トレードで勝てなくなった最晩年にもしリバモアがブログを書き始めたとしたら、なんと言われたでしょうか?


「トレードで勝てなくなったから、リバモアはブログで儲けようとしている」


と間違いなく言われるでしょう。


どれくらいの人々にそう言われるかは分かりませんが、リバモア本人の立場からすれば、それは別に本質的には気にする問題ではないと思います。


そういうふうに揶揄する人たちとは接点が生じないというだけでおわりだからです。


一方、触れるものすべてを黄金に変えるようなリバモアのトレーディング戦略の一端を知りたいという人は時代を越えて後を絶ちません。


今でも彼に関する書籍が世界中で売れ続けていることがそれを物語っています。


もしリバモアが自分の経験をブログを通じて多くの人に伝えようとしたら……。


それが彼の老後を支える最後のビジネス、セーフティネットになったんではないかと思います。


もっともリバモアの時代にはまだインターネットもブログもありませんでした。


しかし、今後生まれるであろう第二、第三のリバモアにはそれができる環境が既に整っています。