カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年02月

コアラカモ君の現物資産投資 その7

「カモサギ王国の一部の人はドルや円がブラックマーケットで猛烈な値上がりを始めると、それにも関わらず円天を売って、ドルや円を買い続けた」


「ふむふむ」


「政府高官のインサイダーもいただろうし、そうでなくても直感的に感じ取った鋭い人もいただろうね」


「なるほどね」


「こういう人たちはカモサギ王国の崩壊後、周囲の多くの人たちがどん底に落ちたわけだから、一儲けしたといえるかもしれない」


「なんだか釈然としない話だね」


「株式市場と似てるかもね。あそこにもインサイダーもいれば、そうでなくても機転の利く人もいるし」


「……。」


「またこれ以外にもカモサギ王国の崩壊でうまく立ち回った一群の人たちがいる」


「へえ、どんな人たち?」

コアラカモ君の現物資産投資 その6

「カモサギ王国のように自国通貨が脆弱な国家は必ずブラックマーケットが存在していて公定レートと闇のレートが乖離していることも多い」


「ふむふむ」


「カモサギ王国の人たちも市場に行けば、両替商がいて円天とドルや円を交換することができるんだけど、カモサギ王国崩壊の直前からブラックマーケットでドルや円が異常に値上がりし始めた」


「ちょうどカモサギオに会ったときの頃の話だね」


「カモサギ王国の中でもちょっと情勢に疎い人たちは手持ちのドルや円を売って円天を買ってしまった。こんなに値上がりしたんなら、今ドルや円を売って後でまた値下がりしたときに買いなおせばいいと思ってね」


「ええ、なんてことを!」


「それは今のボクたちの立場だから思うんだよ。カモサギ王国のインフレはひどい状態だったけど、一応なだらかな傾斜状態だったから、あれだけ急激にドルや円が値上がりすれば、売りたいと思っても不思議じゃないよ」


「ふう、それで続きは」


「聞かなくても分かるでしょ。円天しか貯金してなかった人とかせっかく持ってたドルや円を円天に替えてしまった人は文無しの貧乏人と同じスタートラインに立たされたんだよ」


「……。なんとも気の毒な話だね」


「これはカモサギ王国の崩壊で損した人の話。うまく立ち回った人はこの逆をやったんだよ」

コアラカモ君の現物資産投資 その5

「円天運ぶのは大変だろうね。そこで少し豊かな人や商売人なんかはドルや円を使って決済しているらしい。田舎に行くと物々交換も行われているみたい。この本に書いてあったよ」


「たまんないね。現代でもそんなことがあるんだね」


「まあ日本やコアラ共和国でそんなレベルのハイパーインフレが起こることはまず考えられない。でも程度の違いはあってもインフレというのが、せっかく貯めたお金を侵食していくのが、この本を読むとよく分かるよ」


「これから日本もシンゾウノミクスでインフレが進むだろうから程度の違いこそあっても他人事とは言えないねえ。何か対策はないのかな」


「あるよ。この本にもカモサギ王国の崩壊をうまく乗り越えた人たちの話が書いてある」


「ええっ!どんなふうに?」

コアラカモ君の現物資産投資 その4

「ラントを少し買ってみようかなあ」


「おや。今言ったことはボクの考えだからね。ラントで大損してもボクのせいにしないでね」


「いや違う。君の話を聞いて納得できたから、投資してみるんだ。誰かの言われるがままに投資することなんて絶対にしない。僕は僕の考えで投資するんだ」


「そう。そういう考えならボクも安心していろいろ話ができるよ」


「ところで、その本は何の本なの?」


カモネギの目に留まったのは、コアラカモ君が手に持っていた一冊の本でした。タイトルには『カモサギ王国の崩壊』と書かれてある。


「ああ、この本か。カモサギ王国が今どうなってるのかちょっと知りたくてね」


「前回コアラカモ君と会ったすぐあとくらいに、カモサギ王国の国王が国外追放されて、内乱状態に陥ったよね」


「うん。カモサギオはどうなったかなあ」


カモネギはカモサギオに円天を買うよう勧められたことを思い出しました。今思い出しても寒気がします。


「危なかったよ。カモサギオは円天には年五割の金利がつくといっていたけど、二ヶ月も持たなかった。もし円天を買っていたら、ほとんど紙くずになっていたよ」


「いま中央の軍事勢力が軍事費調達のため円天を刷りまくってハイパーインフレでカモサギ王国の人たちは円天を台車で運んだりしてるらしいよ」


「ほんとに?」

コアラカモ君の現物資産投資 その3

@(・●・)@「円でコアラドルとラントを買った場合の金利差は?」


「今だと2倍くらいかなあ」


「そうだね。たったそれっぽっちの金利差で今のラントくらい値下がりしたら、全く割りに合わない。リスクとリターンがまるでつりあってない」


「つまりインフレ分を通り越して、ラントが値下がりしすぎているということ?」


「ボクは単純にそう感じるけどね。また多くの人が心配するようにランドが紙くずになったら、また別の儲け方がある」


「???」


「ランドが紙切れに近い価格まで暴落したら、ボクは日本で何年か働いてお金を貯めて、南パプリカ共和国の村をまるごと買いにいくよ。あるいは、GOLDやダイヤモンドを買占めに行って、日本で売りさばいて大儲けしてもいい」


「…………。なるほど極論するとそういう話になるのかな」


「ラントが紙切れになるということは、そういうことができるようになるということだよ。でも残念ながら、そんな大儲けの機会はおそらくいつまで待ってもこない」


「ふむふむ」


「多くの人が聞いたこともないような小国の弱小通貨ならともかく、主要国通貨が紙切れに近いところまで値下がりすると考えるのは杞憂だよ。そんな北斗の拳みたいな世紀末はいつまで待ってもやってはこない」


「……」

コアラカモ君の現物資産投資 その2

@(・●・)@「コアラドルの超長期チャートを見てごらん」


「???」


「コアラドルの80円台前半というのは決して安値圏とはいえない。市況が変わればコアラドルは必ずまた暴落するときがくる。リーマンショックの直後、コアラドルが50円台まで売り込まれたことを忘れてはいけないよ」


「確かにそうだね。ほんの数年前の出来事だからね。当面追加買いはしないようにしておくよ」


「それがいいかもね。ところで、南パプリカ共和国の通貨ラントは今ものすごく値下がりしているね」


「ええっ、ラントかい。南パプリカ共和国は経常的なインフレで通貨は超長期チャートで見ると、それこそダダすべりに減価していっているじゃない。まさかあんな目減りする通貨を勧めるんじゃないだろうね?」


「……。カモネギ君。今みんな君と同じように思っているだろうね」


「高金利とインフレは表裏一体のものだ。コアラドルの高金利はインフレのない安全な高金利、一方、南パプリカ共和国の通貨ラントの高金利は減価を伴う危険な高金利、ボクは経済学者じゃないけど、世の中にこんなうまい話があるかな?」


「つまりきみは今ならラントを買うことを勧めるわけ?」


「ボクが君の立場でまだラントを少しも買ってないなら買うね。世の中の人々が心配しすぎるようなことは大抵起こらないし、もし本当にそういうことが起こったら、またそれなりのやり方がある」


「???」

コアラカモ君の現物資産投資 その1

また何か妄想話を書きたくなってきました。以下は私の頭に浮かんできたおとぎ話ですので、絶対に参考にしないで下さい。


(前回までのあらすじは、クマさんに学ぶクマ式FXカテゴリの「クマさんに学ぶクマ式FXその3~9」です)

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コアラ連邦国に移住していった中学時代の同級生、コアラカモ君からコアラドル投資を勧められたカモネギ君は、FX口座で低レバレッジのコアラドル投資を始めました。


しかし、カモネギの投資に対する興味は尽きることがありません。久しぶりの休みとなった今日も投資のアイデアを求めて郊外の大型書店にやってきていました。


@(・●・)@「おや、カモネギ君じゃない?」


「あらっ、コアラカモ君じゃないか。日本に戻ってきていたの?」


「うん、今はちょうどね。ところで、前会ったときから一年と少し経ったくらいかな。あれから調子はどう?」


「そうそう。あのとき定期預金を一部解約してコアラドルを買ったんだけど、やっぱりスワップ金利がすごい貯まっていくよ。まるで昔の日本を思い出すようだよ」


「そう、それは良かったね。あの頃確かコアラドルは80円前半をウロウロしていたっけ。なら通貨本体の含み益もあるだろうねえ」


「そうなんだよ。コアラカモ君が教えてくれなかったら、円安が進むなか、まだ馬鹿正直に日本の銀行に定期預金をしていたと思うよ。本当にありがとう」


@(・●・)@「いや、喜ぶのはまだ早いよ」


「???」

お金は使わないと溶けちゃいます

部屋の中にはかなりの数のQさん本があって、たまにひっぱり出してきて読んでいるのですが、本当に参考になります。


こんな本がアマゾンマーケットプレイスやブックオフでは捨て値で売っているのですから、なんともはや、とにかく助かります。


Qさんは生前ユニクロの柳井さんとも親交があったそうですが、まさに財テクのユニクロでしょうか。


安いのに品質が良い。


さて、Qさんの本を読むと大抵どの本でもしつこくインフレの恐怖を語っています。

金銭読本 (中公文庫)
邱 永漢
中央公論社
1984-09-10



この本では第一次大戦後のドイツの現象を笑い話にしたものが紹介されています。


二人の兄弟がいて、兄貴の方は勤勉貯蓄型の人間で、毎月の稼ぎの中から食うものも食わず倹約して銀行預金を積み上げた。


弟の方は飲んだくれで、稼いだ金はことごとくビールに換えて腹におさめてしまった。ビールを飲んだ後の空き瓶は売ってもいくらにもならないので、裏庭に積み上げておいた。


その戦争の強烈なインフレで、弟が積み上げておいた空き瓶の方が、兄貴が一生かけて貯めた貯金よりもまだ値打ちがあるようになった。


私なんかからするとただの笑い話にしか思えないのですが、終戦後のインフレを経験したQさんには思い当たる節があるとか。


とにかくお金は使わずに滞留させてはいけないことが分かります。

株式投資と終身雇用 その3

あれこれ会社や仕事を変わるより、一つの会社、一つの仕事をずっと続けていくのが一番儲かるんじゃないかと最近は考えています。


これが一番ロスが少ない。つまりコストが安い。


もっとも私の場合、最初からつまづいたような状態だったので、終身雇用みたいな人生とは無縁になってしまいました。


ただ終身投資なら今からでもできる。


分散ポートフォリオにしてから、比較的長い期間株式を持ったままの状態が続くようになりましたが、株式の上昇というのはたいてい階段を一段一段上がるようにはいきません。


長く低迷し続けたかと思うと、突然2倍になったりします。


あっちがよさそうか、こっちがよさそうだとふらふらと売買を繰り返すのは、どうも得策ではないように思います。


素人の場合は特に。


それよりもあたかも終身雇用のごとく、その会社と人生を共にする。あれこれ新しい会社に目移りしない。


株式のリスクはいつも声高に主張されますが、倒産する会社って実はとても少ないと思いませんか?


子供の頃から近所にあった会社は、大人になった今でもずっとそこにある。そして大抵ちょこっときれいな建物になっていたりします。


一見ダボな投資スタイルは、実はそんなにダボなものではないんじゃないかと思っています。

株式投資と終身雇用 その2

最初の株式の分散ポートフォリオを作ったのは2011年の夏頃で、低PER高配当の銘柄が中心でした。割安なのはいいことだという判断からのものでした。


一年ほど経って、これはただの低成長株のポートフォリオになっているんじゃなかろうかと思い、無難な日経225銘柄中心のポートフォリオに変更しました。


その後、自分の経験や言語能力を生かそうということで、ポートフォリオを半分に割って中国株ポートフォリオを作りました。


最後にリスクを恐れない新興企業に心理的な親近感を覚えて、日本株のポートフォリオの大半を一流企業株から小型新興企業株に移し変えました。


こうしてみると、三回ぐらい大きくポートフォリオが変わって、今の落ち着いた状態になりました。


多少の入れ替えはやっていくことでしょうが、今後大きな変更はないと思います。


ところで、終身雇用は完全に崩れたような印象がありますが、終身投資というのは簡単にできます。

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