カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年03月

史記貨殖列伝の話 その6

勤勉と節約は富を築く正道であるが、富豪と言われる人々は意外なやり方で資産を築くと司馬遷は言っています。


人々が逃げ出す痩せた土地、みんなが捨てたがるもの、多くの人々が馬鹿にする奴隷などなど、一見不利な条件を逆手に取って資産を築いていきます。


みなとは一人違う道を行く、逆張りは多大なリスクを伴います。


これはまた貧者が富を築くにはリスクを取るしかないというチューリッヒの公理の思想とも合致します。


私の場合、今もっとリスクをとる逆張りとして、どんなものへの投資が考えられるだろうか?


株式でもアンティークコインでもなく……。


多くの人が処分したがっているただのゴミのようなもの……。

史記貨殖列伝の話 その5

斉の国では慣習的に奴隷が軽んじられていましたが、刀間だけは彼らをかわいがり地位を引き上げました。


元来、狡猾な奴隷たちは人々の悩みの種であったのですが、刀間だけが彼らを引き取って使い、漁業、製塩、交易などに従事させました。


また、奴隷たちは車馬を引き連れて、地方長官や一国の宰相と交際することさえありましたが、それでもますます彼らを信用して仕事を与えました。


多くの人たちが忌み嫌った奴隷たちの力によって、のちに刀間は莫大な富を蓄えるようになりました。


またこのことから、「自由な身分になって爵位をもらうのがいいか、それとも刀間の家の奴隷のままでいるのがいいか?」という言葉さえ生まれました。


これは刀間が奴隷たちの頭領に自ら金儲けできる機会を与えて、その力を最大限に発揮させたから出てきた言葉でした。

史記貨殖列伝の話 その4

戦国時代の魏の文候のとき、李克という人物は土地の生産力を最大限に高めることによって富国強兵を成し遂げました。一方、のちの恵候のとき、白圭という人物は時勢の変動をじっと見守ることによって莫大な利益を上げました。


つまり、他人の捨てるものを自分は取り集め、他人が集めるものを自分は逆に与えてやるということをやりました。


例えば、豊作の年には穀物を買い集めて、生糸や漆を売りに出す。繭がよく出来た年には絹や真綿を買い集めて、穀物を売りに出すといった具合。


また、飲食や衣類も質素にし、下男たちと苦楽を共にし、そして好機を逃さぬことは、あたかも猛獣や隼が飛びかかるかのよう。


白圭が言うには、自分の商売のやり方は、太公望の政略や孫子の戦略と同じところがあり、時勢の変化を見抜く力のないもの、決断する勇気に欠けるもの、仁徳のないもの、決めたことをやりぬく意思の力の欠けたもの、そういう人たちには自分のやりかたを学びたいと言っても決して教えないのだという話。


李克を勤勉な労働者と見ると、白圭は完全な逆張りトレーダーです。


人間社会の構造は古代も現代もさほど本質的には変わらないのかもしれません。

史記貨殖列伝の話 その3




史記の列伝部分は岩波文庫で翻訳が読めます。


人物の背景となるところの歴史が分かっていないと列伝部分だけを読んでも理解が難しいところはあるとは思いますが、翻訳で簡単に読めるのは助かります。


さて、司馬遷が見た王族でもなく高級官僚でもないただの庶民なのに大富豪になった人々とはどういう類の人々だったのでしょうか?


それは各種商工業や物資の交易によって利益を得た人々でした。さらにつけくわえるなら、逆張りオンリーの戦略を取る人々でした。


殷の紂王を討伐して、周の建国に功績のあった軍師、太公望が与えられた斉国の営丘は塩分が多い上に痩せた土地でした。


そこで太公望は、「こんな塩まみれの土地を領地にもらったって、碌な稼ぎになりゃしないさ」と嘆くことはせずに、逆に塩業を起こしたり、海産物を交易に出したりしました。


また痩せた土地の影響を受けない女性の手工業を発展させ、衣類、冠、履物などを生産することによって、斉の国は人や物資がひっきりなしに往来するようになり、大いに栄えました。


太公望は塩分の多い痩せた土地という不利な条件を逆手に利用して、斉国の経済成長を成し遂げました。

史記貨殖列伝の話 その2

古代中国のお金持ちの人たちというのは実はかなり画一的です。


高校くらいで世界史を習ったことのある人なら知っていると思いますが、中国もまた様々な王朝が入れ替わり立ちかわりします。


武力で政権を取った一族とその配下の功臣たち、彼らは各地に領地を得て、そこから上がる税収で大きな収入を得られるようになります。


これが典型的な古代中国の各王朝に見られるお金持ちの一例。


もう一例は、各種推薦や選抜試験を経て、朝廷の高級官僚となり、高い俸給を得るエリートお金持ちたち。


私の印象だと、この二種類のお金持ちしかいないように感じます。


市民階級が資本力をつけてくる明代や清代になってくると、小説や戯曲なんかに傑作が出てくるようになりますが、それ以前の中国古典の世界はこういう上流階級の人々の物語が大半です。


まあ現代日本と古代中国を比べてみても、お金持ちの構造というのはあんまり変わっていないのかもしれません。


つまり現代日本に当てはめて考えると、お金持ちになるには生まれながらお金持ちの家に生まれるか、あるいは一生懸命勉強していい大学に入っていい会社に入社するかの二択ぐらいしかない。


しかし、司馬遷は朝廷を支配する王族やその功臣の子孫でもなければ、またそれに仕える高級官僚でもないただの庶民でありながら、莫大な資産を蓄える人々がいることに注目しました。

史記貨殖列伝の話 その1

日本人の歴史小説家というと、司馬遼太郎が超有名ですが、司馬遼太郎というペンネームがどこからきているかごぞんじでしょうか?


これは中国の漢代の歴史家、司馬遷に由来があります。


司馬遼太郎のwikiにも書いてありますが、司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(太郎)という意味なんですね。


司馬遼太郎がそれくらい言っても少しも謙遜とは感じないくらい司馬遷の歴史家としての功績は偉大です。


その死後2000年以上たった現代でも中国人が一番読んでいる歴史書はおそらく『史記』でしょう。


司馬遷についての薀蓄を書き出すと、延々と止まりそうにないので止めておきますが、司馬遷の歴史家としての業績は古代から自身が生きた漢代までの歴史を一手にまとめ上げた『史記』に凝縮されています。


その『史記』の中でも一番精彩を放つと言われるのが、列伝部分、古今の様々な人物の英雄譚を語ったところだとされています。


今回取り上げるのは、その中でも貨殖列伝です。


貨殖とはざっくり訳すと財産を増やすこと。


つまり司馬遷はあまり歴史の表舞台に出てくることはないただの民間の大富豪になった人々についてもその歴史を記したのです。

株式市場とアンティーク市場 その3

あっちの企業がよさそうだ、こっちの業界の方が儲かりそうだと転職を繰り返すと、経験と技術が蓄積されないため収入は増えません。終身雇用はいつまで経っても合理的な仕事のスタイルとして残ると思います。


同じことが株式市場にも言えるのではないかと思います。


ずっと同じ場所に居続けるというのはダボなように見えて極めて有効な戦略の一つではないかと思います。


個人的には日本株にはとんでもない大相場がこれからやってくるのではないかと考えています。


根拠は極めて単純で、25年くらいの長期に渡って多くの人に肘鉄を食らわしつづけてきたから。


25年が長いというのは人間の感覚の話であって、株式市場の神様からすると、「ちょっと昼寝したぐらいでガタガタ騒ぎやがって」くらい話のように思います。


もし日本株の大相場がくるとすると、長く低迷していた日本のアンティーク市場にも莫大な資金が流れ込む可能性があります。


中国かぶれして中国産のアンティークを集めなくても、日本産のアンティークこそ実は今が底値になっているのかもしれません。


そこで日本産のアンティークについても、ちょっとあれを集めてやろうというような思惑は既にあるのですが、それについてはまたいずれ記事にしたいと思います。

株式市場とアンティーク市場 その2

米国などの先進国企業株への人気も近年高いですが、どうもジャパンアズナンバーワンと浮かれていたバブルの日本の頃とイメージがダブります。


私の勘ですが、アップルやグーグルはそんなにすごい企業ではない。


ひょっとしたら今のソニーと同じようになる日が来るかもしれない。


人間の本質は日本でもアメリカでも中国でも大差ないと思います。よって人間の集合体である企業もまた同じ。


良いときもあれば悪いときもある。


70年代から80年代にかけて、日本が爆発的な経済成長を遂げているときに、ダウ平均は80年代前半に上昇し始めるまで、20年くらいヨコヨコ相場を続けていました。


「もうアメリカはおしまいだ。これからは日本の時代になる」


20年という期間はアメリカ人がそう錯覚しても全然おかしくないくらいの長い期間です。


人間だと赤ちゃんも成人してしまうくらい長い期間ですが、株式市場の神様からすると単にちょっとお休みしていただけの期間らしいということは、歴史上何度も繰り返される暴騰劇を見ても分かります。


とすると、どうするべきか?

株式市場とアンティーク市場 その1

実は結構な割合で連動するのではないかと思っています。



そう思うようになったきっかけはこの本を読んだことです。


最近のアンティークコイン投資を勧める本は、大体欧米のコインを収集の対象として取り上げています。


一方、この本は記事の大半が日本国内のコインや小判などについて書かれています。ちょっと意外な印象でした。


つまりこの本が書かれた40年近く前は、日本株だけでなく日本のアンティークコインも大きく値上がりしていた時期だったのではないかと思うのです。


試しにこの本で取り上げられているコインの現状価格をヤフオクで調べてみると、40年近く時間が経ったのに、さほど値上がりしているとは思えないものや、ブームが去って出版当時より値下がりしているものさえありました。


アンティークコイン投資を勧める某作家は、「アンティークコインだけは歴史上値下がりしなかった!」みたいなことを言っていますが、この一事だけをもってしても眉唾だと思わざるをえません。


「有限な土地だけは絶対に値下がりしない!」というバブルのときに言われたセリフと同じような響きを感じるのです。

中国銀貨収集始めました その13

貯金は全然ないのだけれども、貯金があるのと大差のない状況、理想としては以下のような感じになります。


10年前の中小企業だったときに買って、含み益のある成長企業株ポートフォリオ。


10年前の安値だったときに買って、含み益とスワップ金利の貯まった高金利通貨ポートフォリオ。


10年前のあまり注目する人のいなかったときに買って、値上がりしたアンティーク資産ポートフォリオ。


具体的な三つのポートフォリオの使い分けはまた以下のような感じになります。


ちょっとした出費には高金利通貨のポジションの証拠金をしばし拝借して対応する。


あるいは、好景気ならば株式を売却し、逆に不景気ならばアンティークを売却する。


こうすれば、貯金を持っているのと擬似的にあまり変わらない状況が作れるうえに、銀行に遊び金がフラフラと漂っているという状態が避けられ、全力投資家のスタイルが築けます。


ブログも途中で飽きて放り出したりしないで、10年くらい書いていたら、こんな妄想がどれくらい実現できたかを報告できるかもしれません。

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