カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

カモネギファンド資産防衛の城壁

ガンホーとネオヒルズ族 その5

ネオヒルズ族のお兄ちゃんたちはちょっと柄の悪い暴走族といった感じですが、暴走族が使うからといって、バイクや車、道路そのもの便利さについてまで否定されるべきではありません。


つまり産業革命の成果物まで人間の側の問題で否定されるべきではないということです。


同じことが情報革命についても言えます。


ガンホーのパズドラで二三ヶ月くらい私も遊んでいましたが、一度もお金を支払うことはありませんでした。


ゲーム自体はお金を使わなくても十分遊べる仕様になっていて、課金すればもっと快適に遊べるようになるという程度のものでした。


ビジネスモデルとしてはどっかのお金持ちが私の分まで払ってくれたみたいな形になるのでしょうが、所得が二極化する今の世相にあっていると思います。


さて、誇大広告で胡散臭いものだらけの情報商材ですが、どうも多少なりとも風向きが変わってきているような雰囲気を感じます。


当たり前の話ですが、詐欺的な手法でガラクタを売りつけるよりは、真っ当なものを真っ当な価格で販売するビジネスの方が継続的に発展します。


道路が敷設され自動車が販売されるようになれば、暴走族が出てくるだけでなく、当然真っ当なタクシー会社や運送会社だって登場します。

ガンホーとネオヒルズ族 その4

例え外敵が攻めてきても強固な城壁が築かれていれば、びくともしません。


問題は情報商材を売る詐欺師たちの側にではなく、本質的には私の側にあったのです。


当時は普通のサラリーマンかつ田舎の独身実家暮らしということで、経済的にはそれなりにゆとりがあり、また会社の庇護の下で楽にお金を稼いでいたので、非常に緩い金銭感覚しか持っていませんでした。


ワープアになっていかにお金を稼ぐことが難しいかを実感した今なら簡単に分かるのですが、投資やビジネスにおける各個人の環境や能力は千差万別なので、「これをやればお金が儲かる」なんて回答はそもそも存在しません。


各個人が必死になって自分に合った回答を探すしかないのであって、赤の他人が横から「これをやれば儲かりますよ」なんて言うのは、ただの営業トークでしかないわけです。


私の場合、情報商材にトータルで百万単位の金額をやられているので、痛い損失ではありますが、おじいちゃんになる前に引っかかってよかったと思います。はしかや風疹にかかったと思えば、まだ取り返しがつく年齢です。


あればあるだけかっさらわれるのが詐欺の特徴です。


一万円しかなければ一万円ですみますが、一千万持っていれば一千万全部やられます。一億隠してあれば一億根こそぎ奪われます。10億の資産なら10億丸ごとなくなります。


なぜならそれぞれの階層に異なる能力を持った詐欺師たちがうごめいているからです。


「これだけの資産が築ければもう大丈夫だ」


という言葉は、詐欺の本質を全く理解していません。


しかし一点だけ救いとなるところがあります。


詐欺師が使う手口は階層と人物が変わっても本質的には全く同じということです。フィリピン人もイタリア人も日本人も身体的な構造はどこも違わないので、当然みな全く同じ「人間」の外見をしています。


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房
2007-09-14



詐欺師に対する特効薬としてこの本を私は薦めます。とにかく買っておいてください。

ガンホーとネオヒルズ族 その3

ネオヒルズ族という呼称が使われるようになったのは最近のことですので、私はこの人たちに騙されたことはありません。


むしろ書籍や彼らが無料でばら撒いている動画を見て、とても商才があるのにもったいない使い方をしているなあと感じることはあります。


さて私がグツグツのカモ鍋にされたのは彼らが登場する前のこと。


2000年代後半から俗に情報商材と呼ばれる商品がネット上で販売されるようになりました。


Wikiにも記載されていますが、情報そのものをPDFファイルや動画コンテンツにまとめて販売する商品です。


コンテンツとしてはお金儲けに関する情報が多いですが、(例えばFXの情報商材を見たことがある人は多いと思います)大抵は誇大広告の詐欺まがいの商品です。


情報革命の恩恵を受けて、こういう詐欺まがいの商売まで大繁盛するようになりました。

ガンホーとネオヒルズ族 その2

自分が所有している上場企業の決算説明会の動画をたまに見ているのですが、ソフトバンクのそれを見ると、「情報革命」という言葉がよく出てきます。


インターネット関連技術の発展によって、ありとあらゆる情報が世界中で瞬時に受発信できるようになったことが「産業革命」にも匹敵する「情報革命」であるという意味だと思います。


ソフトバンクは情報革命時代のインフラ企業を志向していて、情報革命が深化すればするほど、高速道路を運営したり、不動産でも所有しているかのように儲かり続けるようになります。


このブログを書き始めた一昨年くらい前に比べれば株価は随分と上がってしまいましたが、本格的な上昇はまだまだこれからだと思います。


さて、一見、何の関連性もないように見えるガンホーとネオヒルズ族ですが、同じ情報革命の波に乗って利益を拡張させたという共通点があります。


ガンホーが開発したゲームのパズドラはデータ送信によって、一瞬で全世界に配信可能です。ユーザー数が増えれば増えるほど、一顧客あたりの開発単価は減少します。


つまり売れれば売れるほど儲かるようになるわけです。


一方、お金が儲かるセミナー動画を販売しているネオヒルズ族のお兄ちゃんたちもまたデータ送信によって、一瞬で日本中のお馬鹿ちゃんたちに自分の勇姿を配信可能です。


やはりこれも売れれば売れるほど儲かるビジネスです。

ガンホーとネオヒルズ族 その1

ちょっと意味不明の記事タイトルですが、話はブログ開設初期の頃に戻ります。


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房
2007-09-14



ブログの過去記事は読まれないものですが、昔詐欺から身を守る方法というのをこの本を参考にしながら少し解説したことがあります。


具体的にはこれこれこういうものは危ないですよとは書かなかったのですが(騙しの手口は普遍的だから)、実際には自分が過去にグダグダに騙された経験を下敷きに書いていました。


さて、ガンホーは言うまでもなく、パズドラのガンホーです。証券コードは3765です。


また、ネオヒルズ族とは、自分のお金儲けの秘密をセミナー動画で配信したり、DVD販売して荒稼ぎしている人たちです。六本木ヒルズ界隈にこの手の人が多くいるということで、こういう呼称で呼ばれるようになったようです。


全然関連性のないように見える両者ですが、実は同じ時代の潮流に乗っています。

節約の効果を台無しにするもの

例えば100万円の幸運を呼び寄せる霊験あらたかなツボ。


もちろん例えばの話で、こんなもの持っている人はまずいないでしょう。(いたらごめんなさい)


でも程度が違えば、グレーな営業手法で売られている商品は山ほどあります。


私が大学生のときにひっかかった英会話教室はもう既に記憶に定かではありませんが、三年間で数十万円支払う契約のものでした。


三年間で数万円くらいならともかく、数十万円節約しようと思ったら、かなり切り詰めて不自由な生活を余儀なくされます。


逆から見ると、訪問販売ひとつ撃退するだけで、節約生活の何倍もの効果があるということです。


営業員が介在する商品は要注意です。一つには営業力がないと売れないガラクタであること。もう一つには営業員の経費が商品にのせられて割高になること。


どちらにせよ私たちにとって良い商品ではありません。


また折込チラシ、雑誌広告、インターネット広告すべて注意が必要です。詐欺的商品は必ず遠方のカモをターゲットにします。なぜなら引っかかる人間は極少数ですので、商圏を広げないとまず売れないからです。


あなたの過去を振り返ってみて、「うまくやられてしまった」と今なら思い当たる商品は何かありませんか?


大切なのは二度同じ過ちを繰り返さないことです。そうすれば、最初の失敗は授業料として十分価値があったということになります。

詐欺師のセールス手法

駆け足で『影響力の武器』の内容をまとめてみましたが、まだまだほんのごく一部です。今後折りをみて追加していきます。


さて、今回取り上げた内容を元にすると、具体的にどういう風なセールス手法が展開されるのでしょうか?


おそらくこんな感じになります。


無料や格安で良い商品をもらってしまい、詐欺師に対して無意識のうちに恩義を感じるようになる。(報恩の法則)


何度かそれが繰り返されるうちに、最初あった詐欺師に対する不信感がどんどん柔らいでいく。(慣性の法則)


おまけに彼の話はとても面白く、好感の持てる人物である。(好意の法則)


そうこうするうちに、超高額の商品を勧められて、少し不安になるが、購入者の絶賛の声をいくつも聞かされて、欲しくなってくる。(社会的証明の法則)


その商品が期間限定、数量限定のものであると聞かされて、いてもたってもいられなくなってくる。(希少性の法則)


最後には、著名人の推薦まであることに安心して、とうとう買ってしまう。(権威の法則)


とまあ、こんな感じでしょうか。ここでは6個のトラップがしかけられていますが、どれも人間の行動本能に基づいたものですので、これだけ多層的にしかけられてくると、素人が逃げ切るのはなかなか難しいです。


でも一つだけ効果的な魔法の言葉があります。この言葉を羅針盤としてしっかりと心に刻んでおけば、一見複雑に見えるトラップを単純化することができます。


その言葉とは?


「この世にうまい話があるわけがない」

悪用される権威者たち

ナポレオン・ヒルは『思考は現実化する』(Think and Grow Rich)の著作などで有名です。鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの依頼に従って、数百名の成功者へのインタビューを行い、彼らに共通する成功哲学を体系化しました。


二人の出会いのエピソードとして有名な話があります。


インタビューを終えたナポレオン・ヒルにカーネギーは提案をします。


「私が今まで話した成功哲学を20年間の期間をかけて体系化してくれないか?まずは500名程度の成功者を私が君に紹介する。ただし一つ条件がある。私は君に報酬は全く支払わない。どうだろうか?」


と。


報酬は無いというところに一瞬ナポレオン・ヒルはたじろぎましたが、これはビックチャンスだと思い、「やらせてください」と即答します。


その間29秒。


あとで、カーネギーがナポレオン・ヒルに明かしたのですが、このとき彼はストップウォッチで時間を計っており、もし返答に1分以上かかっていたら、彼からの提案ではあるけれども、断ろうと思っていたそうです。


さて、この話と英会話教室がどうつながるのでしょうか?


ちょっと関連性は全く見えません。


ところが、勧誘のおねーさんの言うところによると、ナポレオン・ヒルは即断即決で行動したから、ビックチャンスをものにすることができた。だから


「あなたも今すぐ決断しないとダメ!」


ということになるそうです。英会話教室に入って数十万のローンを組まされることがビックチャンスとは思えないのですが、カラクリ人形にこういう知恵をつけた人間がいることに今では感心します。


ちなみにナポレポン・ヒルとアンドリュー・カーネギーの生前のつながりについても明確な資料は残っておらず、ヒルがカーネギーを自身の権威化のために利用したという説もあるそうです。まさに死人に口なしといったところでしょうか?


何はともあれ、権威者は自分の知らないところで勝手に悪用されがちなものです。

訪問販売員がハンコつくまで帰らない理由

それは城壁を攻めたてて落城寸前のところまでいったとしても、一度帰ってしまったら、振り出しに戻るからです。


守備側の兵士たちの体力と傷は回復し、城壁も再度補修されてしまう。


「考えておきます」


なんて言われて素直に帰って、連絡の来たためしなどあるわけない。ぐらついている今このときが最大かつ最後のチャンス。ゆえに最初の訪問で私たちがハンコをつくまで粘りに粘り続けます。


さて、英会話教室といえば、ひと昔前にNOVAの経営破綻なんかがありました。


英会話教室全般、高額の複数回数のチケットを買わされたが解約できないと社会問題にもなりました。


(現在はどうも解約できるようですが)


さて、世間知らずでウブな大学生を狙った英会話教室の勧誘に私もハメられてしまいました。


ローンを組んだのは後にも先にもあのときが最後です。


とはいえ、私はそれでもがんばって200レッスンの半分以上を消化したのですが、ほんの数回しか教室で見ない生徒はかなり多かったです。


つまりかなり多くの学生が数十万のローンを抱え込んだだけで利用していないという状況だったと思います。


そもそも、生徒がみんなまともに受講したら、教室に人が溢れかえって大変なことになる、今から思えば笑ってしまうような英会話教室でした。


そして、勧誘のおねーさんのセールストークはキテレツそのものでしたが、まあよくこんな知恵をつけた人間がいたものだと、今思い返すと感心します。

権威の落とし穴 その2

詐欺師が権威者の権威を取り込む一番直接的な方法は、お金を払って権威者から推薦をもらうことです。


ただこの方法は胡散臭い詐欺師や小物の詐欺師は使うことができません。


次善の策としてよく使われている方法は、断片的に権威者の思想や言葉を借用することです。


昔、ネットワークビジネスに取り込まれそうになった知人の目を覚ますため、組織のリーダー格の女性のプレゼンを聞いたことがあります。


プレゼン中、彼女はロバート・キヨサキの著作『金持ち父さん』の話を持ち出しました。


「○○さんは『金持ち父さん』という本を読んだことがありますか?」


「ええ、ありますけど……」


「さすが、よく勉強されてますね。……(中略)これからは労働収入に頼るのではなく、権利収入を得なければいけません……」


と。


(もっとも、ネットワークビジネスのビジネスモデル自体、焼畑農業的で権利収入とはほど遠いと私は思うのですが……)


ベストセラーで全世界で絶賛された著作の思想を引用することによって、彼女は自分の正しさをより強固にしようとしたのです。


断片的な借用は断片的であるがため、注意していないと詐欺師の言ってることがとても理にかなっているように感じてしまいます。


思想や言葉は解釈によってどのようにでも変化するということを忘れてはいけません。


もう一例、私が大学生のときに英会話教室の勧誘で使われた手口を紹介しましょう。

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