amazonで中国株と入力して検索すると、最近の中国株二季報などの極一部の書籍を除いて、中古書籍はずらーと1円本のオンパレードです。


実際は送料が250円かかるので、251円本なのですが、昔は中古本も定価よりちょっと安いくらいで売られていたことを考えると、化石でも見るような気分になります。


中国株投資の王道中国株投資の王道
著者:バートン マルキール
販売元:日本経済新聞出版社
(2008-03-14)
販売元:Amazon.co.jp


『マーケットのランダムウォーカー』を書いたバートン・マルキールの中古本も私が見た時点では54円ですね。


かわいそうなので、20冊近く買ってあげましたが、それでも、普通の新刊書の2、3冊分くらいの値段にしかなりません。


1円本とは言え、ここ十年くらいの昔の株価とか純利益の変動を見るとギョッとしますね。


1円本に書いてある情報が1円の価値しかないわけではありません。


これは本における逆張りです。他人がタダ同然で投げ捨てた本に私は251円以上の価値があると思ったから買ったのです。


逆に中国株で蔵が建った、セミリタイヤしたなんて新刊書を買うのは、セミの抜け殻をつかまされているようなものです。


私はセミの抜け殻をつかまされた人がそれを投げ捨てるのを待って拾い集めます。そしてセミの抜け殻からセミの生態を研究し、セミを自分で捕まえるとともに、抜け殻の方も標本にして売り出します。


また変な話になってきましたね。


結論は中国株投資をしなさいということでは全然なくて、こういう今明らかに世間の関心が冷め切っている投資対象はあなたの周りにないですか?ということです。


多分セミの抜け殻ありますよ、きっと。