カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2013年01月

砂糖に群がるアリたち その3

中国には高級官僚の登用試験として科挙が長く存在し続けました。


宋の第3代皇帝真宗は、「勉強すれば、おのずから富も、豪邸も、身分も、美女もすべて手にはいる。立身出世の志をいだくものはひたすら勉強をしなさい」と述べて学問を奨励しました。


真宗の本当の意図は、富や豪邸や美女を高級官僚たちに与えてやることではなかったと思いますし、実際科挙の成立当初というのは、すばらしい政治家や文人を続々と輩出しました。


しかし制度というものは長く続くとどうしても弊害が出てくるものです。


科挙の難易度はどんどん上がるとともに重箱の隅をつつくような問題が増えていきました。科挙の参加者数とそのレベルがどんどん上がっていったため、そうしないと合格者をふるいにかけられなくなっていったのです。


年々増加していく砂糖に群がるアリたち。


思うに日本を代表するような優良企業も設立当初は熱意と志ある人材が集まっていたはずです。


自分の能力を120%発揮し、世界を驚かせるような仕事がしたいと、まだ無名の新興企業に集結した若者たちの頭には待遇のことなどさして重要な問題ではありませんでした。


ホンダの二代目社長になる河島喜好氏は、「まだ大卒出の人に払うような給料をうちではだせない」という本田宗一郎に「それでもいいですから」と言って、入社します。


就職難のさなか、浜松では有名な技術者のもとでエンジニアとしての仕事ができるのなら、それで十分だと。


しかし企業というものは長く続くとどうしても砂糖に群がるアリたちを呼び寄せるようになるものです。


離職率や30歳時点での平均年収を調べたり、合コンでもてそうだ、友人や親戚に自慢できそうだなんて理由で就職先を天秤にかける。


内実はこんなアリたちで水ぶくれしている「優良企業」に投資しても大きなリターンが得られるとは思えません。

砂糖に群がるアリたち その2

トヨタの本社ビルがボロいというのは私も知っているくらい有名なうわさで、ためしにちょっと検索してみると、1960年から2005年まで本社だったビルの写真が載ったブログを見つけることができました。


どっかの古い大学の校舎みたいです。とても日本を代表する超優良企業の本社ビルとは思えません。


さすがに今は別に本館のビルがあるそうですが、ゴージャスな宮殿を作ろうしたのではなく、本当に建て増しの需要によるものだろうことは分かります。


一方、最近株価の下落の激しいアップルは、宇宙船のような新社屋を建築中です。


果たして新社屋の完成する2016年まで今の業績を維持できるでしょうか?いずれにしてもアップルは世界のエクセレントカンパニーに留まるとは思いますが、今の勢いを維持するのは難しいように感じます。


歴史に目を転じれば、秦の始皇帝は自分の王朝がいつまでも続くものと思い、自ら「始まりの皇帝」を名乗りましたが、わずか15年で崩壊し、贅沢を尽くした阿房宮は項羽によって跡形もなく焼き払われました。


徳川家康は豊臣秀頼を大阪城から必死で引き剥がそうとしました。難攻不落の大阪城にいる限り、野心ある者は皆甘い言葉を投げかけてくるからです。


とかくゴージャスな宮殿というのものは、砂糖に群がるアリたちを呼び寄せる危険な目印になります。


またこれを明確に理解している人たちもいました。


漢王朝の成立に最も功績のあった功臣の蕭何は、わざと辺鄙な場所を選んで、質素な家屋しか持ちませんでした。


「もし私の子孫が賢明であれば、私の倹約を学ぶであろうし、逆に愚かであっても、強者に奪われることはないであろう」


と。

砂糖に群がるアリたち その1

JALが株式を上場させました。


なぜこんなに早く再建できたのかというと、借金を棒引きにしてもらえたとか、採算の低いラインから撤退できたとか、いろいろな理由があるとはあると思いますが、一番の要因は砂糖に群がるアリたちを削除できたからです。


つまりリストラです。


国家や王朝というのは最大規模の企業と言えて、利権の巣窟です。


中国歴代王朝の場合だと、まず創業者とその功臣の一族が国家に根を下ろします。するとそのコネを頼って、そのまた親戚たちがどんどん国家に寄生し始めます。


次には高級官僚たちが各地方の名士の推薦を得たり、厳しい選抜試験を通過して、高給取りの官僚になります。すると、その高級官僚の親戚や関係者たちがそのコネを使って、また国家に寄生し始めます。


さらには創業者の後宮なんて素朴なものですが、2代目、3代目となると創業者の苦労を知らず平和の中で色ボケし始めて、どんどん妻妾の数が増えていきます。


すると、その妻妾の一族が国家に寄生し始めます。それだけでなくその妻妾に仕える女官の一族までも国家にうまく取り入ろうと……


こうなるともう坂を転がり始めた雪だるまのごとく、歳出の増加は誰も止められなくなります。


一方、能力と収入の不均衡はかつてないほど高まり、在野に恐ろしいまでの才能を持った人物が充満するようになり、アリの巣窟をひっくり返してしまいます。


こうして清廉で新しい理想に燃える新王朝が生まれます。


中国史の大略を見ると、この繰り返しです。

中国歴代王朝の滅び方

大体どの王朝も似通っています。


成立当初、素朴で人員も少なかった官僚組織は時間の経過とともにどんどん肥大化していきます。さらには登用のための推薦や試験の競争率はありえないほどに激化していきます。


一方、最初は数えられるくらいしかいなかった後宮の女官の数もわけの分からないままどんどん増えていきます。


おまけに掘っ立て小屋のようだった宮殿はみるみるうちにゴージャスになり、衣装もとんでもなくきらびやかになっていきます。


へつらい者やゴマすり君が幅を利かせるようになり、大切な情報はあちこちで遮断されて、真実が皇帝にまで届かなくなります。


そうこうするうちに地方に反乱が起こるも、宮廷の中ではわれ関せずに権力争いにいそしみます。


最後には日ごろ馬鹿にしていた異民族の英雄や土民の中の天才に滅ぼされてしまいます。


最近は大企業が倒産するということはあまりありませんが、国が滅びるときも大企業が衰退するときも大体似通った道筋を通っているように思います。


上記と似たような現象が見えたら要注意です。


外見はきらびやかに見えても、投資したり、入社したりする価値のない企業です。

つまらない中国の国営企業、顔のない日本の大企業

中国はもともと共産主義の国家でしたので、主要な産業はすべて国が牛耳っていました。


共産主義のお面を被った資本主義社会に移行した今もその影響は色濃く残っていて、どういうところにそれが見られるかといういうと、国営企業にそれが見られます。


民間企業に対して、国営企業は資本、人材、技術、あらゆる面で圧倒的に優位な立場にあります。


中国株を買うのなら、前身が国営企業で業界トップクラスの企業の株式を買っておけばかなり安全です。


学生だって、待遇の良くて安定している国営企業を目指して就職活動します。


まあ、でもつまんないですよね。


なんかいろんな面で日本の大企業を取り巻く環境と被るというか。


日本株を買うのなら、歴史ある大企業で業界トップクラスの企業の株式を買っておけばかなり安全です。


学生だって、待遇の良くて安定している大企業を目指して就職活動します。


あらっ、全く同じ文章だ。


申し訳ないけれど、今の三菱商事やホンダの社長が誰か私は全く知りません。もちろん岩崎弥太郎や本田宗一郎は知ってます。


つまらない中国の国営企業や顔のない日本の大企業の株式を買えば、枕を高くして寝られるだけでなく、多分安定したリターンをもたらしてくれるでしょう。


まあ、でもロマンは少しも感じないですよね。

ビジネスで失敗する人の10の法則

ビジネスで失敗する人の10の法則ビジネスで失敗する人の10の法則
著者:ドナルド R キーオ
販売元:日本経済新聞出版社
(2009-04-21)
販売元:Amazon.co.jp


コカコーラの元社長ドナルド・R・キーオの著作です。


あのウォーレン・バフェットが序文を書いていて、その中で「もし立候補すれば大統領にもなれたであろう人物だ」とまで語ったのがドナルド・R・キーオです。


タイトルこそ「ビジネスで失敗する人の10の法則」となっていますが、これを「投資で失敗する人の10の法則」と変えてもあまり違和感のないくらい良い書籍です。


突き詰めてみると、投資もビジネスの一種であるといえるからかもしれません。


本書の内容からすると、投資で失敗する人がもっとも犯しがちな失敗はリスクを取るのをやめることです。


「この投資で十分だ、確実なリターンがあるのだから。それでも銀行に貯金している人に比べれば十分すぎる成果だ」


警戒しすぎる人は、ほとんど何も達成できません。


また、生活が豊かで快適になり、年齢が高くなるほど、この誘惑に負けやすくなります。


「これまで苦労の連続だった。心配して夜も眠れないことが多かった。そろそろ、心配するのは誰かに任せよう。いまのままのリターンで満足だ」


投資に不可欠なのは、現状に安住できない感覚です。ものごとはもっとよくなっているべきだという感覚、いま行動しなければ将来が危ういという感覚、さらにはせっかくの機会を逃してしまうという感覚です。


さて上記の文章は書籍から部分的にトレースしてます。


続きは書籍の中でゆっくりお読み下さい。

ドルコスト平均手動積み立て

SBI FXトレードの口座で豪ドルとランドのドルコスト平均法による積立を毎月しています。


当たり前ですが、投信の自動積み立てのような設定はできないので、毎月電卓片手にレバレッジ2倍になるように計算しながら積み立ててます。


手動積み立てです。


面倒くさいのですが、これを逆手にとって少し遊び心を出した積立を行っています。


それは毎月積み立てるのですが、どの日に積み立てるかは自分の裁量で決定するというものです。


「あっ、なんかちょっと安そう」


と思ったタイミングがきたら積み立てる。


損きりのないスイングトレードをやってるような気分です。


今のところそこそこうまくいってます。


別に失敗しても毎月積み立てるという計画通りなので、損した気分にはなりません。


これで上がるリターンはほんのわずかかもしれませんが、10年20年と続くとどうなるのか興味深いです。


もっとも毎月決まった日に積み立てる場合とリターン比較ができないので、結果は神のみぞ知るといったところです。


でもいろんな地味な努力は常に行ってます。

JOJOの奇妙な冒険風資産形成術 その7

現金三億円を手に入れて、高配当銘柄を死ぬほど買える日も、現金一億円を担保にアパート一棟を手に入れられる日も永遠にやってはこないからです。


60歳、70歳になったときも、いや死ぬ前日の最後の日まで同じことを妄想していることでしょう。


自分が持ってないものに視点が定まるようになると、何もしなくなります。


「宝くじにあたらないから俺の人生は変わらないんだ」


という日常が当たり前の風景になるからです。


人生最後の日まで宝くじに当たるのを待ち続けますか?


一方、ブログは誰でもタダで持てる不動産です。


もっともブログはメディアセンターの一種なので、不動産どころではないいろいろな機能があります。


私たちがコンテンツを増やせば増やすほど、漫画のスタンドよろしく、いろいろな能力を発揮するようになります。


このブログで以前紹介した書籍『インデックスファンドの時代』の201ページにとても良い言葉が載っています。


「あなたの持っているもので、あなたの今いるところで、あなたの持っているものを使って、あなたのできることをしなさい」


と。


お金がないから資産を持てないという人は、「宝くじに当たらないから私はお金持ちになれない」と言う人と同じです。


今すぐブログを育て始めますか?


それとも、やっぱり宝くじに当たるのを待ち続ける日々を送りますか?

JOJOの奇妙な冒険風資産形成術 その6

ところで、


「今現金で三億円持っていたら、高配当銘柄を死ぬほど買って、3%の配当収入が入ってくるようにして、それだけで働かなくても、生活していけるのになあ」


とか、


「今現金で一億円持っていたら、それでアパート一棟買って、賃貸収入だけで食っていける。セミリタイヤして毎日好きなことして暮らしていけるのになあ」


とか、妄想したことはありませんか?


正直言って、私はあります。


しかしこういうことを考えると、人生は終わります。


なぜか?

JOJOの奇妙な冒険風資産形成術 その5

「このブログには私の好きな子猫ちゃんの話は出てこないのね。もっと他のブログに行ってみよう」


「FXブログとかいってるけど、FXの記事なんてほとんどないじゃん。それに変なことグダグダ書いててつまんねーな。もっとほかのブログを見てみよう」


などなど。


去っていった人は投資や節約に関心がない人、もしくは関心があっても、自分とは違う戦略やプランを持っている人です。


記事を書けば書くほど、どんどんフィルタリングされて絞られていきます。


こうして、最後まで残った読者がスタンド使いです!


いや、違うか(笑)


ともかく、自分の知識や経験には限界がありますが、日本中の人が持っている知識や経験はほぼ限界がありません。このブログを見ても


「素人が馬鹿なこと書いてるなあ」


と冷笑して去っていく人ばかりではありません。


今回の塩蔵様のように自分の過ちを指摘したり、新しい知識を与えてくれる優しいお方も中には出てきます。


自分に必要な知識や経験を日本中から集める、ブログにはそういう機能があります。それを自分でインストールしていけるのです。

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