増えすぎて今や死語になりつつある「IT企業」への投資を国内株式の主力にしています。


2年くらいで株価2倍くらいに成長している企業もあれば、逆に3分の1くらいまで下落している銘柄もあって、吉凶は未だ定かではありません。


しかし、財務分析よりも歴史学的な視点にたって、今後もこの事業分野の株式を保持し続けてみようと思います。


さて、では30年前には跡形もなかったIT企業以外に国内株に成長力の著しい投資魅力に溢れたものはないのか?


日本国内は今後人口減少が予測されています。


移民が今後入ってくることによって、この予測がどう変化するかは分かりませんが、新興国のように著しく人口が増加することはまずないでしょう。


つまり旧態のビジネスを展開している大企業は国内のみで事業展開する限り、成長余力がほとんどないことになります。


株式を持っていても少し配当が入ってくるだけで、株価の方は一向には上昇しない。


ここ20年くらい安定の大企業株を所有していた人はそんな結果になったかもしれません。


しかしIT企業のような革新的なビジネスでなく、旧態依然としたビジネスを展開していても海外へ市場を求めた企業の中には飛躍的に業績を伸ばしたところもありました。


あたかも新興国株式のように。


つまりそういう企業は新興国に割り込んで、新興国の成長力を自らのものとして取り込むことに成功したのでした。