カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2016年03月

楽天FXだけリーマンショック(戦慄の未遂事件) その5

今回の件でもう一つ感じたのは、こういう異常スプレッドを提示してしまうFX業者は、事業会社の規模や知名度とあまり関係がないのかなあということです。


自分がランド円でロスカットされたのは、東京三菱UFJ系列のカブドットコム証券で、今回は楽天FX。


どちらもスプレッドの提示については、過去の評判はよろしくなかったようです。


最近、ヒロセ通商が株式を上場させたようですが、自分が今使っているマネパといい、FXトレーダーでなければ知らない弱小会社がこのような事件を起こしたら、会社の存亡の危機に立たされると思います。


ひょっとするとこういう弱小FX業者の方が、命懸けでスプレッドを提示してくれるかもしれません。


結局このような大惨事に繋がる事件の前には、必ず前兆となる小事件が頻発しているので、日頃からFX事業会社の動向を注意深く観察しておくことが大事です。


しかし、今回の件、一部ニュースやブログ記事で取り上げられましたけれど、この恐ろしさが全然世間には浸透しなかったように思います。


ハイレバFXトレーダーは超少数派のようです。


とにかく、また悲劇が繰り返されることは間違いないでしょうから、私の目に止まったら、再度記事にしたいと思います。

楽天FXだけリーマンショック(戦慄の未遂事件) その4

ドル円で15円の値幅というと、スプレッドどころではなく、一年間で動く変動幅レベルです。これを一瞬の間に出してしまったのは言い訳不可能ですので、楽天FXの事後対応は早かったと思います。


とはいえ、事後対応を二段階に分けてしまったりとかしてますので、「苦情で炎上してようやく腰をあげたのか」と勘ぐってしまいます。


今回の件で恐ろしいと思ったのは、結局FX事業会社のさじ加減一つで、自身の破産までおっかぶせられる可能性があるということです。


「急激な相場変動でスプレッドが広がってしまいました。当社はカバー先の提示したレートを表示しただけで責任はありません。約款には同意した上でのトレードですよね?(ワープアが一瞬スプレッドが広がったくらいでロスカットされてんじゃねーよ。うちの大半の顧客様は低レバレッジの長期運用だから誰も微動だにしてないわ。わめいてるのはおまえだけ)」


と、もしFX事業会社にシラをきられたら……。裁判沙汰になるか、ワープアトレーダーなら泣き寝入りするしかありません。


実はこれに対抗する策はひとつだけあるのですが、今のようにデイトレで勝てもせず、取引枚数も増やせないうちは杞憂でもありますので、また私が常勝トレーダーになったときには記事に書きたいと思います。(そんな日来るのか?)

楽天FXだけリーマンショック(戦慄の未遂事件) その3

昨年、私がランド円のスプレッド超拡大事件でロスカットされたのは、流動性の低い通貨をレバレッジをかけたままで長期間ホールドし続けたためです。


その反省からドル円というユーロドルに次いで流動性の高い通貨ペアのデイトレードに切り替えたのですが、ドル円ですら15円ものスプレッドが開いてしまった……。


結局、楽天FXはレートの誤配信ということで、事後対応を行いましたので、惨禍に巻き込まれた人たちの被害は最小限に留まったと思いますが、流動性の高い通貨のハイレバレッジトレードで少ないpipsでも十分な収入を得るという私の取らぬ狸の皮算用にはきな臭い雰囲気が残ることになりました。


というのも、事件のあった夜、楽天FXは2時間後くらいにはレートの誤配信を認めて、事後対応を行うことをメールで通知したのですが、その対応が怪しげなものでした。


なんとレートが飛んだ時点で、ロング、ショートのポジションが決済されたものとして、返金対応を始めたのでした。


当時、楽天FXでレートが飛んだ近辺が大底になったので、ショートのポジションを持っていた人は、底値で利確できてラッキーということになるのでしょうが、ロングのポジションを持っていた人は、無理やり決済させられたことになり、納得いかないことでしょう。


「なんじゃこりゃ?」


と思って、推移を見守っていたら、翌日になって、楽天FXはポジションの復活を希望する人にはその対応を行う旨を通知したのでした。


「最初からそうすればいいのに……」


店頭FXという相対取引の曖昧さと危うさが露呈した事件でした。

楽天FXだけリーマンショック(戦慄の未遂事件) その2

「はて、楽天被害者の会って何?」


と思って、2ちゃんねるのスレッドを開いて見たのですが……。
まずはネットで拾ったこちらの画像をご覧下さい。

bid
































ask
































Spread











「スプレッドが1503.9pips!!!」


一瞬何を見たのかよく分かりませんでした。ほんの0.2秒くらいの出来事だったようですが、当時のドル円のレートは110円台でしたので、そこを中央値にして約15円ものスプレッドが開いたのです。


ちなみに昨年の晩夏、私がカブドットコム証券でランド円のポジションが狩られたときも比率にして同じくらいのスプレッドが開いたのですが、ask(買い)は異常値なし、bid(売り)のみ異常スプレッドが表示されました。つまり、あのときはロングのポジションだけが狩られたわけです。


今回の楽天FXの異常スプレッドでは、ロングとショートのどちらのポジションもロスカットされたことでしょう。


結局、楽天FXはレートの誤配信ということで、事後対応を行うようですので、惨禍に巻き込まれた人たちも被害は最小限に留まると思いますが、今回の件はいろいろと考えさせられるところがありました。


最初、この事件を見たときには、自分のトレード戦略が根底からひっくり返されたと思い、相当へこみました。


「もし100枚でデイトレしてたら、いきなり-750万円……。破産じゃん」


「ワープア脱出の望みは絶たれた……。もうダメポ _| ̄|○ 」

楽天FXだけリーマンショック(戦慄の未遂事件) その1

昨夜、かなり衝撃的な事件があったのですが、ネット界隈ではあまりニュースにも話題にもなっていないようなので、私の路地裏ブログでは、記事に残しておこうと思います。


さて、事件は昨夜のことです。例のごとく、1枚で慎ましくドル円のデイトレードを行っていたときのことです。


私のトレードスタイルは、逆指値を-6pipsで入れるスキャルピング風のデイトレードで、損失を小刻みに積み重ねる一方、利が乗ったポジションは数時間でも持ち続けるというものです。


さて、昨日の夕方頃からどんどん円高になり、下がっていくチャート。逆張りで仕掛けては何度も損切りを繰り返し、既に損失は40pipsを越えていました。


「ああっ、今日もダメポ _| ̄|○ 」


諦めかけた午後九時過ぎ……。


なんと、突如円安に振れ、火柱が吹き上がるようにチャートが上昇し始めます。


「おおっ、こっ、これは東南の風。いまじゃ、ものどもかかれ!」(三国志風)


結局、なんとか+20pipsでその日のトレードを終えることができました。


「でも、結構噴き上げたなあ。何かニュースでも出たのかな?」


と思い、2ちゃんねるの市況2を見にいったら、「楽天被害者の会」なんてスレッドが立っています。


「はて?」と思って開いたら……。


(未遂で終わったけれども、戦慄の事件については次回)

日本人のための副業FX その3

もっと細かく観察すると、日本時間の夕方あたりから、気の早いロンドン勢が、分かりやすいトレンド相場を作ったり、相場転換をさせたりすることもよくあるのですが、FXのためだけにその時間帯からトレードできる日本人というのは少ないと思います。


そこまでできなくても、私の印象だと、日本時間の午後八時から午前二時くらいまでの間、このくらいの時間帯なら、それなりに忙しく働いているサラリーマンでも、自宅で自由時間を過ごしている人が多いと思います。


本格的に相場が動くには、より多数の参加者が必要です。ロンドン市場とニューヨーク市場が重なりあうこの時間帯にトレードできるのなら、副業としては十分な環境だと思います。


逆に裏から見ると、専業トレーダー向きな国は、ロンドン周辺の欧州ということになるでしょうか?取引高最大のロンドン市場で目覚めと共にトレードできるだけでなく、残業感覚でニューヨーク市場でも延長トレードできます。


住んでいる国によって、FXトレーダーにも専業向き、副業向きがあるというのは、最近まで考えてもみなかったことです。


もっともこれは、デイトレードやスキャルピングなどの時間軸の短いトレードに限った話で、スイングトレードやスワップ運用なら、どこの国に住んでいようと関係ないことです。


自分の場合は、高いレバレッジで少ないpipsを取るレバレッジトレーダーを目指しているので、副業で挑戦し易い日本の環境は、偶然の幸運ということになります。


結局、最大の関門は、「デイトレードで勝つ!」ということになりますが、しばらく諦めずに頑張ってみようと思います。

日本人のための副業FX その2

私の今の生活スケジュールだと、早起きたときには、出勤前の食事や着替えなどでトレードする時間はないし、またマーケットの方でも閑散相場の上にスプレッドも広がったりしているので、好都合です。


その後、仕事から帰ってきた午後五時過ぎにはもうロンドン市場が開いていて、ギラギラのネオンが輝くようにbidとaskのパネルが点滅して活発な売買が始まっていて、何かパチンコ屋のようでもあります。


ポジションを持ってしまったとかちょっといい感じでチャートを見ていたいというときは、入浴や食事の時間を少しずらしたりしますので、つまりは帰宅後の自由時間のすべてをFXトレードに当てることができます。


外でワープア労働に励んでいるか、家でFXトレードに精を出しているかの二択の生活です。素晴らしい!(←勝てれば)


結局、こういう有意義(?)な二重生活ができるのは、日本に住んでいて、世界の主要マーケットであるロンドン、ニューヨーク市場との時差があるおかげです。

日本人のための副業FX その1

最近は大分FXに入れあげている感じですが、それには理由があります。


副業として考えた場合、FXのデイトレードは日本人にとってかなり有利な環境が何気なしに与えられているからです。


その有利な環境とは時差です。


株式のデイトレードをしている人などは、市場が開くのが、9:00~15:00でなくて、夕方とか夜、例えば、18:00~24:00や20:00~2:00とかなら、昼間働きながら、夜副業でトレードできるのにと一度くらいは妄想した人も多いのではないかと思います。


期せずして、日本人にそういう環境が与えられているのが、FX市場です。通貨トレードは世界の金融市場を順繰りで回っていくため、24時間取引が可能ですが、各国の市場によって取引高が全く異なります。


最大の取引高を誇るのがロンドン市場で、それに次ぐのがニューヨーク市場、我らが東京市場は第三番手になります。


前々職が午後から夜半にかけての仕事だったので、午前中FXトレードしてましたが、まあ閑散相場で困りました。


確かに東京時間でもかなり相場が動くときはあるのですが、夕方夜間に比べるとやはり裏市場とでもいった感じがあります。


もっとも東京時間しかトレードしないFXトレーダーの方たちもいますので、一概には言えないのですが、両方経験した自分としてはやはり表通り市場でトレードした方が有利だと感じます。

FXトレードはどうなってる?

最近は何のブログだか分からない感じですが、一応FXトレードブログでもあります。


「もうワープア脱出にはFXのデイトレしかない!」


と思いつめて、仕事をアルバイトレベルにまで落として約三ヶ月経過……。


案の定、絶賛ボロ負け中です。


少額のリアルトレードで負ける→デモトレードに撤退→デモトレードでも負ける(がっくり)→デモで勝ち始める(おおっ、いけるるうっ)→リアルトレードに再上陸→少額のリアルトレードでやっぱり負ける→以下、無限ループ


救いようがありません。リアルトレードはマネパ、デモトレードはDMMでやってます。トレード通貨数量が増えると、食べ物が送られてくるサービスが各FX業者で行われているのは知っていましたが、マネパで今回初めて食べ物を二度ほどもらいました。いやしかし、食べ物の金額どころではないくらい負けているので、1食1万円とかの喜多方ラーメンを買っているのと同じことになります。どこにそんなラーメンあるんだ(笑)FX業者は儲かるはずです(笑笑)


デモトレードはスリッページがないので、リアルトレードよりは多少勝ちやすいはずですが、私の感覚では、両者には大差がないように感じるので、まずデモトレードで勝てないうちはリアルトレードに移行しない方が賢明だと思います。貧しき人は特に。


さて、アルバイトレベルにまで落とした派遣のお仕事は、あまりにもアルバイト的で高校生でもいいような程度のものでうんざりしてしまい、さらに転職して、五年ぶりくらいに正社員の仕事に復帰しました。


とはいえ、田舎の零細工場の仕事で、カルチャーショックを受けるくらいに仕事量が少なく、今までの残業時間はゼロ。派遣時代よりも収入は下がりました。こうなってくると、正規雇用や非正規の境界線はあんまり意味のないものなのかもしれません。


ただ、通勤時間片道10分程度のため、朝7:40分に家を出て、夕方17:20分頃には自宅についているというのは、これもまたかつて経験したことのない領域の短時間労働です。


あと半年か一年程度は失業保険をもらいながらFXトレードをやっているというくらいの気持ちで、現状放置しようかと思います。


もうFXのデイトレしかない!(←アホ)

老後破産という陽炎 その21

最近は古い本ばかり買って読んでいるので、頭の中が自分の親の世代を通り越えて、おじいちゃん脳のようになっています。歴史の教科書で聞きかじっただけのいろいろな事件の詳細を知るにつれて、


「なんと現代の日本に生まれたるは幸運なことよ」


という気分になるのですが、


「でもあなたは現代の日本の中ではワープアで負け組だよね」


という批判を受ければ、それも事実のようにも思えるのですが、それでもそれは顕微鏡的な事実に過ぎないと思います。


歴史的、グローバル的な視点から見ると、どうみても今の日本人は超恵まれています。


それにまず気づけるかどうかに資産形成の入口があり、その次には過去の歴史の中にお金儲けのいろいろなヒントが隠されているように見えますので、そのあたりを今後追っていこうかと思っています。


マスメディアが煽る格差拡大なんていう話は、直近10年20年に限った顕微鏡的事実でしかなくて、100年単位で見れば、格差はとんでもないくらい縮まっています。


老後についても準備はしないといけないでしょうが、真面目に働いて、節約して、投資して、さらには何か起業や副業の機会はないだろうかと日々考えていくなら、少しも心配する必要のない性質のものだと思います。


グダグダに書いてきましたが、過去の驚異的な経済成長の歴史を振り返ってみると、長生きしたら悲惨な老後が待っているなんて心配する必要は全くなく、安心して「長生きして勝つ」という戦略を実行していいだろうというのが、私の考えです。
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