老舗の大企業と違って、できたばかりの新興企業にとっては100年継続する企業になるのは一つの目標になると思います。


そういうたぐいの目標を経営者が名言している新興企業に投資しています。


結局、会社というものも似たもの同士の集まりになるので、経営者が強い野心を持っている場合にはそこで働く社員も同じような成長志向を持っていることが多いと私は考えています。


野心の塊のような人間が集まって、大手企業ではありえないスピードで成長していく新興企業。


リスキーですが、成功すれば「老後までにはなんとか豊かに」といわず、もっと早くお金持ちになれそうです。


もっとも経営者と社員の野心というものは財務諸表には現れません。そんなものを書く欄はないからです。


でも経営者と社員が現状に満足してしまったら、新興企業はただの小型株に成り下がります。


なつさんのブログにミクシィが没落してしまった原因が書かれています。


ミクシィが没落してしまったのは、ただ何もしなかったから。注目すべきは事業に失敗して没落したのではなく、ただひたすら何もしなかったという点です。


DeNAやグリーがSNSとして伸びてきたときにもただ傍観するだけ。


Facebookの侵略に対しても鈍感。


一気に若年層を取り込んだLINEに対しても無策でした。


同じような中国SNSサービスの雄、テンセントがLINEに対抗して微信(WeChat)を開始したのに比べると対照的です。


日中で同時期に登場したSNSサービスの雄は完全に明暗を分けてしまいました。


残念ながら心は誰にも分けてあげることはできません。