資産形成の三大阻害要因である浪費、賭博、詐欺を完全にブロックし、さらに馬力をかけて節約していくならば、最底辺の労働者でも余剰資金が生まれるようになってきます。


収入-生活費(経費)=利益


なので、収入の大小は本質的な問題ではありません。


よくあんなに収入があったのにどうして借金があるの?という著名人がいますが、収入の激減に生活費(経費)の削減が追いつかないと、損失まみれになります。


大きな収入は諸刃の剣です。常に自分に有利に働くとは限りません。


さて、穴の開いたバケツにいくら水をいれても少しも溜まりませんが、とっくりに入れた水は少量とはいえ、確実に溜まります。


では、この少量の水をどうやって増やすか?


ここでは目新しい話は全くなくて、ただ複利の魔法を使うだけです。


複利による資産増加は時間が経てば経つほど急勾配になっていくので、なるべく早く正しい列車に乗るだけです。


どんなに早くても脱線してしまうような列車に乗ってはいけません。


複利の大前提は元本が損失を被らないことにあります。


さて、複利で増加していく金融商品は時代と状況により変遷します。


あたかも砂漠のオアシスのように。


複利の法則のみが重要なのであり、金融商品の実体にこだわってはいけません。