初版は30年ほど前になる本ですが、今読んでも全く違和感がないです。
ピラミッド型の階層社会になっている大企業は、一度退職したら二度と戻ることはできません。
そこを途中下車してしまった後で、「もう一度あの待遇のよい会社に戻りたいな」と思っても、入り口はもうどこにもありません。
ということは、新卒でいい会社に入れなかったり、そういう会社を辞めてしまったら、人生が終わってしまうのでしょうか?
Qさんが言うには組織社会を抜け出しても、実力社会があちころに広がっているから、書籍のタイトルどおり「生きられる」ということになるそうです。
私も大学卒業後、中国をフラフラと漂っていたので、大企業というほどのところには入ったことがないのですが、毎年新卒を採用するような会社にはいたことがあります。
規模や待遇の差はあってもピラミッド型の階層社会という点では本質的に同じだと思います。
そういう会社は一旦降りてしまったら、もう二度とはやってこない特急列車のようなもの。
ではわけあって、そこから降りてしまった人はどうすればいいのでしょうか?