本多静六(1866-1952)は、東京山林学校(現在の東大農学部に相当)を卒業後、ドイツに私費留学し、ミュンヘン大学で博士号を取得。帰国後は、東京農科大学の助教授となりました。


彼の投資生活が始まるのは、博士号取得後、助教授として働き始めてからのことです。


安田善次郎や渋沢栄一との交流の話なども出てきて、学者なのにこんなに財産を築いた人物が過去にいたということに驚きます。


学者を目指してワーキングプアになってしまった私とはえらい違いです。


さて、『私の財産告白』が投資生活のメインを描いていますが、その他の著作『私の生活流儀』、『人生計画の立て方』、『本多静六自伝 体験八十五年』なども重複する箇所はありますが、かなり参考になります。


この四部作は私の手元にすべてあります。