カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年01月

人民元思考 その4

ちょっと前からアマゾンチャイナ、最近はタオバオなどでもいろいろなものを買うようになりましたが、


「お前は日本人だから定価の2倍払え」


なんて話はあるはずもありません。


クレジットカードの決済手数料、為替チャージ、関税、国際送料などの費用はかかりますが、「もの」自体は中国人が買うのと全く同じ値段で買えます。


いろいろな商品が届いたときに、「あれ、なんか安くね」と得した気分になっているのは偶然ではないと思います。


新興国の人々がまだ生活に手一杯で、株式とか骨董とか資産的価値のあるものを買うような余裕のないときに、日本円の力を生かしてそれらをどんどん買っていく。


どうでしょ。なんとかワープア脱出できませんかね?


また、原理的に似たものとして外こもりというものがあります。

人民元思考 その3

日本で働く中国人研修生とあまり話をする機会は今までなかったのですが、ものすごい切り詰めた生活をしているという話を聞いたことがあります。


つまりそれだけ切り詰めて日本円を中国に持って帰る価値があるから、そうやっているのでしょう。最近はお金のためというよりは、日本で働いてみたいという若者も増えつつあるようですが、根本的なところは今でも変わらないと思います。


日本の労働単価はグローバルレベルで見ればとてつもなく高く、日本にワープアなんてほとんど存在しない。


生活コストも高いから単純な収入比較は意味がないという反論はあると思いますが、ワープアでも節約して残した3万円とか5万円には絶対的な価値があります。つまり、


「お前は日本人でお金を稼ぐのが簡単だから、お前が持ってきた1万円は300元にしか替えてやらない」


なんて話は、世界中どこにいってもありません。


1万円は今なら必ず600元弱に換金できます。


この辺になにかひとつの手がかりがありそうな気がします。

人民元思考 その2

「俺はワープアでどんなにがんばっても毎月3万円とか5万円しか投資資金だせないや(ため息)」


いや待て。3万円とか5万円を人民元に換算すると、かなりの大金だ。


十年くらい前の中国留学中は、1万円を大体700元と換算して生活してました。最近の超円高のときもそれくらいで換算できたと思います。


この頃タオバオなんかで買い物するときは1万円を600元くらいで換算してましたが、今レートを見るともう600元もないですね。


とりあえず仮に1万円を600元で計算すると、3万円は1800元、5万円では3000元になります。


中国に最後に行ったのが、2010年くらいなので、少し記憶が古いとは思いますが、中国人で月収3000元もあれば、かなり恵まれたほうだと思います。


普通の工場の下っ端の労働者とかだと残業代込みでも2000元もなかったように思います。


月収が1800元もない下々の中国人に至っては数え切れないくらいいると思います。


つまり日本では立派なワープアのつもりでも、中国的な視点から見ると、高所得者層に入ってしまうということです。


日本のワープアが一ヶ月に残した三万円、その1800元ですべての生活費をまかなっている中国人が星の数ほどいる。

人民元思考 その1

アンティーク投資はリスクの高い投資です。


特に私のようにみんなが欲しがるアンティークではない「もの」に投資しようとするのは、ただのガラクタを時間とお金をかけて集めようとしている可能性が大です。


しかし、伝統的なアンティークへの投資では、資金力に劣るワープアがワープア状態を脱出することはまず不可能です。


また株式投資で30年後、おしっこを漏らすような高齢者になる頃にようやく小金持ちになってもあまり報われた人生とはいえません。


やはり何らかのより大きなリスクを取らざるを得ず、今後はがらくたアンティーク投資に傾倒していくつもりです。


さて、そこで今回の記事タイトルの人民元思考とは何ぞや?


これは自分が持っているお金を日本円ではなく人民元で換算しようという試みです。

サッカーと株式投資 その5

今のサッカーの日本代表はほんのふた昔前の常識ではありえないくらい強くなっています。


私が生きている間に日本代表がワールドカップで優勝する可能性も十分あると言っても過言ではありません。


さて、そこでどういう結論になるかというと、今を見るだけでなく、歴史的な視点でものごとをとらえようということです。


これからこのブログは株式投資については極めてダボな戦略をとります。


良い企業が目に付いた場合には別ですが、基本的にはもう「何もしない」、ただ含み益を拡大させていくだけで、利益確定も銘柄変更もしません。


財務諸表を分析する能力もなければ、追加投資するお金もないので、それが一番良い戦略だと思います。


そんなやり方でも、これまでの株式の発展史を見ると、今のサッカーの日本代表が驚異的な成長を遂げたのと同じような「ちょっと常識では考えられないくらいの資産増加」という現象が見られるかもしれません。


20年、30年後ももしブログを書いていたら、そのあたりの結果も報告したいと思います。

サッカーと株式投資 その4

日経平均株価を構成する銘柄はかなり頻繁に変更されています。


つまり25年前の日経平均株価と現在の日経平均株価にどれくらいの連続性と同一性があるのかという問題です。


最近SBI証券では30年チャートが見られるようになりました。このチャートは株式分割なども考慮されているので、純粋な株価の上昇率を知ることができます。


試しにいろいろな主要銘柄の30年チャートを見てみましょう。


確かにNTTのようにバブル当時の何分の一にもなっている企業も多いですが、トヨタや本田のように当時の株価を大きく上回っている企業もあります。


25年前にいろいろな企業の株式を買って、何もしないで放置していたら……


「買ったときの半値にも戻っていない」


とか本当にみんながみんなそうなるでしょうか?


そもそも前提となるバブルの天井で買うということ自体難しく、ある程度株式の購入時期は分散されるはずです。


また日経平均株価は配当再投資が少しも考慮されていません。


どの国でも歴史上、主要金融商品の中で株式がぶっちぎりの成長率を示しています。


果たして日本だけが例外ということは起こりうるのでしょうか?


また、戦後からの超長期チャートを見ると、実際そういう例外的なチャートになっているでしょうか?


さらにこれに為替損益も考えないといけません。円高の歴史は日本株の評価額の上昇の歴史でもあります。


株式投資に対する批判は、今の試合だけ見るとサッカーの日本代表がものすごく弱く見えることと同じような現象の気がします。


昔を知らない人ばかりになっているのです。

サッカーと株式投資 その3

コンフェデ杯でイタリア代表は最後まで決死の表情で試合をしてましたし、明確な力の差があったブラジル戦もゴール前に団子になってただひたすら体でシュートを防いでいた昔に比べると隔世の感があります。


今では海外のトップクラブで活躍する日本人選手も珍しくなく、Jリーグ発足から約20年経って、日本サッカーはありえないくらい急成長したことが分かります。


ここ20年の中国の経済成長並です。


しかし、ネットの書き込みを見ると、多くの人にとっては日本代表がものすごく弱く見えたようです。


何か株式投資に対する批判と印象がかぶります。


つまり、近年株式投資を始めた人からすると、日本株式は少しも上がってないように感じる。


それが証拠に日経平均株価は25年近く経ってもバブルの最高値の半分にすらなってないではないか?


日経平均株価は曲者です。

サッカーと株式投資 その2

漫画『キャプテン翼』の主人公の大空翼君の夢は日本がワールドカップで優勝することでしたが、漫画連載当時やアニメ放送されていた頃の日本代表といえば、ワールドカップで優勝どころか、出場するのがとてつもなく大きな夢といったところでした。


五大会連続でワールドカップに出場が決まっている現在からすると、別世界のような話ですが、どうやら最近の若者は昔の日本サッカーのレベルがどういうものだったかは全く知らないようです。


コンフェデ杯と同じ頃、サッカーの中国代表が若手を主体とするタイ代表に1-5でボロ負けしたというニュースがありました。


そちらのダイジェスト動画も見たのですが、そこに映っていた中国代表はまさしく私が知っている昔の日本代表の姿でした。


得点されても歩いているちんたらした素人っぽい姿にはプロ意識のかけらも感じられません。


昔の日本代表がイタリアやブラジルなどの一流国と試合なんかやった場合には、人間サンドバックのようにシュートを打たれ、得点を重ねられたあげく、最後の方は明らかに手抜きでボールを回されて終わりといった感じでした。


とても同じ競技をしているようには見えず、無限の愛国心を発露しなければ、見れる代物ではありませんでした。

サッカーと株式投資 その1

私はテレビはほとんど見ないのですが、見ない中でもサッカーはよく見るほうです。といっても最近はyoutubeばかりですけれど。


半年くらい前の話になりますが、FIFAコンフェデ杯で日本代表がイタリアやブラジルにボロ負けしたというので、2ちゃんねるではボコボコに叩かれていました。


「ほう、どんな試合だったんだろう」


と興味深く思い、youtubeのダイジェスト動画を見たのですが、ひっくり返りそうになりました。


「日本がイタリアやブラジル相手にまともなサッカーの試合をしている!」


そこで繰り広げられていたのは驚愕の光景でした。


なんとまあ、昔のことを知らない人ばかりになったのかと思います。

冬ごもり前、最後の準備

株式を担保に入れて、高金利通貨を買っていることは以前の記事に書いていますが、今回冬ごもり前の最後の準備としてランドを買いました。


株式もドルも何もかも上がってしまった現在となっては、ランドだけ今は別次元の安さです。


前回ランド購入時にはレバレッジ2倍程度あったのが、担保となる株式の評価額の上昇で、レバレッジ1倍台にまで低下してきていました。


しかし、今回かなり大きく買いこんで、レバレッジは二倍を大きく越えて三倍程度まで上昇しました。


証拠金ではなく株式担保で買ったので、2012年に逆戻りするような局面になるとかなり危険です。


でも安いと思ったら、手が勝手に動いてました。


小額の積み立て投資の方で、かなり大胆なレバレッジを使っても、危なげなかった経験が影響しているかもしれません。


結果はどうなるか分かりませんが、これで株式や高金利通貨などの主要金融商品への長期投資は最後になるかと思います。


もうお金がありません。


あとは天命に任せることにします。


そしてアンティーク投資など金融商品ではない投資に全力を注ぐことにします。

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