ビジネスで失敗する人の10の法則
ドナルド R キーオ
日本経済新聞出版社
2009-04-21



立候補すれば大統領にもなれたであろう経営者とバフェットに言わしめたコカコーラの元社長ドナルド・R・キーオの著作です。


ビジネスで成功する秘訣などないが、逆にどういう方法をとれば高い確率で失敗するかということなら分かるというドナルド・R・キーオの考えが述べられています。


ライブドアの失敗はドナルド・R・キーオが言うところの第五の法則、反則すれすれのところで戦ったことが原因です。


株式を公開している企業がほぼすべて、ウォール街とつねに接触するようになり、短期的な業績を高めるよう、つねに要求されることになった。(p.90)


かなりの経営者は「これは正しいことなのか」とは質問しなくなり、「これは合法なのか」と質問するようになった。こうなればあと一歩で、「これをやってもばれないか」と質問するようになる。(p.90)


「四半期の一株当たり利益が五セント足りない。あと五セント、どこかでさがしてくれ」とあせったCEOが命じる。(p.89)




ライブドアの№2だった宮内氏がライブドアの内実を書いた著作を読むと、全然関係ないドナルド・R・キーオがまるでライブドアのことを語っているかのように錯覚してしまうくらい状況が似通ってます。 


「今期の利益、全然足りないっすよ。目標達成すんの、絶対無理っすよ」


「まずいよね。なんかないの?」(p.48)


「宮内さん、何、このファンドからの利益は。説明して」


「ごまかし」の要素はあるにしても、違法か合法かと言われれば合法で……(p.149)