骨董収集と贋物は切っても切れない関係にあります。丁福保と陳存仁の古銭投資が成功したのは、明らかに贋物が混じっていると知りつつも、本物の方がはるかに多いと判断して古銭を買い進めたことにありました。


つまり贋物を買ってしまうという失敗を少しも恐れず、自ら望んでリスクを取った。


なんとここにもチューリッヒの公理が横たわっています。


さて、自分も細々と中国銀元収集を開始したのですが、早速贋物を掴んでしまいました。


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これは広東省で発行された本物の貳毫(0.2元)銀幣です。この年度の発行量は膨大なので、ほとんど希少価値はありません。ヤフオクでも数百円で転がっているのをたまに見かけます。


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さて、こちらの9枚のうちには早速掴んでしまった贋物が2枚混じっています。どれでしょうか?