「中国産のアンティークとかいろいろ面白いものあると思うけどねえ」


「例えば?」


「最近ヤフオクで日本人が70年代に集めた文革時期の中国切手のアルバムが130万円を越える価格で落札されていたよ」


「切手で130万???」


「それだけじゃないよ。1962年の梅蘭芳の舞台芸術、8種類×2セット、つまりたった16枚の切手が140万近い価格で落札されていたりとか」


「下手すりゃコンパクトカーが買えるくらいの値段だね。バブルだ。間違いなくバブルだ」


@(・●・)@「……。そうかな?」


「えええ?君もバブルの熱に浮かされたんじゃないの?」


「ボクの手元に1995年の中国切手カタログがあるけど、1962年の梅蘭芳の舞台芸術、8種類のセット価格は美品で33万円になっている。バブルというなら、この価格だって既にバブルじゃないの?」


「たっ、確かに。既に馬鹿馬鹿しい値段だね」


「バブルというのは急激な価格の上昇とそれに伴う下落の痛みのことを言う。20年近くかけて値上がりし続けているものをバブルといえるだろうか?」


「???」