小説三国志演義では、諸葛亮が祭壇を築いて祈祷して東南の風を呼び寄せたというような描写がありますが、実際のところは平生の気象観測から冬至前でもまれに猛烈な東南の風が吹くことがあることを知っていたとか、民間伝承ではドジョウを使って、東南の風の吹く日を予測したとか、諸説あるそうです。


なにはともあれ、季節外れの東南の風が吹き荒れて、呉の将軍、黄蓋はその風に乗って、枯れ柴や油を満載した偽りの降伏部隊を曹操軍の戦闘船の中に突入させます。


数珠繋ぎになった曹操軍の戦闘船は逃げることもかなわず、猛火は次から次へと飛び火して、壊滅的な打撃を受けることになりました。


曹操軍の失敗は、東南の風は吹かないという前提条件を信用し、完全にそれに寄りかかった布陣をしてしまったことにありました。


同じように私の今回の失敗は、リーマンショック級の不況がいきなりやってくるわけないという前提条件を信用し、完全にそれに寄りかかったポートフォリオを敷いてしまったことにありました。


ZAR/JPY 7.592というレートは、リーマンショックの最安値よりもさらに30pips下です。


つまり、リーマンショック以上のどん底になったのに、リーマンショックすら来ると思っていなかった私のポートフォリオは猛火に焼き尽くされる曹操軍のように壊滅的な打撃を受けました。