カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2015年03月

株式投資と戦国大名 その3

ファーストリテイリングは後継者問題でつまづくのではないかと思っていた時期がありました。


下手をすると、ダイエーのように失墜してしまうのではないかと。

成功は一日で捨て去れ
柳井 正
新潮社
2009-10-15



柳井さんの著作を読むと書いてありますが、外部から招いた後継者候補たちが次々と退職しているからです。


しかしそれもどうも杞憂のような予感がしています。


柳井さんの異常な成長欲求についていける後継者などそうそういるはずもありません。


後継者候補の一人として元ファーストリテイリング社長をしていた玉塚さんは今ローソンの社長をやっています。


つまりローソンの社長が務まるくらいくらい優秀な人物であったことは間違いないのです。


ただ世界の頂点を目指すファーストリテイリングの経営者としてはその安定成長路線は許容できないということだったのだと思います。


では柳井さんが引退したあとのファーストリテイリングはどうなるのか?


やはり失速してしまうのでしょうか?

株式投資と戦国大名 その2




尾張半国程度の小大名だった織田信長が鬼神のような勢いで天下統一にひた走っていく姿が生き生きと描かれています。


作中に出てくる越前の朝倉義景などは、信長などよりもはるかに名門で地理的に京都にも近いのに、おそろしく時勢に鈍重な動きをしています。


一方、時は現代に移って、ファーストリテイリングについて興味深い記事を見つけました。


以下は、ファーストリテイリングの最高執行責任者副社長の潘寧氏の述懐です。


私は学校卒業してすぐユニクロに入社した。私は日本に留学し、商学部修士課程で金融と経済を専攻した。ビジネスや経営に関する勉強をしたのだから、どこかの会社に入って、教科書で覚えた知識が実際に通用するかどうか試したかった。丁度ファーストリテイリングが店長を募集していたので、行って見ようと思った。まさか、面接試験の面接官が柳井さんとは思わなかった。それは1994年、当時ユニクロはまだ小さな会社で、売上はいまの中国市場の売上の1/3にも満たなかった。


私は山口県まで行って面接試験を受けた。面接で柳井社長に会って、すごく衝撃を受けた。中国的な言い方をすれば、当時彼はただの田舎会社の社長で、田舎で生活し、周りは山と畑しかない。しかし、そんな田舎にこういうすごい会社があるとは正直驚きで、彼が語る夢はとてつもなく壮大で、口を開けば、立派な中小企業になるという話ではなく、世界最大の会社、世界一の会社にしたいので、あなたの力を貸して欲しいと言っていた。


(元記事 http://www.chinanow.jp/2014/03/01/article6477/)


柳井さんはど田舎の父親の紳士服店を継いだ二代目ですが、彼よりはるかに条件の良い二代目、三代目の経営者は星の数ほどいたことだと思います。


しかし、それらの経営者たちはファーストリテイリングのような会社を作るには至らなかったようです。


また同じように戦国時代、織田信長よりも条件的に恵まれていた大名は全国に数多く存在しました。


しかし、その多くは越前の朝倉義景に代表されるように先代の遺産を食い潰してしまうか、そこまで至らないでもそれを維持するので精一杯でした。


古今の事例を見ても思うのは、生まれたときの条件で人生が決まるのではない。


その志の有り無しにかかっているのだということが分かります。

株式投資と戦国大名 その1

趣味とか教養ではなく、お金が儲かる人文科学を志向しています。


投資と人文科学はどうも相性がよく、投資のヒントを人文科学に求めることができるのではないかと最近考えています。


例えば、戦国大名と株式会社って何か似ているところがあるのではないか?


大名家の家紋は会社のロゴ。


大名家の家訓は会社の社訓。


戦国大名は会社における創業家。


大名家の家臣は会社における社員。


などなど。


ただ、私の場合、学生時代に学んだ専門分野は中国の古典文献で国文学的素養は全くないので、日本の古典文献の一次資料を収集したり、読んだりする能力はありません。


司馬遼太郎とか山岡荘八の歴史小説を読んだりするくらいのものです。


でも勃興する戦国大名と成長著しい株式会社には何か共通する熱気を感じます。

ユニクロはどこまで大きくなるのか? その2

わざわざ中国株を買わなくてもファーストリテイリングの株を買っておけば、中国株を買うのと擬似的に同じような高い成長力が期待できるのではないかと想像しています。


つまり国内株式については、新興のネット関連企業以外でも、新興国に積極的に進出する一見地味な事業分野を営む企業にも投資価値がありそうです。


ただ、今からファーストリテイリングの株を買っても遅くはないと思いますが、単元株がおいそれと買える金額ではなくなっていますし、できれば株価数十倍になってしまった今日ではなく20年前にそれを買っておきたかったところです。


しかし、手元に1997年の会社四季報があったので、ちょっと見てみると、そのころのファーストリテイリングは売り上げが数百億円で純利益も20~30億円程度の中規模企業です。


一方、同じ頃に赤字まみれとはいえ、今では中国企業の傘下に入ってしまったレナウンの方が事業規模ははるかに大きいくらいです。


1997年の時点に立ってみれば、この両者の勃興没落の様を想像できる人はまずほとんどいないのではないかと思います。


企業の栄枯盛衰を見抜くことはまことに難しい。


ゆえに皆安定の大企業株やインデックスファンドに投資したがるのでしょうが、その逆を突ければ、ワープア脱出の突破口になりそうです。


何か企業の栄枯盛衰を見抜くための手がかりとなるものはないのか?

ユニクロはどこまで大きくなるのか? その1

旧態依然としたローテクビジネスを展開しつつも新興国市場に割り込むことによって、成長のブースターを手に入れた企業。


代表的な例ではユニクロを展開するファーストリテイリングになるかと思います。


私が2000年代前半頃、四川省成都市にいたころにはまだユニクロの店舗はありませんでした。一方、最近の成都市の動画をyoutubeで見たときには、ユニクロが映っていました。


ユニクロの中国進出は2002年9月に上海1号店から始まったそうですが、現在340店舗にもなっています。


2002年というと、ちょうど中国株が暴騰し始める前夜頃になりますが、中国の経済成長に乗っかって破竹の勢いで店舗を増やしたことになります。


さて、中国に340店舗というと、既に結構な店舗数になっているように感じますが、ユニクロは日本国内に現在842店舗あります。


中国の国土と人口を考えると、340店舗というのは日本に比べてあまりにも少ない。


単純に人口十倍だから、中国にも8000店舗くらいは……と考えると、空恐ろしくもあり、空想のようでもあり、なんともいえませんが、中国に340店舗というのではあまりにも少なすぎるのではないかというのは実感です。


つまり、ファーストリテイリングはもう大企業になってしまったから成長も頭打ちというのではなく、実はまだその経済成長の序章にいるのではないか?

国内株を主力としたい その6

増えすぎて今や死語になりつつある「IT企業」への投資を国内株式の主力にしています。


2年くらいで株価2倍くらいに成長している企業もあれば、逆に3分の1くらいまで下落している銘柄もあって、吉凶は未だ定かではありません。


しかし、財務分析よりも歴史学的な視点にたって、今後もこの事業分野の株式を保持し続けてみようと思います。


さて、では30年前には跡形もなかったIT企業以外に国内株に成長力の著しい投資魅力に溢れたものはないのか?


日本国内は今後人口減少が予測されています。


移民が今後入ってくることによって、この予測がどう変化するかは分かりませんが、新興国のように著しく人口が増加することはまずないでしょう。


つまり旧態のビジネスを展開している大企業は国内のみで事業展開する限り、成長余力がほとんどないことになります。


株式を持っていても少し配当が入ってくるだけで、株価の方は一向には上昇しない。


ここ20年くらい安定の大企業株を所有していた人はそんな結果になったかもしれません。


しかしIT企業のような革新的なビジネスでなく、旧態依然としたビジネスを展開していても海外へ市場を求めた企業の中には飛躍的に業績を伸ばしたところもありました。


あたかも新興国株式のように。


つまりそういう企業は新興国に割り込んで、新興国の成長力を自らのものとして取り込むことに成功したのでした。

国内株を主力としたい その5

「IT企業」という言葉も一昔前のライブドア崩壊までは流行りましたが、それが増えすぎた昨今となっては死語になった感があります。


「IT革命」という言葉を国会で連呼して、「あなたその意味分かっているの?」と森元総理が冷笑されたのはさほど昔のことのようにも思えませんが、あれから既に十数年のときが流れました。


森元総理が、IT革命の意味を果たして理解していたのかどうかは別として、IT革命自体は確かにあったと言え、またそれが現在も進行中であることは会社四季報や社会情勢を見れば明確に分かります。


投資的観点からみれば、多くの人が「ITなんてただの虚構だった」と感じたITバブルの弾けたあとにソフトバンク、楽天、サイバーエージェントなどのIT企業の株式を買っていれば、干支が一回りする間に10~20倍くらいのリターンは普通にあったわけです。


これならわざわざ新興国の株式に投資しなくても、それと同様かそれ以上のリターンになります。


これからは国内株式投資の主力は今や死語となりつつあるIT企業へ集中させたいと思います。


また、今からソフトバンク、楽天、サイバーエージェントなどの老舗IT企業への投資も全く遅くないと思いますが、既に第二世代が登場しつつあるように感じます。


日経平均株価が高値を更新する中で、株価の下落の激しい銘柄。


リブセンス(6054)とじげん(3679)。


個人的にはこのあたりの企業に期待しています。
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