名著です。時々読み返すのですが、ずっと以前から気になっていたことは、「分散投資ではお金持ちになれない」というチューリッヒの公理です。


バフェットなどの著名な投資家に限らず、素人でも大きく資産を増やした人は皆極少数のものに集中投資しています。


とはいえ、無理に集中投資するのは、大怪我の元です。


「これなら……」という機会をずっと待っていましたが、ひとつ勝負してみようかという企業が決まりました。


リブセンス(6054)という会社があります。


成約課金型の求人広告業で、創業から10年も経たないうちに東証一部までスピード上場した企業です。


ただ、近年は求人市場の変化や競合の出現によって、業績低迷が続いていて、株価は山なりに下げています。


チャートは反転の兆しもなく、まだまだ株価は下げる可能性があります。


しかし、ここ一年半ほどこの会社をずっと観察し続けてきましたが、どうにも良い企業のように感じられます。


芸能人のグルメ番組なら、ここで言葉を尽くしていかに美味な料理かを語ったりするんでしょうが、一日のアクセス数が20や30の路地裏ブログで、ムニャムニャ言うこともないでしょう。


全投資資金の25%をこの一社に投入して、勝負してみることにしました。外国株ポートフォリオ全体と同規模の投資になります。


また、チューリッヒの公理ではいつまでも投機に身を染めるなとも警告しています。


何度も安値で買って高値で売るというようなことが成功するとは思えません。


もし今回の賭けに勝った場合には、半永久投資に移行することになると思います。


あたかもマイホームを得たときのように。