カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

トルカモの不思議なアンティーク投資

中国切手図鑑 その1 特46 唐三彩 6種 1961年

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唐代の彩色豊かな陶器をモチーフにした記念切手です。


8種で揃いになるのですが、6種のみヤフオクに出品されていて、状態も良くない上に使用済みの切手だったので、400円くらいで買えました。


2013年版の新中国切手カタログでは使用済みのものが8種揃いで、3500円となっていますが、ヤフオクなんかを見てると実勢価格はもっと低いです。


だいたいこういう切手カタログの評価額は高めに書かれていることが多いようです。


高額切手というほどのものではないですが、彩色鮮やかできれいなので、自分好みの切手ではあります。

中国切手の真贋の見分け方

一番簡単な方法は本物と贋物を並べて見比べてみる方法だそうです。


切手ではないですが、以前中国の銀元の贋物を掴んだときも本物と比べてみることによって一目瞭然で分かりました。


粗悪な贋物はこの方法で簡単に撃退できます。


ちなみに近代中国の銀元や現代のパンダ銀貨といった銀貨の贋物は非常に多いです。大した希少性も価値もない広東省の0.2元の銀元にも贋物があったのには少し驚きました。


一方、ヤフオクで頻繁に売買されている中国切手には贋物がほとんどないように感じています。


極一部の明らかにいかがわしいものを除いて、贋物を疑われて入札を避けられているというケースをほとんど見かけません。


よって、中国切手をトレードする場合は、銀貨収集のように神経質にならないでよさようだと思っているのですが、とりあえずいろいろな中国切手を標本用に集めてみようと思っています。


未使用品は当然高いのですが、ボロボロの使用済みの切手ならかなり安く手に入ります。


手元に置いておく標本用の切手としてなら、使用済みのものでも十分その機能は果たせます。

中国切手トレードは成立するか? その4

チューリッヒの公理とともに私の投資戦略の根底を貫くのは「複利」です。


今日はわずかなお金しか貯められなかった。でも明日は今日よりもほんの少しお金が増えている。


自分にはたった100株しか買えなかった。でも株式配当で今は200株になった。


今日もろくでもないブログ記事しか書けなかった。でも明日はもっといろいろな人の役に立つ記事が書けるかもしれない。


「明日は今日よりももっとよくなる」


今がよくなくても複利の灯火には希望があります。


中国切手に関する知識は日々増えていく一方で、減ることはありません。


今は利益につながらなくても、将来へのわずかな希望の光があります。


というわけで、中国切手トレードを実験的に始めてみることにしました。

中国切手トレードは成立するか? その3

右肩上がりで上昇していく相場で株式を売買できたら、誰でも儲かると思いませんか?


ちょっと高掴みしてしまったと思っても、しばらく放置していると、損益がプラスに転じているような相場。


でも残念ながらそんな都合のよいことはなく、例え一時的にそういう相場でトレードできたとしても、リーマンショックのような大不況で塩漬け株を作ってしまい、それまでの利益を全部吹き飛ばしてしまうというのが典型的なパターンです。


これまで希少な中国切手は凄まじい上昇率を示してきました。


これをバブルという人は数多くいますが、もしゆるやかな経済成長の一部分だとしたら……。


これは私が抱いているものすごくリスクの高い妄想ですが、チューリッヒの公理は、


「豊かな家庭に生まれたわけではない貧乏人が金持ちになる唯一の方法はリスクと取ることだ」


と語っています。


私はチューリッヒの公理を羅針盤とした投資戦略を貫くつもりです。


つまり、バカ高値になった中国切手をどんどん買いこんでいくというリスクの塊のようなトレードスタイルを実行してみるつもりです。

中国切手トレードは成立するか? その2

当たり前の話ですが、株式や通貨を売買する場合、同じときに買えば価格は同じです。


一方、中国切手は実体ある商品なので、一枚一枚そのコンディションが異なれば、それによって価格も異なります。


また、同じ切手でもヤフオク、ebay、タオバオなどでは、それぞれの相場価格帯が微妙に異なります。


さらには、それ以外にも売り手、買い手の背景状況も様々です。


「安く買えたらいいなと思っている長期コレクター」


「早く換金したい切手商」


などなど。


妄想レベルですが、様々な利鞘が発生しそうな状況はあるように感じられます。

中国切手トレードは成立するか? その1

ヤフオクではものすごい数の中国切手が夜な夜な売買されています。


あたかもミニ株式市場のように活発な状況です。


昔から中国切手を集めるコレクターが日本には数多くいたこと、また近年の中国経済の発展によって、日本に散らばっている中国切手を逆輸入しようとする中国人が増えたことなどがその活発な取引の原因のようです。


骨董品の数多く存在する中国では、これを投資の対象としてみる視点は日本よりもはるかに濃厚です。その中で中国切手も代表的なカテゴリーの一つです。


株式や為替のように活発に売買される中国切手……。


トレーダーの原義は売買することです。


中国切手を売買して利鞘を取ることはできないか?

僕がデイトレをあきらめた理由 その2

ちょっとネットを検索すれば、派手に儲けているデイトレーダーのブログは数多く見つけることができます。


そういう方はそれでいいと思いますが、自分のような人間が同じことを真似しようとしても一生を棒に振るだけなのではないか?


亀が鷹のまねをしても、絶対に飛べるわけがありません。体内に組み込まれたDNAが違うからです。


しかし、亀は亀で、ものすごく長生きできたり、海に潜ったりできたりと、鷹にはできないことができたりもします。


つまり鷹の生活を羨むのではなく、亀なら亀の特性を生かした生活をするべきです。


そこで考えるのは、何かダボな自分にもできるデイトレードのようなものはないかということです。


派手に儲けることはできなくても、時間の経過と取引回数の増加にともなって、知識と経験がどんどん蓄積されていくようなトレード……。

僕がデイトレをあきらめた理由 その1

日々、トレードを繰り返しても、知識と経験が積み重なっていく気がしなかったからです。


去年の三月くらいは一番多いときで30枚くらいの規模でドル円のデイトレードをやってました。


増えたり減ったりを繰り返しながら、月末時でも20万円くらいの利益が残っていて、


「おおっ、これでワープア脱出できるるううう!」


とか妄想してましたが、翌月、翌々月くらいで利益をほとんど吹き飛ばしてしまいました。


今から思うと、よく30枚ものサイズでトレードしていたなと思いますが、積み重なった利益の範囲内で枚数を増やしていったので、あまり危機感を感じなくなっていました。


しかし、結局勘頼みのトレードで、少し利益が積み重なったと思うと、あるとき積み木を崩すように一気にそれを吹き飛ばしてまう。


昨年の後半にデイトレからスイングトレードに変えても、結果は似たようなものでした。


「こんなこと繰り返して、本当に継続的に利益が出せるようになるんだろうか?」


自分のトレードの場合、何の戦略もなくただのギャンブルに近いものがあるのを感じずにはいられませんでした。


となると、思い浮かぶのは、20年後、禿げ散らかしたヨボヨボの自分が


「デイトレで勝てばワープア脱出できる!」


と充血した目でモニターに向かっている姿……。


これは恐ろしい未来の姿です。

中国銀元収集 その1 広東省貳毫銀幣(2)

前回の記事の写真だと、一番左側の2枚が贋物になります。これくらいの解像度の写真ではよく分かりませんが、実物は質感、触感、音、すべて全然違うので、すぐ分かります。

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本物だけのショット。


贋物を掴んでしまうリスクを恐れず買い進めていけば、どんどん経験値がたまります。


それにしても銀貨というのは、非常によい音がします。


昔の人たちも、手のひらの中で銀貨をシャリシャリと、もてあそんでいたことでしょう。


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特に希少な銀貨でもありませんが、90年前の人たちが使っていた輝きが自分の手の中にあるのは非常に心地よいものです。


とまあ、こんな感じで中国銀元収集を始めました。

中国銀元収集 その1 広東省貳毫銀幣(1)

骨董収集と贋物は切っても切れない関係にあります。丁福保と陳存仁の古銭投資が成功したのは、明らかに贋物が混じっていると知りつつも、本物の方がはるかに多いと判断して古銭を買い進めたことにありました。


つまり贋物を買ってしまうという失敗を少しも恐れず、自ら望んでリスクを取った。


なんとここにもチューリッヒの公理が横たわっています。


さて、自分も細々と中国銀元収集を開始したのですが、早速贋物を掴んでしまいました。


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これは広東省で発行された本物の貳毫(0.2元)銀幣です。この年度の発行量は膨大なので、ほとんど希少価値はありません。ヤフオクでも数百円で転がっているのをたまに見かけます。


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さて、こちらの9枚のうちには早速掴んでしまった贋物が2枚混じっています。どれでしょうか?
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