この書籍が出版されているのは前から知っていましたが、もう中国在住であちらの古書売買サイトで手軽に買えるというわけでもなく、また値段も高すぎるので、見ているだけでした。


いま孔夫子旧書網での最安出品が7300元くらいです。7300元というと、大体12万くらいでしょうか。中国人も高いと思っているのか、この価格帯で売れた形跡はありません。


また定価9800元となっていますが、出版直後の2005年に4000元くらいで売れた形跡があるところを見ると、このあたりが新刊割引後の実売価格だったと思われます。当時は人民元ももっと安かったと思いますが、今のレートで6~7万円くらいでしょうか。


そして、今回私は日本の古書店で36000円で買えました。最初は見間違えているのかと思いました。


「63000円と打ち間違えたんとちゃうやろか?」


「これ注文してもキャンセルされる???」


ただの私の思い込みで、普通に買えました。


しかしながら、日中の物価格差を考えると、中国よりも日本の方が安くものが買えるという状況は異常です。もっとも輸入品とかは、価格がグローバルなので日本でも中国でも同じです。しかし、この書籍は純然たる中国国内の出版物です。


なんでこんなことが起こるのでしょうか?