最近は私の身近でも離婚したという話をかなり聞くようになりました。20年30年前には、離婚したなんて話を身近に聞くことはほとんどなく、私の場合、離婚は芸能ニュースの中だけのものといった感覚でした。


近年、離婚が増えつつある最大の原因は、女性が経済力をつけたことにあると思っています。今、男女の収入が逆転している夫婦はざらにあると思いますが、歴史を振り返れば、これはかなり新しい現象です。





少し歴史を降り返れば、男女の収入格差は今と比較にならないくらいありましたし、就業機会も男性よりもはるかに女性は劣っていました。


家電製品の普及による女性の家事労働からの解放、商工業の発展による猛烈な人手不足の進行、家庭が経済力をつけたことと少子化による女性の高学歴化、などなどが、女性の収入増加に寄与したと思われます。


戦前、戦後初期の様々な書籍を読むにつけても、超長期では一貫してこのトレンドが進行していることを実感します。この過程で、女中のように歴史的遺物となってしまった職業もあります。





多分、昔の女性だって男の「飲む、打つ、買う」などの横暴に対して離婚したかったけれど、経済力がないからじっと我慢していたのではないでしょうか?現代に至って、女性に経済力が備わるにつれて、離婚が現実の現象として顕在化してきたのだと思います。


また離婚しなくても、私のような中年未婚者も増加しています。これもつきつめれば日本が豊かになった証と言えます。昔は生活のために結婚せざるを得なかったのであり、男女とも生活にゆとりが出れば、適齢期になれば何がなんでも結婚という流れにならないのは理解できます。


さらには結婚した家庭では少子化が進んでいます。年金制度がなかったころには、子供が年金替わりでした。今では老後のためにと考えて子供をたくさん産んでおこうとする人はいないでしょうし、その必要もありません。


となると、子供がいなくてもさほど苦にしない、また実際に問題もないという夫婦も増えてくるでしょうし、一人っ子同士が結婚して、親は取り残されるといったケースも出てくることでしょう。


つまり、高齢単身者が増加するという現象は、今からまさに起こるトレンドであり、将来、この経済規模が今とは比較ならないくらい大きくなれば、それを利用してビジネスをしようとする起業家が必ず出てくるはずです。