カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

カモネギ伯爵の闇夜の鞘取りトレード

円買い派へ転向 その2

1ドル120円というのは、円安だとは感じますが、実際のところ円安がどこまで進行するかは分かりません。


リーマンショック後に1ドル90円を割ったときにはものすごく円高だと感じましたが、そのときには円高が1ドル75円にまで到達するとは全く思いませんでした。


同じように円安も1ドル130円まで進行するのか、あるいは1ドル140円にまでなってしまうのか、現状では全く分かりません。


円を買う場合にも相当なレバレッジの余裕を持っていないと危険です。


タイムリーな話題だとスイスフランの暴騰で、海外では破綻するFX業者も出てきました。


あまりに急激な暴騰でロスカットが機能せず、追証が発生したとの悲鳴もネット上には溢れかえっています。


ただスイスフランの場合、何年か前にも今回ほどではないにしても、かなりの暴騰劇があったように思います。


FX経験の少し長い人は記憶に残っていることかと思います。


そのときはマイナーな通貨は恐ろしいなと思った記憶がありますが、大体こういうことが起こるときというのは、予兆があります。


スイスフランについても今回が初めてではないのです。


自分の場合、円買いするときには、ドルを売って円を買うというスタイルになると思います。


既に1枚2枚とかの小ロットを120円より上で売って、少し下がったところで利益確定するということを試してみました。


ただ、120円で売った円を100円まで持ち越して利益確定するというのは、忍耐力が必要でなかなか難しそうです。


円安圏での円買いだけから入る一方通行のトラリピのような小刻みなトレードになるかもしれません。


つまりFXでのスワップ運用だけでなく、鞘取りトレードを再開したということになります。

円買い派へ転向 その1

「円」が安いんだったら、そのまま円を買えばいいんじゃないの?


いや、円が使用通貨であり、それはもう持ってるんだから買えないのか?


………。


いや買える。


FXでのドル売り円買いとかがいわゆる「円」買いになる。


1ドル120円というのは、約8年ぶりになる円安水準です。


これはチャンスかもしれません。


ただスワップ派は数多くいれども、円買い派はあまり聞いたことがありません。


外貨を売って円を買うというのは、イメージ的には空売りに近い印象を受けます。


一般的には円安になると株高になり、円高になると株安になるからです。


マイナススワップもつくので、心臓によくない。主婦受けはとても悪そうです。


しかし、株式の空売りがリスク満載なのに対して、FXでの円買いはよりマイルドです。


決済期限もなければ、流通量も株式とは比較にならないくらい大きいため、相場をコントロールできるプレーヤーはどこにもいません。


一方、個別株が異常値まで上昇して、賢明な空売りトレーダーを破産に追い込んだ話は数多くあります。


結局破綻する企業が人々の熱狂で異常な株価まで買い上げられることはそんなに珍しい話ではないからです。


ドルの利上げが近いということで、今みんなドル買い目先でみているところだと思います。


短期、中期トレーダーはそれでいいかもしれませんが、超長期投資家としてみた場合はどうか?


逆張りのチャンスが訪れつつあるように感じます。

円安の今に何を買おう

円安で日本を訪れる外国人観光客が激増しているようです。


つまり今は外国人にとって日本が割安にある状態。


逆に日本人の立場からすると、年収も激減し、国内にある資産もまた大幅に値下がりしているといったことになります。


働いて銀行に貯金しているだけだとほとんど気づかないかもしれませんが、これがグローバルな視点から見た現実です。


しかし、円安になるということは、日本の株式は外国人にとっては割安になるので世界中で買われやすくなり、日本株は値上がりしました。


あるいは外国株を買った日本人の人も為替差益で含み益が膨らんだことかと思います。


つまり少し前の異常な円高のときにせっせと株式買った人は年収は激減しても資産価値は急上昇したことになります。


今いかにオーストラリアの賃金が高いといってもほとんどの人はオーストラリアに働きに行くことはできないでしょう。


また行っても希望の職につけるとは到底思えません。


つまり為替変動による年収の増減はほぼ対処不可能であるため、私たちにできることは資産形成の方で智慧を働かせることしかありません。


そして円高のときならいろいろと選択肢はあったのですが、残念ながら、既に円安になってしまいました。


少し前なら当たり前のようにあった円にかつての強さがないのですから、極めて状況は厳しいです。


もう戻れない時間。今となっては何を買えばいいのか?


円安。円安い……。円が安い???

2013年下期スイングトレード結末 その4

パチプロからFXトレーダーになったという方のブログをちらほら見かけます。真偽のほどは不明ですが、短期トレードはギャンブルとの親和性が高いのは確かかもしれません。


私の場合、人生の分かれ目ではギャンブル的な選択をしてきましたが、ギャンブルそのものとは無縁の生活でした。


選択と集中、もっと自分の能力や過去の経験を生かした投資に特化したほうがいいのかもしれません。


また短期トレードは複利効果が効いてくる長期投資とは違って、高単価ではあっても労働収入に属します。


取引規模が大きいなら、よいビジネスになると思いますが、自分のように能力的な問題から小額のトレードしかできないようであればあまり将来性があるともいえません。


最初はおそく亀のような歩みでも複利効果が働く投資に集中したほうが、遠回りのように見えて、実は一番の近道だったということになるかも……。


となると、鞘取り利益を狙うこの記事カテゴリ自体が消滅してしまうのですが、最近頭を冷やしていたうちにもう一つ新たなスイングトレードのアイデアを思いつきました。


なんとそのスイングトレードは全く意識しないうちに過去一度実践してしまっていたのですが、今度は意識的にそれを実践してみようと思います。


そのときまでこの記事カテゴリはおいておきましょう。


(追記 高金利通貨のスイングトレードを考えていましたが、FXのデイトレカテゴリ自体が切手トレードカテゴリに吸収されることになりましたので、それについてはまた別のところで記事にさせて頂きます)

2013年下期スイングトレード結末 その3

今ドルは105円のところまで上昇してきたので、もう少し逃げ遅れていたら、2009年の退場劇を再現するところでした。


今回、いろいろと考えていたアイディアはありました。


例えば、10%トレーダー。


株式担保として証拠金に充当している総資産の10%、あるいは5%や20%でもいいのですが、トレード規模を大きく削減して市場に参加するという方法です。


ジェシーリバモアは全力トレーダーだったので、何度も破産を経験しましたし、著名なトレーダーの多くが初期に破産の危機に瀕したり、あるいは悲惨な末路を迎えています。


ゲームではないので、一度も破産することは許されないのが人生です。


トレード規模を縮小すれば、リターンは減少するかもしれませんが、致命傷を負わずにすみます。


10%トレーダーでもスワップ派よりははるかにリターンがありますし、株式が自動成長し、なおかつ鞘取りトレード利益が積み重なって総資産と取引規模が拡大していけば、いずれ小額とはいえない利益がだせるようになります。


トラリピっぽいトレードスタイルでしたので、レンジを外れて損失が出たときはどうなるか?


総資産の9割は無傷のまま残っているので、ロングで損失が出た場合には、買い場のチャンス、ショートで損失が出たときにも、損失自体は限定的で総資産は株高のために増加しているといった状況になります。


先鋒軍が壊滅しても、本隊が無傷のまま残って機動的に動けるような感じです。


今回は先鋒軍が壊滅するような状況にはなりませんでしたが、冷や汗をかきました。

2013年下期スイングトレード結末 その2

デイトレがうまくいかなくてスイングに逃げたというありがちなパターンですが、1枚ずつ10pipsや20pipsの利益でもこまめに利確する、含み益は我慢するという素人丸出しのトレードをしていました。 


結局、チャートの動きが全く読めないというのでこんなスイングトレードになったのですが、レンジ相場で上がったり下がったりしているときはうまくいってました。


だって我慢強く一ヶ月くらい待ってると、あら不思議含み損もいつの間にか含み益に。


「レンジ抜けたときにどうなるかだな……」


とは自分でも思っていたのですが、最近の円安で露骨にショートポジションを積み重ねてしまいました。


ロングのポジションは利確してしまうので、いつもカラになってしまい、ショートポジションの含み損だけどんどん膨らんでいくという始末。


損切りしたのはドル102円の前半でしたが、6枚のショートポジションを抱えて泡吹きそうになってました。


それにしても売りのポジションは小額でも泡吹きそうになってしまうのはなぜなんでしょうか?

2013年下期スイングトレード結末 その1

結論から言うと惨敗でございます。


8月  +39,429円


9月  +63,612円


10月 +57,627円


11月 +70,760円 (損切り -163,610円) 


収支がマイナスにならなかったのが、かろうじて救われるところですが、最後の損切りで四ヶ月間何をやっていたのかよく分からない結果になってしまいました。


ちょっとどういう状況だったのかを振り返ってみたいと思います。

2013年のスイングトレード戦略 その3

デイトレードの参考指標となるようにというのが、今回スイングトレードを取り入れた一番の理由です。


よって、スイングトレードによって狙う利益はおまけ程度の目的しかありません。


「利益が出せたらいいなあ」


という程度のものです。


しかし、これ以外にも重要な裏の目的があります。


それは、スイングトレードに取り組むことによって、中期的な景況感を捉えられるようにすることです。


誰もが意識するところではあると思いますが、為替変動と株価の変動はかなりリンクしています。


円安になれば株価は上がり、円高になれば株価は下がる。


両者の間にはかなりの相関関係があります。


よって、為替のスイングトレードに取り組むことによって、目先の景況感にある程度の判断力がつけば、日々の投資活動に良い影響があるはずです。


「私は超長期の投資家なので、目先の株価変動には関心がありません」


という人でも、スイングトレード的な立場から逃れることはできません。なぜなら、数年、数十年に一度の大暴騰、大暴落を待って投資活動を行うということは、できないことはないでしょうが、非現実的です。


よって、私達が日々の余剰資金を次々と積み立てていくときには、否応なくスイングトレード的な立場に立たされています。例えば、


「今ボーナスを投入したほうが安く買えるのか、あるいは一ヶ月後のほうが安く買えるのか?」


意識するかしないかの差だけです。


もしも、為替のスイングトレードによって、中期的な売り時、買い時にある程度の目安がつくようになれば、それを全く意識しない人とのリターンの差は一体どうなるのか?


もちろん投資活動は1年や2年で終わるものではなく、20年、30年と続いていくものです。


ほんのわずかな購入価格や利益確定の差が20年、30年と複利で積み重なっていくと……。


やってみる価値はあると思います。

2013年のスイングトレード戦略 その2

具体的なトレードプランについては、サポート、レジスタンス、トレンドラインなどのオーソドックスな視点に基づいたものになると思います。


ただし、一点だけ特色をつけるなら、損切りの回数をなるべく少なくするトレードスタイルにしたいと思います。


損切りしなければ元のレートに戻っていた、ということは誰しも経験のあるところだと思います。


日々の為替変動はかなり頻繁なので、自分の取ったポジションを通過するのが一度限りで、何ヶ月、何年も戻ってこないということは、かなりまれです。


これに目を着けたトレードスタイルとして、最近はトラリピなんてものが流行っているようです。


トラリピをやる気は全然ないのですが、相場のブレに目をつけるというところでは、多少似通ったところがあるかもしれません。


「含み益のときは決済して、含み損のときは決済しない」


書いている自分でもアホかと思いますが、資金量があればできるトレードスタイルです。資金量がないのであれば、目標利益額を少なくすることによって、擬似的によく似たトレードにすることはできるかと。


もっとも相場が一方通行になることは当然あるので、損切り自体は必須です。


イメージとしては、コツコツ利益を重ねて、ドカンと損切りする。


でもコツコツ積み重ねた利益の方がまだ残っている。


いやあ、妄想って本当に楽しいですねえ。

2013年のスイングトレード戦略 その1

前回の退場劇を踏まえて、新たなスイングトレードの戦略を練りました。


まず一番重要な点となるのは、利益を欲張らないことです。


ほんのわずかの利益で満足する。


一義的には一向に回数の減らないデイトレの参考指標とするために始めるスイングトレードです。


スイングトレードによって、中期的な方向感をある程度意識するようになると、上がったら買い、下がったら売るというふうに、一貫性がなく往復ビンタを食らっている今のデイトレの状況が少しは改善されるかもしれません。


なので取引枚数は1枚。


1枚で十分。月間50pipsを目標とします。


5,000×12=60,000  税支払い後で48,000円なり。


節約で年間50,000円を浮かそうと思ったら、結構大変です。メタボな人はともかく、今の私のように絞りきった家計からさらに50,000円となると。


「年間5,000円節約できるアイデアを10個出しなさい」


うーん。けっこうしんどいですね。


でも9割の人が損していると言われるFXで、月間50pips、あるいは3ヶ月で150pips、最小ロットで取るのは、意外とできることかもしれない。


節約生活がもう限界に達しつつあるというのなら、9割の人が損をするというFXの俗説に挑戦してみる価値はありそうです。

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