古い昔の会社四季報を集めています。

sikihou












二つの思惑があって、一つは昔の株価や上場企業の情報を知り、現在の株式投資に役立てるため。近視眼的な視点ではなく、長期的な立場から株式投資するためには、歴史を知る必要があります。


もう一つには昔の会社四季報は入手が困難になるにつれてアンティークのように値上がりするだろうという思惑もあります。


実際にヤフオクなどを見てみると、少し昔の会社四季報がただの中古本のような価格で出品されている一方、より古い会社四季報が結構な高額で出品されているのを見かけます。


さて、ざらっと過去の会社四季報から眺めてみると、1990年代後半までは情報通信系の企業はほとんど登場しません。


2000年代前半になると、カタカナIT企業がちらほらと見え始めてきますが、時をずっと下って近年の会社四季報を見ると、その増加具合に驚きます。


スマホゲームは言うに及ばす、超ニッチなwebサービスを展開するIT企業が数多く上場しています。そもそも昔はマザーズなんてありませんでした。


つまり日本経済全体が老いた虎のようになってしまったわけではなく、あたかも新興国のように新たに勃興してきた産業分野も日本の中にあったということになります。