詐欺師が使う手口というのはみな古典的なものばかりです。というのも、彼らは人間の行動習性を巧みに利用するため、その行動習性が変わらない以上、手口の方も一向に変わりません。


人体の構造が変わらない以上、柔道の技が毎年開発されたりしないのと同じようなものでしょうか?


私たちは毎回背負い投げで投げられたり、送り襟締めで締められたりと、決まりきった技でハメ込まれています。


目新しい技なんてまったくありません。


さて詐欺(悪徳セールス)の手口をパターン化して解説してくれたのがこの本。


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
著者:ロバート・B・チャルディーニ
販売元:誠信書房
(2007-09-14)
販売元:Amazon.co.jp



学術的な本であまり読みやすいものではありませんが、よく読めば数々の思い当たる節があります。


もっと早く読んでおくべきでした。人生の早い段階で読むほど被害額が減ります。


ところで、ブログって10年くらい書くとどうなるんだろうと思っています。


具体的なケーススタディについてはまたいずれ。