カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2016年10月

ワープアの中国滞在記 その14

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中華民国時期の一元銀貨としては、もっともありふれている袁世凱をモチーフにしたものです。偽物も多く、中国のタオバオだと成分も本物に近づけたスーパーコピーが350元程度の値段で売られたりしています。


代表的な一元銀貨なので、一枚は持っておこうかと思ったのですが、ヤフオクで買うのには自信がなかったので、国内のコインショップでネット経由で買いました。写真のものは送料込みで9200円で買っています。


中華民国時期に流通していた銀貨は銀元といいます。銀元の価格相場は、中国切手と同じく低迷しているようです。自分の記録と見ると、中国切手と中国銀貨を合わせて、30万円近く買い込んでいます。普通に同額程度の株を買っておいたほうが良かったようにも思いますが、こういうものは文化的な香りがする上に、見て楽しめるという点もあります。


とりあえず、追加で買うことは止めておいて、20年後30年後の投資の結果を待とうかと思います。また、そのときまでブログが続いていたら、結果を報告できるかと思います。


さて、写真の袁世凱の一元銀貨なのですが、いろいろな種類があり、流通量はすごく多いです。なので、レアなものでなければ、市場の小さな日本よりも市場の大きな中国の方が数が出回っているため安く買えます。ただし、タオバオなどのネットで買えばの話です。


広州市で見つけたアンティークコインや記念切手のショップが集まっている骨董ビルのなかで見たそれらの値段はネットの相場よりもかなり高かったです。ネットで買うことのリスクを考えてもかなり高い。


結局、ここも本屋と同じで見学するだけだったのですが、実店舗のコストやネット上の価格競争での値下げを考えると、ほとんどありとあらゆるものがネットで買った方が安い時代になったのかなあと感じました。


昔に比べて、中国にいることのメリットを感じにくい時代になったとも思いました。今はもう日本のほうが結構いろんなものが安い。それに今回の中国訪問ではちょっとバブルっぽい雰囲気を感じました。


それを顕著に感じたのは不動産分野です。

ワープアの中国滞在記 その13

写真は取らなかったのですが、文革時期の記念切手や中華民国時期の銀元、いわゆるアンティークコインなどを取り扱っているショップが集まっているビルを広州市で見つけました。


こういうものは中国ではコレクションの対象になると同時に投資の対象にもなっています。私の場合は、下心丸出しの投資目的で多少持っています。

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1967年に発行された革命的な現代京劇、全9種です。文革の頃には切手収集はブルジョア的であるということで禁止されたので、密告が盛んだった当時、隠れて収集しようとした人々は少なかったため、現存するものが少なく、今では高額で売買されるようになっています。


記念切手は、未使用、使用済みのものなどのコンディションによって価格が大きく変わりますが、写真のような使用済みのコンディションの悪いものでも、揃いだと1万円は軽く超えます。


今中国の景気があまり良くないためか、文革切手のヤクオクでの取引価格は多少低迷しているように見えます。まあ投資としては実験的な試みのため、そんなにたくさんは買っていないので、もう完全に放置プレイで様子を見ることにします。


ところで、この記念切手のモチーフは、毛沢東と革命と京劇をごった煮した当時の世相を反映したものになっています。文化革命中には、伝統的な京劇はブルジョア的であるということで演じることができなかったため、劇の題材を革命思想的なものにしつつ、京劇のスタイルで演じたようです。


youtubeなどで現代京劇を検索しても結構ヒットします。完全な歴史の遺物かと思いきや、一部は現代でも演じられている演目もあるようです。関羽が出てくるような本当の京劇は字幕がないと何を言っているのかさっぱりわかりませんが、現代京劇は字幕無しでも結構分かります。


現代でも演じられているということは、何かおもしろいところがあるのかもしれず、時間があればじっくりと見てみたい気はします。


さて、中国の記念切手だけでなくて、中華民国時期のアンティークコインもいくつか持っています。

ワープアの中国滞在記 その12

今回の中国出張は週末が休みと散策の機会には恵まれていたのですが、前半は風邪でダウンしていて、また後半は仕事が忙しくなって休日出勤などをしていたので、結局市外には広州市に二度行けただけでした。


風邪を引いていた一度目の広州市訪問では大型書店に行って本を買っただけですぐに戻ってきたので、実質的には広州市を散策できたのは、一日だけでした。

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しかし、まあそれでもそれなりに収穫はありました。


地図を見て、この辺が中心部かなと当たりをつけていきました。実際に中心部だったかどうかは分かりませんが、ここにもユニクロなどもあって、結構にぎやかな感じでした。
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少し外れた通りで、中国古典関係の書籍を売っている専門書店を見つけました。自分の場合は、中国に来るとこんなところばかり探しています。

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中国でも田舎都市にいくと、こういう古典関係の文化的な香りがする書店はまずないのですが、さすが広州市は人口一千万都市だけあって、自分の関心とダイレクトに合う書店が見つかりました。


ただ中に入って書籍の値段を見るとどれも高い。近年アマゾンチャイナで買った本などは朧げながら値段を覚えていたので、店内の価格と見比べて見ましたが、総じてネットで買った値段のほうが安かったです。


つまり、「あんな本が出版されていたのか」と店内を見学するだけで、買い物はせずに帰りました。


このあとたまたま見つけたアンティークコインや記念切手の専門ショップが集まっていたビルでも似たような経験をしました。

ワープアの中国滞在記 その11

今回買ったプーアル茶は、実店舗ではなく、アマゾンチャイナでレビューを参考にして買いました。


ネット記事で、台湾の人が日本旅行する際に、ネット購入したものを滞在先のホテルに届けさせておいて、旅行中は買い物をショートカットして、その時間で観光するのが流行っているというのを読みました。


「へえー、へえー、へえー」と思ったので、今回自分も真似してみました。中国の滞在先のホテルで、小包を受け取っておいてくれることは確認したあとで、アマゾンチャイナでプーアル茶や書籍を買いました。


今回の出張中には、休日に広州市まで行って、大型書店で本を買う機会もありました。大型書店は手に本を取ってみれるという最大のメリットがあるのですが、割引はなく定価販売です。(中国は新刊でも何らかの割引があることが多いです)


書籍自体はアマゾンチャイナなら何らかの割引があるケースが多いので、価格自体はネットで買うほうが送料プラスでも安くなったようです。


「ネットで買うのが一番安い」というのは、どうも日本に限った話ではなさそうだというのを休日にいった広州市でも感じました。


次回は広州市散策についてです。

ワープアの中国滞在記 その10

前回述べたように、6年ぶりに訪れた中国では特に買いたいと思うものが見つからなかったのですが、二つだけ例外があります。


それは書籍とお茶です。


書籍については毎度のことなので、特に記すほどのこともないのですが、今回は広東語やベトナム語の学習書、工業系の専門書などを買いました。


お茶については、プーアル茶を買いました。


200g×5枚=1kgで598元。(1元=15.87円として9500円くらい)少し高めのもので、竹の葉か何かで包まれていて、日本に持ち帰って飲んでみましたが、結構おいしかったです。

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以前、邱永漢先生の本を読んでいて、プーアル茶が投資の対象になるとか書かれていて仰天したのですが、年代物のワインが投資の対象にもなるという話もあるくらいです。




熟成させればさせるほど味覚が変化するプーアル茶が投資の対象になるというのも、言われてみれば確かに納得のいく話です。


とは言え、今回買ったプーアル茶は投資というほどオーバーなものにはならないと思いますが、飲まずに保管しておいても価値が上がるかも知れないいうのは、結構おもしろい趣向だと思います。
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