アンティーク投資に本格的に乗り出したい二つ目の理由は自分の専門分野を投資に生かしたいということからです。





この本に出てくる一節、


「あなたの持っているもので、あなたの今いるところで、あなたの持っているものを使って、あなたのできることをしなさい」



という言葉が非常に好きで、他人の環境やお金を羨むのではなく、自分が使えるものを使って自分にできることをやるのが投資だと思っています。


思えばええ歳したおっさんになって、ワープアライフに陥るきっかけとなったのは、中国の古典文献のせいです。


サラリーマンなんて何年もやれば、自分の将来が見えてきます。


50歳、60歳くらいになった自分がどういう仕事をやっているのかが透けて分かるようになる。


「あれっ、俺の人生ってこんなんでよかったんだっけ。なんのために中国の僻地まで行って、古典を勉強したのだろう……」


フラフラッと気が迷ったが最後、ワープアになっていたでござる。


さて、今の人は漢文なんて読まなくなりましたが、中国書籍は平安時代くらいから嗜好品の一種として輸入されてました。


そう、嗜好品。酒やたばこ、もっと危険なものになれば麻薬。


なくても死にはしないのに意識に絡み付いて抜け出せないものがいわゆる嗜好品。


アル中が下戸の人に「なんでそんなもの飲まないと生きていけないの?」といわれても、返す言葉がありません。


同じように、「中国の古典がおもしろいくらいならともかく、そんなもので人生を棒に振るなんてアホちゃうか?」と言われても私には返す言葉がありません。


お互いはガンジス川を隔てて対岸に立っているかのように、理解しあうことができません。