アンティーク投資というと、バブルの頃に安田火災がゴッホのひまわりを58億円で買ってみんながあきれた件とか、実業家の齊藤了英氏が100億以上で買ったゴッホやルノアールの絵を「死んだら棺おけに入れて欲しい」などと言って物議を醸した件が思い出されます。


バブルの頃、金余り日本が買った絵画の多くはバブルがはじけるとともにまた日本から捨て値で流出していったようです。


するとやはりバブルの天井圏ではアンティークへの投資だって難しいんじゃないかという一般的な考えが思い浮かびます。


流動性が高く世界中どこで買っても価格の変わらない金融商品は別として、無限に近い商品があるアンティークについては一概にそう言えないのではないかというのが私の考えです。


いま少額の積み立て投資の対象として考えているのは中国切手と中国古書です。中国古書については私の学生時代の専門分野だったので言うに及ばずですが、なぜ中国切手か?







中国で発行されたすべての記念切手を網羅している小冊子ですが、当時の評価額も記載されているので、ある程度の価格変動を知ることができます。


日本がバブルで沸き立っていた1989年度版と現在の2013年度版の中国切手の評価額を試しに比較してみましょう。


もうギャグとしか思えない金額が並んでいます。