「でも、もういつ中国に行く機会があるかわからないのにタンス預金しておくよりかは株式に替えておいたほうがいいだろうな」


と思って株式を買うことにしました。自分のポートフォリオをそのとき見ると、1株だけ持ってたケネディクスの株価がさらに下がって8000円くらいになってました。


「安い……」


と動物的本能に促されるまま、4株ほど追加購入し、あとはあまり覚えていませんが同じく低位株だったみずほ銀行の株を買ったように思います。


ときは流れて、4月の日銀の金融緩和発表。


ふと、気がついたらケネディクスは1株70000円を越えてました。


ヤクザな企業だけあって、値上がり率もハンパではなく私のポートフォリオの中でも最大でした。


ゆえに大きく買うことはできない銘柄ですが、ポートフォリオ全体のリターンを押し上げる効果はあります。当時から2、3割しか上昇してない銘柄も多数ありますので。


株式投資の良いところは、リスクは出資分に限られ限定的であるのに対して、リターンは無限大であるところです。分散投資と組み合わせることによって、リスクを絞りつつ、リターンを押し上げることができます。


さて、このケネディクスについては、つい先日他の銘柄を買いたくなったので、1株だけ残して売却してしまいましたが、もし昨年に人民元→日本円の換金手数料をケチってタンス預金を継続していたらと思うと、ぞっとします。


この世は格差社会です。ブリジストン株を死ぬほど持っている政治家の家庭に生まれる御曹司もいれば、あしたのジョーのようなドヤ街で育つ子供もいます。先天的な環境は変えようがありません。


しかし、後天的には「時間」と「お金」をどう使うかで人生を変えていくことができます。


消費でも投資でもいいのですが、銀行預金やタンス預金というのは一番下策なお金の使い方です。