今はもう見ることはないのですが、私が住んでいる四国の田舎では、昔ときどき道路脇の小屋にみかんが放置されていることがありました。


看板には


「みかん 1袋 500円」


などと書いてあります。


無人の小屋に放置してしまって、盗まれたらもったいないですね。


詳細は置き主に聞いてみないと分かりませんが、それでもおおよそ無人小屋の放置みかんのビジネスモデルは想像できます。


思うに、たかが1袋500円のみかんくらいのものを盗もうという人などめったにいるものではない。


すでに今年作ったみかんのほとんどは売りつくして利益を出しており、余ったみかんの処理に困っている。


捨てるのももったいないから、こうして道路脇の小屋に置いておいて、いくらかでも小箱にお金を入れて行ってくれれば、経費ゼロでさらに今年の利益を増やせる。


仮にこのみかんが全部腐ってしまったとしても盗まれてしまったとしても、既に今年度の黒字は間違いない。


といったところでしょうか?