威者の経験や言葉は、すべての人々に一般化して当てはめることができるものではないということです。


例えば成功した起業家なんて、家庭環境から努力からすべて凡人とは次元が異なっていますが、その表面的な面だけを真似ても、ただのサル真似で終わります。


話す方も聞く方もともにその本質的な格差に気づいてないことが多々あります。お互いの勘違いは永遠に埋まりません。


もう一つの落とし穴は、権威者は権威でありながら、簡単にお金で篭絡される人たちがいることです。


各種企業の広告塔に芸能人が使われるのは日常茶飯事ですが、別に彼らはその商品なり企業なりが好きで利用しているわけではありません。ビジネスのオファーを受けて仕事としてやっているだけです。


ただ見るほうではなぜかその芸能人に寄せる好感度と商品および企業を混同してしまいます。


これは権威の移転が行われているのです。


詐欺師はありとあらゆる手段を使って、権威者の権威を自分に取り込もうとします。

詐欺師の友達は詐欺師であること

私、学生時代の専門は中国の古典文献でした。日本の大学だと、中国史、中国文学、中国哲学なんていうのが、学問分野のカテゴリーになります。この中の一つで学びました。


日本の大学だけでなく、中国に留学してまで勉強したのですが、仕事や収入という面から考えると、結局何の役にも立ってません。


キャッシュフローは大赤字です。


投資計画として見れば、奇跡的に借金こそ残らなかっただけで、大失敗です。


非常に空しいので中国古典の薀蓄をブログでときどきぶちまけていきたいと思います。


さて第一弾は占いの書『周易』からの言葉です。


「物は群を以って分かる」


とはどういう意味か?これはすべてのものは同類同士が集まって分かれて一つのグループとなるということを表しています。


つまり、お金持ちはお金持ちと親しくなり、貧乏人は貧乏人と相憐れむ。


天才は天才を理解し、変態は変態を呼ぶ。


この思想から見ると、詐欺師の友達はやはり詐欺師です。


親しく付き合っている人間を見れば、その人の正体も自ずから明らかになります。


詐欺師たちの輪から遠ざかりましょう。

あなたが好きです

ふた昔くらい前「I love you」というタイトルのウイルスメールがはやったことがありました。怪しくても「好きだ」と言われると、無視できない人間の習性を巧みに利用したトラップでした。


人はみな自分への好意にとても弱いという習性を持っています。


詐欺師はこの人々の好意への耐性のなさを利用します。見ず知らずのセールスマンに言いようもない好意を感じ始めたら要注意です。


その好意は売り込みを成功させるために演出された感情である可能性があります。


好意を起こさせる方法はいくつかありますが、今回は同類の法則について取り上げたいと思います。


人はみな自分に似た人間に好意と安心感を感じます。道を尋ねるときにチンピラ風の人とサラリーマン風の人がいたら、チンピラ風の人に道を尋ねる人は少数派でしょう。


人々は日常生活の様々な場面で、仲間とそれ以外の人々の区分けを半無意識のうちに行っています。


仲間の言うことは安心だ。


多くの場合、このような判断は良い結果をもたらすのですが、詐欺師はこの法則を悪用して、作為的にあなたと同化し、好意と親近感を引き出すことができます。


詐欺師は超一流の営業マンでもあります。彼の話に釣り込まれ、好意と親近感を感じ始めたら、「彼は私にとって赤の他人だ」と気を引き締めましょう。


詐欺師は必ず遠くからやってきます。


遠くの人間を騙して逃げるのは簡単だからです。

最新コメント
バナーエリア

脂硯斎書房