自殺しなくてもすんだだろうと私は思っています。


ウォール街のグレートベアと呼ばれたジェシー・リバモアは10代のわずかな期間、バケットショップで株価の変動を記録するチョークボーイとして働いたことがある以外は、すべての生涯収入をトレーディングから得たという筋金入りの天才トレーダーです。


超イケメンで女癖が悪く、浪費家だったリバモアは四度の破産を経験したことからも分かるように資産防衛に弱点を持つ人間でした。


もしリバモアがブログを書いていたらというのはもちろん仮定の話です。リバモアが生きていた時代にインターネットはありませんでした。


けれども、リバモアがそのトレーディング生涯のすべてと言わずとも、その半分の期間でもブログを書いていたら、ものすごいアクセスを集めたことは間違いないです。


なぜ断言できるか?


体裁は異なりますが、文字情報を伝達するという点において、書籍とブログは似た性質を持っています。


ジェシーリバモアについて書かれた書籍は今だに原著のみならず、翻訳書まで出版されて世界中で読まれ続けています。


書籍が読まれると言うことは、すなわちブログも読まれるということ。


両者の違いはブログの方は2000年代に入ってようやく登場したという点だけです。