古代と現代とを問わず多くの人が道楽によって身を滅ぼす中、道楽三昧の生活を送りながらも、その死後莫大な資産を残していたという稀有な文人が中国にはいました。


その名は袁枚(1716-1797)、清代の中期に活躍した文人です。


この人がどういう道楽三昧の日々を送ったかというと、ちょっと書くのに憚りあるようなこともあります。


まずは庭園いじり。


江寧(今の南京市)に随園という荒れ果てていた広大な庭園を購入し、まるで車好きが車でも改造するかのように、生涯をかけてその修繕と建築に熱中しました。


次には美食の追求。


中国の文人は高級官僚も多く、天下国家を論じたものや、そうでなくても各地の叙情的な風景を詩や文章に書いたものが多いです。






「うまいものの料理の仕方」を追求した書籍を残した文人なんて寡聞にしても、この人しか知りません。とはいえ、食べる方専門で、自分で料理するわけではありません(笑)


広大な庭園の中で美食三昧の生活を送っていると当然好色にもなります。