Qさんは非常に多作な方で、出版された著作は400冊を越えているようです。出版社を変えての再版などを含めるとしても非常に多くの著作を残しました。


私などがよく目にしたのはバブルの頃に書かれたいわゆる財テク本なんかが多くて、今の世相からするとちょっとズレているなあと思い、あまりQさんの本は読んだことがありませんでした。


しかし、改めてQさんの著作をいろいろと買い集めてみると非常に参考になる考えが多く、これまでの自分の認識をあらためるに至りました。


「Qさんの思想の断片的なものしか見てなかった」


と。思えば、数十年もの長きに渡って、財テク本を出版し続けられるというのは、尋常な器量で成し遂げられるものではありません。


株高になればワラワラと出てきて、ブームが去れば見向きもされなくなる評論家たちは数多くいますが、誰の名前もはっきりとは思い出せません。


一方、Qさんは財テクに関する本質的なものを掴んでいたので、その死の直前まで、著作を出版し続けることができました。


いわゆる一発屋とは一線を画す存在だったのです。


惜しくもQさんは昨年亡くなりましたが、Qさんの本家サイトは未だに毎日更新され続けています。


「Qさんは死んでしまったのに、なんでサイトが更新されているんだろう」


と最初見たときは少し混乱したのですが、今なら毎日サイトが更新されている理由が分かります。


Qさんは古くならないのです。