カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2013年04月

私がデイトレをやりたい理由 その1

今の株式ポートフォリオがほぼ完成した2月以降は、デイトレの研究にかなり時間を割いています。


2009年に退場したときには、こんな先物取引で利益が出せるなんて考えたのは頭がおかしかったと思いましたが、どうもそう一概に言えたものではないのではないかと今は感じています。


マーケットは別に私に損をさせようと日々変動しているのではなく、勝手に私の方で損するような行動をとっているだけではないかと。


実際、昨年はランドの長期ホールドで微益が出て、先月は確定申告しにいきました。(清算型ロールオーバー制を敷いているSBI証券での強制決済分の利益です)


株式はずっと特定口座源泉徴収ありでやってきたので、確定申告自体初めてでした。


ただ、FXやはりほとんどの人が損失を出しているようです。税務署で申告を手伝ってくれた税理士の方が言ってました。


「いやあ、お若いのに立派ですね。ほとんどの人は損失の繰り延べにやってきますよ。利益の申告に来る人なんてほとんどみたことがありません」


もうおっさんで別に若くはないし、確定申告しないといけない程度の微益なのですが、税理士さんの言葉からは、小金を持った初老の方がまとまった金額を損しているというイメージが思い浮かびます。


もっとも利益を出している人が少ないというのは、私の住んでいる地域が田舎というのものあるかもしれません。


あと確定申告は税理士の方が手伝ってくれて本当に簡単に終わったのですが、こんなに簡単ならもっと早くから確定申告をしていたらよかったと思いました。


株式で損失が出たときとかは意気消沈していて、損失の繰り延べのための確定申告などいちいちする気にならなかったのですが、きちんと確定申告しておけば、全く税金を払わなくてもよい年も結構あったのだと改めて思いました。もったいなすぎます。


さて「FXの損失をFXで埋める必要はない」と考えて為替市場から撤退したのですが、思いかけずまたFXの世界に戻ってきて、デイトレを研究しています。


デイトレに入れ込む理由はあります。

自動膨張する資産

自動膨張という点が極めて重要です。


ボケて頭がおかしくなっても勝手に増え続ける。


ろれつがまわらなくなっても配当金が振り込まれ続ける。


オムツをしないといけないようになっても、まだ株式分割され続ける。


心も体も頭もすべて衰えたとしても、資産のほうは自らの意思とは無関係に増え続ける。


天才相場師ジェシー・リバモアの最後を知ると、自動膨張がいかに大切かがよく分かります。


あれほどの天才相場師でも衰えてしまうときがくる。


まして凡人においては何をか言わんや。


底値で買って、天井で売る。


一点集中投資で資産倍増。


こういう投資法を否定する気はありませんが、私はもうやる気はありません。


株高で少々世間も騒がしくなってきましたが、終身ポートフォリオを眺めながら、「今完全に手放しても自動成長を続けるだろうか」と思う日々です。


自動膨張する限り、複利の魔力は働き、今は脆弱な資産でもいつの日か私自身よりも遥かに強大な力を持つようになります。


その日までじっくりと待てばいいのであって、他人が短期間でいくら口座残高を増やしたかなどはどうでもいいのです。

ビジョナリーカンパニーへの投資 その2




ビジョナリーカンパニーを扱ったシリーズ本は何冊か出版されていますが、この第2冊目が一番おもしろいと思います。


あまり注目されないただの優良企業の一つだった会社が超優良企業へ飛躍するにはどのような変化が内部で起こっていたのかを調査しています。


飛躍する前に株式を購入していたら、とんでもないリターンが見込めます。


最近だとガンホー・オンライン・エンターテイメントを昨年までに買っていたら……、みたいな話です。


まあ絵に描いた餅ですが。


さて、ビジョナリーカンパニーの第一冊目ではソニーがそれに当たる超優良企業として取り上げられていました。


書籍が描かれた時代背景もあるのでしょうが、近年のソニーは業績不調です。


では日本にもジム・コリンズが言うようなビジョナリーカンパニーはあるのでしょうか?


個人的にはソフトバンクがそれに当たると思っています。孫氏は300年成長し続ける企業のDNAを設計すると言っていますので、そういう言葉すら思いつかないサラリーマン社長とは発想の次元が違います。


一方、日経平均株価の上昇を牽引するファーストリテイリングは少し危ういと感じています。


ここは後継者を外部から招聘しようとして、ことごとく失敗しています。ビジョナリーカンパニーの経営陣はほぼすべて内部昇格です。

はじまりのおわり その2

「なぜ株で損した記憶ばかり刷り込まれるのか?」


ということについてですが、これはやはり株式の売買の敷居がこれまでずっと高かったからではないかと思います。


投資金額の面でも売買手数料の面でも。


高い参入障壁をわざわざ乗り越えていくということは、勢い一攫千金を狙った投機的な売買になったり、あるいはバブルの狂騒に駆られて天井圏での売買に乗り込んでしまうケースが多かったのではないでしょうか?


一方、結婚したときに買った、子供が生まれたときに買った株式を何十年も持ち続けるとかいう話は事例としては数多くあったと思いますが、全体としてはかなり少数派になってしまう。


株式自体は参入者の思惑に関係なく上下動を繰り返しながら上昇していくとしても、多数派がどういう経験をしたかによって、世間に広まる話は決まってしまいます。


さて、ここ十数年のインターネットの普及で株式取引の手数料は激減し、また個人投資家が購入しやすいようにと株式の単元価格も低下しました。


歴史上、今がもっとも株式投資にかかるコストが低くなっています。


個人でも簡単に私設年金ファンドのようなものをつくることができます。


またブログサービスが始まって十年くらいたちましたが、個人でも簡単に多くの人に知られる形で記録を残すことができるようになりました。


昔の新聞記事を探すより、ブログを検索したほうが、昔のことがよく分かるというときが来る、というよりもう来ているのかもしれません。


少数派の経験でもネット検索なら時間と空間を越えて一瞬で共有することができます。


こちらのブログでは30年間株式を買ったまま放置していたらどうなったのかを追っていきたいと思います。

はじまりのおわり その1

含み益で目がクルクルしそうな今日この頃です。


含み益は利益ではないというのは至言だと思いますが、少数の銘柄入れ替えを除いては、資金需要が発生しない限りは株式を売却しない投資方針です。


「安く買って高く売る」


というのがベストなのは分かりますが、素人なので可能な限りシンプルな投資にしたいという思いがあります。


株式の超長期チャートの上昇気流に乗る。


戦略はこれだけです。


そのためにはただひたすら何もしないことがすべてです。


うまく離陸できた感はありますので、ブログもそろそろ更新を減らして放置していこうかと思っています。


もうあまりいじくりまわすところはありません。

ビジョナリーカンパニーへの投資 その1

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 [単行本]
著者:ジム・コリンズ
出版:日経BP社
(1995-09-29)





著者のジム・コリンズによるとビジョナリーカンパニーとは、ビジョンを持っている企業、先見的な企業であり、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続ける企業のことです。


ビジョナリーカンパニーでは何代にも渡って優秀な経営者が輩出されて、繁栄が半ば自動的に継続していきます。


具体例として挙げられている企業は、アメリカン・エクスプレス、GE、フィリップモリス、ウォルマート、ディズニーなどなどです。日本からはソニーも挙げられています。


株式リターンもすばらしいの一言です。


市場平均並みのリターンが得られれば充分だという株式投資の世界で、ビジョナリーカンパニーの株式を組み合わせて作ったファンドのリターンは1926年から1990年の間に市場平均を約15倍ほど上回っています。


一方、ビジョナリーカンパニーほどではないが、世間的に優良企業といわれる株式を組み合わせて作ったファンドのリターンは同時期市場平均に比べて2倍程度のリターンしかありません。


ちょっと感覚がおかしくなりそうですね。


市場平均のリターンでも充分なはずなのに、さらにその2倍とか、あるいは15倍なんて。


でも企業は当然ピンからキリまであるので、リターンの差がこれくらい出ても不思議ではありません。


素人が組んだ株式ポートフォリオでも、もしその中に一社ビジョナリーカンパニーが含まれていれば、リターンは大きく跳ね上がります。


インデックスファンドにすべておまかせではなく、自分でビジョナリーカンパニーを探してみるという試みは素人でもやってみるだけの価値はあると思います。

投資信託の積立ではできないことを……

高金利通貨の積み立て投資ではやりたいと思っています。


投信のように毎月自動で積み立てはできない。


ならば、毎月安いときを狙って積み立ててみよう。


あるいは投信のように無作為にひたすら積み立てていくのではなく、複数の高金利通貨をブレンドさせて毎月安いものを加重的に積み立ててみようとか。


あと、最初積み立てを始めるときに頭をよぎった考えは、ドルコスト平均法によるならばレバレッジ3倍換算で積み立てても大丈夫なのではないかというものです。


コテコテの文学部出身でリスクリターン計算ができないので放棄しましたが、これにちなんでやってみたいことが一つ。


それは高金利通貨の暴落局面においてのみレバレッジ3倍換算で積み立てること。


平時レバレッジ2倍換算で積み立てていけば、暴落局面でもおそらく若干の余力はあるはずです。


レバレッジの存在しない投信の積み立てではできない芸当です。


さらにはもっと積み立てが進んで投資金額が大きくなってきた場合には、レバレッジ余力が充分ある平時はデイトレード用の証拠金として流用できないかなどなど。


アイデアはふくらみます。


もっともデイトレードまでいくと、本家クマ様の教えからは逸脱して、クマがいつの間にかパンダになってしまったような違いがあります。


ときどき「くまさんFX」でこちらのブログにたどりつく方がいますが、ここは偽者のパンダブログですので、本物のブログを訪れてください。

FX業者の破綻リスク

豪ドルやランドなどの高金利通貨を毎月少額ずつドルコスト平均法で積み立てていっています。


インデックスファンドを積み立てる代わりに始めた投資ですが、最初に豪ドルを買ったのが昨年の9月で、まだ半年余りしか経ってません。


レバレッジ2倍換算で積み立てていっているのですが、現在は含み益のおかげで実効レバレッジが1.77倍くらいにまで下がってきています。


最近は日本株の上昇がすさまじいので、インデックスファンドの方がリターン良いかもと思ったりもしますが、個別株を充分持っているので、もう内容的に重複するようなインデックスファンドはいりません。


さて、20年30年と末永く積み立てていくつもりでやっているのですが、一つ懸念事項があります。


それはFX業者の破綻リスクです。積み立て先の業者が破綻すると、ポジションを強制決済される可能性があります。


投資信託なら簡単に移管することができますが、店頭FXのポジションはそうはいきません。


SBI FXTRADEはSBIホールディングスの子会社なので、まあ大丈夫だろうと踏んでいますが、絶対安全というわけではありません。


この積立投資自体が少額なので、もしどうにかなっても大勢に影響はありませんが、スワップ金利狙いなどの運用期間が長期にわたる場合には取引先業者の選定が言うまでもなく重要です。


20年30年後にもありそうな業者を使っていますか?多分それくらいの時間って結構あっという間に経ちますよ。

何を書こうかな?

世代交代ということで、新しく買ったパソコンのwin8の設定をしたりしている今日この頃です。


変わりすぎていてちょっと操作方法がよく分かりません。


さてタイトルの件ですが、いろいろと記事になりそうなものはあるのですが、あまりぱっとしたものがありません。


常に何か良い投資、節約のアイデアはないかと考えているのですが、少々ネタ切れ気味です。


訪問者数も微々たるブログですが、何か読みたい記事カテゴリがありましたら、右のカテゴリをクリックして過去記事表示させてみて下さい。


アクセス解析で見て、ほうほうと思って、そのカテゴリの記事を更新するかもしれません。


ネタ切れ気味なので、まあこういう試みもよいかと。

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