カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年04月

ブログ記事を電子書籍化しました その1

1日のアクセス数が20~30くらいしかない廃墟ブログですが、なんと総記事数が既に500件を越えています。


「あれっ、何このブログは?」


とかいったふうに、検索経由で迷い込んでくる人もいますので、はっきり言ってまともに読んでいる人なんていないわけです。


アフィリエイト収入があるわけでもないのによくもまあここまで書けたものだと自分でも思いますが、やはり何らかの理由はあります。


思えば、自分で書いた記事が下敷きになって次の投資のアイデアがでてくるということが数珠繋ぎになってつながってきたので、結局誰のためでもなく自分のためになっていたのです。


さて、増えた過去記事を自分で見てみようにも、ブログの過去記事はとてつもなく読みにくい……。

ガンホーとネオヒルズ族 その15

無料のサンプルや赤字覚悟の超低額商品というのは、販売促進のために、詐欺師だけでなく、優良な普通の事業者もよく用いるセールス手法ですが、極めて長い間この仕込みが行われる詐欺のケースがあります。


http://p.tl/lKIa


島津法樹さんが中国人の骨董屋に騙された経験が記されています。


最初から騙すつもりで近づいたのか、それとも途中で豹変したのかは分かりませんが、取引の規模が急に大きくなるときは要注意です。


例え十分信用できるだけの取引実績を重ねていても、


後から支払う。


不当なくらい少なく支払う。


という原理原則を常に守り続けることが、ネット時代のデジタルコンテンツとの付き合い方です。

ガンホーとネオヒルズ族 その14

先に支払うのではなく、商品やサービスを受け取った後で支払う。


自分が受け取ったサービスや商品の価値に対して10分の1、3分の1とかの明らかに過少な金額しか支払わない。


ネット時代のデジタルコンテンツ商品に対しては、この二つの原則を守ると、お金を吸血鬼のように吸い取られるのではなく、逆に追い剥ぎ強盗のようになれます。


この二つの原則を守れない商品には最初から手を出さない。


デジタルコンテンツというのは、販売数量が増えても製造原価は増加しないので、タダ食いや低額顧客は事業者にとって経済的な負担にはなりません。


詐欺師は脱落するかもしれませんが、まともなビジネスを展開している事業者は逆にそれをてこにビジネスをどんどん拡大していくことでしょう。


例えば、多くの人がパズドラで遊んでいたら、自分もちょっと遊んでみようかなという気になる人はいるでしょう。そこに有料ユーザー、無料ユーザーの区別はありません。


さて、コンテンツ提供者側の問題は我々は考慮しないとして、利用者側の立場からみると、


後から支払う。


不当なくらい少なく支払う。


いかなるときでも、この二つの原則を守り続けることが重要です。

ガンホーとネオヒルズ族 その13

ネット上で飛び交うデジタルコンテンツ商品の見極め方法とは?


これには詐欺師のセールス手法の原理が鏡返しのように流用できます。


詐欺師のセールス手法の根底には「少なく与えて多くを略奪する」という原理があります。こうしないと儲からない。


この原理を逆手にとって、あべこべに私たちが「少なく与えて多くを略奪する」という戦略をとると、ダメな事業者と商品は勝手に脱落していきます。


ガンホーのパズドラで散々遊んだあげく、一円も私は払いませんでしたが、お金を払ってもいいというユーザーは数多くいるため、ガンホーの業績は堅調な上に、私は遊興費がタダになりました。


課金しすぎて浪費しちゃった人はいるかもしませんが、ガンホーと私はともに得をしてます。おそらくガンホーは10年後もパズドラと似たようなゲームを提供し続けていることでしょう。


「少なく与えて多くを略奪する」


日常生活でこんなことをやればただの鼻つまみ者ですが、セールスや詐欺の現場から資産を防衛するためには極めて有効です。

ガンホーとネオヒルズ族 その12

昨年の楽天の優勝セールのときに、楽天市場で元々販売していない高値から、さも安くなったかのような値引き価格を提示する詐欺まがいのセールス手法が問題になりました。


http://p.tl/Tc76


軽度のペテンは私たちの身近に溢れかえっています。


これをシャットダウンできれば、資産防衛の城壁はより強固になります。


さて、営業のテクニックというのはある程度かたちが決まっているので、詐欺師と優秀なセールスマンは本質的には異なった方法で私たちに近づいてくるわけではなく、その方法論は同じです。


違いは手っ取り早くかっぱらってやろうと考えているか、継続的な顧客になって欲しいと思って誠実な対応をしようとしているかの心的態度にあります。


情報化社会が今後深化すると、大掛かりなものはガンホーのパズドラのようなグローバルゲームから、ネットの片隅に潜むペテン師が提供する情報商材までいろいろなデジタルコンテンツが飛び交うようになります。


すべてがガラクタではなく、良い商品もどんどん出てくるでしょう。


問題はどうやってこれらをフィルタリングするかです。

ガンホーとネオヒルズ族 その11

詐欺の定義にもいろいろあって、オレオレ詐欺のようなあからさまなものに引っかかる人はそんなに多くないと思います。


問題は広告やセールストークの内容よりも明らかに見劣りする商品を高額で買わされるという一見グレーな部類に属する詐欺だと思います。


こういう商品は世間に数多く存在するので、これに度々引っかかっているようだと、少々の節約をしたといっても、焼け石の水です。


電気代の上限は精々1万円や2万円くらいなのに、詐欺的セールス手法が使われている商品の種類や金額には上限がありません。


電気代の節約方法よりも詐欺的セールスの防衛方法を学ぶほうがはるかに経済的なメリットが多いのですが、あまり声高に叫ばれることはありません。


おそらくペテンにかけられたということに気づいてないケースも多いことでしょう。

ガンホーとネオヒルズ族 その10

もうひとつ、ギリシャ神話の英雄オデュッセウスの物語が参考になります。


トロイア戦争後、英雄オデュッセウスは、美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難、難破させる魔女セイレーンのいる海域を通ることになりました。


オデュッセウスはその美しい歌声を聴いてみたいと思ったので、自分の体をマストに縛り付けさせて、一方船員たちには耳にロウで栓をさせました。


セイレーンの歌声が聞こえてくると、オデュッセウスは彼女の元へ行こうと暴れだしましたが、船員たちは彼をますます強く縛り付けました。


やがて歌声が聞こえなくなり、正気を取り戻したオデュッセウスは、自らの縛りを解かせるとともに船員たちに耳栓を外させました。


この神話から何が分かるか?


詐欺師に対抗するには、魔女セイレーンの歌声に匹敵するようなセールストークを最初から全く聞かないか、あるいは自分の身体(お金)を縛りつけて、物理的に動けないようにしてしまうかの二つの対策方法があるということです。


ところで、オデュッセウスたちを遭難させられなかった魔女セイレーンはどうなったのでしょうか?


歌を聞かせて生き残った人間が現れた時には魔女セイレーンは死ぬ運命となっていたため、彼女は海に身を投げて自殺しました。


つまり、私たちが死ななければ、詐欺師たちが死ぬ運命にあるのです。

ガンホーとネオヒルズ族 その9

私が電話で話をしたわけではないので、詳細は分かりません。


しかし、話された言葉と目の前で起こっている現象がまるで食い違ってかみ合わっていない。


これが一つの大きな手がかりになります。


詐欺師に対峙するときにはその話された言葉を吟味するのではなく、目の前で起こっている現象のみに意識を集中させなければなりません。


もっとも端的にいうと「お金」の動きにのみ全神経を集中させるのです。


お分かりでしょうか?


ギリシャ神話の英雄ペルセウスが魔女メデューサを倒すときに使った鏡の盾、私たちの場合、それは「お金」そのものです。


今あなたの大切なお金が財布から勝手に抜き取られようとしたら、あなたは必ずこれを押し止めようとするはずです。


ゆえに詐欺師は必ず言葉の魔術を使って、あなたに自主的にお金を差し出させようとします。


これに対抗するには、詐欺師と真正面から対峙するのではなく、鏡の盾、つまり私たちの「お金」に反射して映る詐欺師の姿のみをその実体としてとらえるのです。


私のお金が誰のもとに動かされようとしているのか?


私の銀行口座から誰の銀行口座にお金が移されようとしているのか?


詐欺師は言葉の魔術によって私たちを操り人形と化すことはできても、「お金」の動きまで隠すことはできないのです。

ガンホーとネオヒルズ族 その8

うちの父親も何かと騙されやすい性格で詐欺師のカモリストに名前が載っているのか、いろいろな変な勧誘がよくあります。


これは最近実際にあった話なのですが、無担保社債の購入に関係するパンフレットが家に送られてきました。


パンフレットを送った後に、「あのパンフレットは見てくれましたか?」と電話する手口のようです。


なんでも「あなた名義でないと購入できないものがあるから、協力してくれたら40万円支払う」という電話がかかってきたそうです。


電話がかかってきたときに近くにいた母親が必死で止めて事なきを得たようですが、父親はノリノリだったようで(笑)


私が社名をネットで調べてみたら、詐欺の疑惑のある会社としてすぐに出てきました。


(これひとつできるだけでも多くの詐欺が未然に防げるのでしょうが、できない高齢者は多いと思います)


さて私の父は詐欺師の会社の銀行口座番号のメモを取っていました。


おかしな話です。


もし本当に40万円もらえるのなら、詐欺師の会社の銀行口座番号をメモするのではなく、こちらの銀行口座の番号を教えてあげないといけないはずです。


これが言葉の魔術です。

ガンホーとネオヒルズ族 その7

言葉には魔法のような力があり、真実を嘘に見せかけたり、逆に嘘を真実に見せかける力があります。


詐欺師はこの言葉の魔術を極めた魔術師なので、彼に対抗するには同じく言葉の魔術で抵抗しようとしてはいけません。


同じ土壌で戦おうとすると必ず洗脳されます。


ではどうするべきか?


これについてはギリシャ神話の一節が参考になります。


魔女メデューサは自らの姿を見たものを石化してしまう恐ろしい能力を持っていました。


英雄ペルセウスは鏡の盾を通してその姿を見ることによって、石化能力を封じめ、メデューサを倒すことができました。


これに習って我々もまた鏡の盾を通してのみ詐欺師の実体をとらえるようにしましょう。


では我々にとっての鏡の盾とは何か?

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