日本で働く中国人研修生とあまり話をする機会は今までなかったのですが、ものすごい切り詰めた生活をしているという話を聞いたことがあります。


つまりそれだけ切り詰めて日本円を中国に持って帰る価値があるから、そうやっているのでしょう。最近はお金のためというよりは、日本で働いてみたいという若者も増えつつあるようですが、根本的なところは今でも変わらないと思います。


日本の労働単価はグローバルレベルで見ればとてつもなく高く、日本にワープアなんてほとんど存在しない。


生活コストも高いから単純な収入比較は意味がないという反論はあると思いますが、ワープアでも節約して残した3万円とか5万円には絶対的な価値があります。つまり、


「お前は日本人でお金を稼ぐのが簡単だから、お前が持ってきた1万円は300元にしか替えてやらない」


なんて話は、世界中どこにいってもありません。


1万円は今なら必ず600元弱に換金できます。


この辺になにかひとつの手がかりがありそうな気がします。