
著者:ジョージ・S・クレイソン
販売元:グスコー出版
(2008-08-08)
販売元:Amazon.co.jp
実はこの本には本当のことが書いてあります。本当のことが書いてあるがために、百年近く前にアメリカで出版された本が、いまだに日本でも売れ続けて います。
ただし、本当のことが書いてある本を読んでも、必ずしも役に立つとは限りません。なぜなら、読み手の能力が足りないと、真実にバッタリ出くわしても、あっさり素通りしてしまうからです。
「いや、いいこと書いているねえ」
心の中ではうなずきながら。
書籍中のエピソード。
アルカドの息子ノマシアが、詐欺に会い、賭博的なビジネスに手を出して、父親からもらった資金を全部なくしてしまう話を私は何度も読んでいました。
それにもかかわらず私はノマシアと同じことをやってしまいました。違いは父親からもらったか、自分の資金であったかというくらいです。
穴の開いたバケツに水を溜めたがる馬鹿者たちがいつまで経っても改めない過ち。
それは浪費、賭博、詐欺。