私の個人的な経験からすると、あまりに長すぎる外こもりというのはそんなにうまくいくものではないんじゃないかと思います。


それよりも日本人が意識していないだけで、日本は世界トップクラスの労働単価を誇る労働者天国です。


中国人がわざわざ日本語習得のために学校に行ったり、ブローカーに手数料を払ってでも働きに来たいと思うくらい労働単価の高い国です。しかも彼らがやらされるのは大抵しょうもない仕事ばかりです。


例えば、タイに外こもりした経験がちょっとでもあるというのなら、日本で無期限に働けるという日本人特有のメリットを最大限に生かして、ワープアでもなんでもいいからとにかく働いて働きまくり、さらに中国研修生のような節約生活を送る。


そしてタイの人が豊かになって株式投資や骨董趣味に目覚める前に、それらのものに日本からどんどん遠隔投資していく。


新興国の人は日々の生活に追われて投資できない一方、先進国の人はタイとか中国のものなんかに価値なんてあるわけないと思い込んでいます。


身近な話だと、中国産のおみやげなんか未だに気味悪げにされます。アホとしか思えません。私の経験上、金のかかってるものは中国産でも十分信頼に足りますし、安物は日本のものでもかなり怪しいです。


ここには一つ大きな利鞘が存在します。


タイ人や中国人の場合はまた別でしょうけれど、日本人の場合はコストを下げる外こもり戦略よりも新興国への投資戦略のほうがうまくいきやすいんではないかと思います。


ちなみに私も老後は生活費の安い中国で過ごそうとかいう発想は全然ありません。それよりも日本にいて中国をどうやって遠隔利用できるかと日々考えています。