2013年からほんの少しベトナム株を買って観察していますが、足掛け4年目になっても個別株の動向は別として、全体的にはほとんどノーチャンスの状態が続いています。


未だに優良企業株には外国人の所有比率に制限がありますし、通貨としてのベトナムドンも弱いままです。


先見の明があって、もっと早くベトナム株に投資していた人たちは、株安と何度かの通貨切り下げのダブルパンチで相当な含み損になっている人が多いのではないかと想像します。もしくは諦めてベトナム株から撤退してしまったか。


チャートを見ると、2000年代後半にベトナム株バブルのようなものが発生しています。ネクストチャイナと見た多くの日本人がベトナムの証券会社を訪れて、口座開設をしたそうです。


もう10年以上前のことですので、辛抱強く投資し続けられている人は少ないかもしれません。


しかし、バブルの後に本当の経済成長がやってくることも多いです。日本ではITバブルから15年以上経った現在では、新規上場企業はITベンチャー企業だらけになっています。私の現在の所有株もITベンチャーばかりです。


株価が100分の1になったと言われるソフトバンクもバブルの天井から4分の1程度にまで値を戻しています。300年企業を狙っている同社がバブルの天井値を超えるのは時間の問題でしょう。


しかし、ベトナム株のように将来的には間違いないが、いつ暴騰し始めるか分からない市場への投資はどうやってやるべきか?