あたかも地価が徐々に上昇するかのように、中国古書の値段が上がっていると感じ、中国古書の収集を始めました。


しかし、ちょっと心にひっかかるところがあります。


「はて、自分は値上がりする本を見てニヤニヤしたり、さらにはそれを売るために買っていたのか」


いや違う。本は自分が読むために買ってきたものだ。


土地は自分が住む家を建てたり、あるいはアパートやビルを建ててビジネスに利用したりと、何か有効活用するために買うものです。


もちろん土地を転売して儲ける人もいるでしょうが、それは土地活用の本流ではなく、極一部の不動産屋や個人がやることです。


同じように古書の転売は古本屋にまかせておけばよく、私は中国古典を自分のためにどういうふうに有効活用するかを考えるべきではないか?


そこで、これまでそういう視点で中国古典を読んだことはなかったのですが、資産運用に役立ちそうな知識がそこから得られないだろうかと考えるようになりました。


チャート分析をするテクニカル派、財務諸表を分析するファンダメンタル派、投資にはいろいろなアプローチ方法があります。


そういうのはそれが得意な人に任せるとして、では私は中国古典に学ぶ歴史循環派という立場を取ろう。


中国古典に見られる人間の思考や行動パターンは現代の投資市場にも再現されるものではないかという学派です。


というわけで、中国古典に現代の資産運用の知恵を見つけようとする試み、中国古典と資産運用編がスタートします。