孔明の天下三分の計に従って、蜀への侵略を勧める軍師龐統に劉備は以下のように言って抵抗します。


「いま私が水と火のように争っているのは曹操である」


「彼が天下統一を急げば、私は逆にゆっくりとする。彼が暴力を用いれば、私は逆に仁義を用いる。また彼が人を欺けば、私は逆に人に誠実であろうとする」


「このようにすべて彼の反対を行っていけば、私の事業は成るであろう」


「いまこの程度のことのために、天下の信義を失うということは私が取るべき道ではない」


結局、劉備は周囲の勧めに従って、蜀へ侵攻し、ここに魏、呉、蜀の三国鼎立の時代を迎えることになるのですが、劉備は明確に彼の戦略を持ち、それを実行していたのです。


私の投資戦略もこのブログの運営も劉備の戦略と道を同じくしています。