国内に閉じこもっていて、過去の歴史を知らないと気づきにくいことですが、今の日本は医療大国です。


アメリカの医療費が非常に高額で、会社が保険料を負担してくれる枠組みから外れた人は大変なことになるという噂は聞きますが、日本だって国民が健康保険に全加入になったのはほんの少し昔の1961年のことで、それ以前は医療費の支払いに苦しむ家庭は相当数に登ったはずです。






最近読んでおもしろかった本ですが、日本の医療技術や医療設備がひとつの産業として海外に輸出できるほど経済的価値が高いと述べられています。


確かにど田舎の私の住んでいるところにも地域不相応に綺麗な病院がいくつもありますし、今回のように手術することになっても、「ちょっと予定外の出費だったな」くらいの感覚で済んでしまうくらい安価で医療サービスが受けられます。


でも現代の日本しか知らないと、それが当たり前のことだから異常に恵まれていることに気づきにくい。


昔、生命保険についていろいろと本で調べたときにも日本の公的な健康保険が幅広い領域をカバーしているので、普通の人はかなり余計な生命保険に入りすぎているという論説を見かけましたが、今となっては実感として理解できます。


民間の保険会社が提供する医療保険は二階建ての部分に相当するものですが、ワープアな私はそれを今回インデックスファンドで自分で積み立てるものに替えてコストカットを図ったということになります。