カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2012年09月

年会費、月額会費がおいしいわけ

それは惰性で継続されるからです。


yahooのプレミアム会員、JAFのロードサービスしかり。


今年、初めて自動車のパンクを経験し、JAFを呼んでスペアタイヤに交換してもらいました。


30分ぐらいで到着から交換まですべて終わり、自動車に弱い自分としては非常に助かったのですが、ふと気づいたことが一つ。


「JAF呼んだの何年ぶりだっけ?」


自分の記憶をたどると、自動車に乗り始めた頃、一度バッテリー上がりを起こして呼んだことがあるだけでした。


「そうすると今まで自分がJAFに払い続けてきた年会費はいくらになるのだろうか?」


つまり、自分が払い続けてきた会費は、非会員として有料でJAFを呼んだ場合の料金より多いのではないかと疑ったのです。


ずばりビンゴです。


JAFからしたら笑いが止まらないはずです。有料で利用されても利益が出るのに、会員を募り年会費という形にすることにより、一段の利益の上乗せができるのです。


もっとも頻繁にJAFのお世話になっているという人は別でしょうが、そんな人は少数派のはずです。


最近の自動車保険は大体無料のロードサービスがついてますよね。JAFよりは不便なのかもしれませんが、重複だろうということで、JAFの方は解約しました。


もし、どうしてもJAFがいいというときは、有料で呼んでもいいですし。


年会費、月額会費を徹底的に洗い出しましょう。私たちは知らぬ間に搾取されています。

儲かる会社を遠ざけよ その2

「安心ケータイサポートの月額315円って一体何の料金だ?」


しばらく呆然とした後に、よみがえるAUショップのおねーさんとの過去の会話。


「1年後に電池パックを無料で受け取れます」


「無事故だと1年後に1000P還元されるのでお得ですよ」


「……。んじゃ、まあつけといてください(←アホ)」


私、PHSの時代から携帯電話使ってますが、これまで一度も携帯電話で修理や紛失、盗難などの保険を必要とするような事態に陥ったことはありません。


つまり、安心ケータイサポートとは、電池パック無料で送付しても、1000円相当の1000Pを還元しても、それでもなおAUが儲かる保険です。


保険は宝くじと同じで胴元が絶対儲かる掛け金で販売されます。


「お得よ、お得よ」といっても、売り手自身が損をする商品を自分で売り出すわけがない。売っている以上彼らは必ず儲かる。


普段、テレビはほとんど見ないのですが、星飛馬が「スマホでお得です!」というAUのCMは何度も見ました。


携帯電話サービス各社がガラケーからスマホに換えさせたいのは手に取るように分かります。


ボロ儲けしている会社のサービス利用は最低限に止めましょう。私達は気づかぬうちに搾取されています。

儲かる会社を遠ざけよ その1

近年出版の節約本を読むと、携帯電話の利用料金を見直せという記述は非常に多いです。


これはもっともな指摘で、携帯電話サービスを提供しているドコモ、KDDI、ソフトバンク、いずれも決算良好でボロ儲けといってもいい状態です。


儲かっている会社はお金を取るのがうまい会社です。


私たちの貴重なお金が搾取されているので、なるべく近づかないようにしないといけません。


さて私、携帯電話はAUを使っています。


請求書が郵便発送から、web上での閲覧式に変わってからずいぶん経ちますが、ずっと請求書を見たこともない状態が続いていました。


「ずっと金額変わってないし、そんなに使ってないからいいよね」


と放置プレイ。


ただ、このたび期せずした転職による収入激減により、ありとあらゆる消費活動にメスを入れることになり、初めて携帯電話のweb上での請求書を見てみました。


そもそも携帯電話サービスの料金体系は複雑怪奇で、いまだに計算の仕方がよくわかりません。


サービスプランを複雑にして素人に分かりにくくすると搾取しやすくなるのは、保険会社と同じ仕組みでしょうか?


さて、数多くある料金項目のなかに見慣れぬ項目が一つ。


「安心ケータイサポート?」

台所のゴキブリ家族

とある夜、台所のシンクで茶褐色に光るゴキブリに遭遇した私は、「ウゥオオオッ」と奇声をあげながら、彼を撃退しました。


「ふうっ。これで今晩も安心して寝られる」


……。……。ほんとに?


一匹のゴキブリはその家の衛生レベルの表れです。


ゴキブリが一匹いたら、その十倍はゴキブリ家族が潜んでいるとみて間違いありません。


同じように小さな固定費の垂れ流しは、その人の経済観念の表れです。


一つの小額の固定費の垂れ流しがある場合には、その十倍の同様事例があるとみて、間違いありません。


つまり、私の場合、yahooのプレミアム会員の月額会費346円の垂れ流しが20年で総額69,200円になること。


これは私の節約の意識の網を潜り抜けた小額の浪費だったわけですが、同様にしてこの網を潜り抜けた浪費が十倍はあろうということです。


ならば、固定費の垂れ流しは69,200円に留まらず、692,000円であり、もし事態がもっと深刻で20件の同様の浪費があったなら、1,384,000円。


仮にもしこの浪費された金額が同時期にすべて年複利3%で運用されたとしたら、20年後には110万円、220万円にも膨らむこと。


もちろんただの概算ですよ。でもとてもただの空想とは思えません。


さて芋づる式に出てきた私の小額の固定費の浪費。


どんなものがあったのかはまた次回にて。

少額の固定費の削減が大事な理由

節約に関する本を読むと大体書いてあることが固定費の削減です。


固定費というのは、毎月常に出て行くお金なので、ここを削ることができれば、その効果が半永久的となり、絶大な成果が期待できるからです。


もっとも、大きな固定費というのは誰でも気にしますし、金額も大きいため、削り易いです。


しかし本当に重要なのは小額の固定費の削減です。


例えば私の場合。


ヤフオクを制限なく利用するためには、yahooのプレミアム会員になっている必要があり、月額の費用は346円です。


ただ、私の場合一年のうちヤフオクを利用するのはせいぜい正味2ヶ月程度。残りの10ヶ月間、yahooプレミアムの何のサービスを利用するわけでもないのに、月額会費を垂れ流しにしてました。


yahooプレミアムの入退会は簡単にできます。使わないときは退会しておけばいいのです。しかし、金額が月額346円と小額なため、昨年までずっと垂れ流しにしてました。


多分、私みたいな人間は日本中にいることですので、yahooからしたら笑いが止まらないことでしょう。


サービスを利用するわけでもなく、クレームをつけるわけでもなく、ただひたすら毎月チャリンチャリンとお金を払ってくれる存在。


もし、20年こんな状態が続いていたとしたら……。


346円×10ヶ月×20年=69,200円


もし毎月の346円を複利3%で運用することができたなら、この69,200円は20年後には113,370円にまで増えてます。


20年で11万か……。あんまりたいした金額じゃないような……。


と思ってしまいがちですが、やっぱり大きな問題です。


何故か?


答えは台所のゴキブリです。

あの時間で何ができたのか?

あの金で何が買えたか―バブル・ファンタジーあの金で何が買えたか―バブル・ファンタジー
著者:村上 龍
販売元:小学館
(1999-07)
販売元:Amazon.co.jp




昔こんな本ありました。バブルの後片付けに使われた公的資金があれば、世の中の一体どんなのものが買えたのだろうかというファンタジーを書いた本です。


さて、各種アンケートを見ると、FXの勝者と敗者は大体2:8くらいになっているのが多いです。


やはり博打だけあって、少数の勝者は常にいます。(でもいつまでも勝ち続けられるかどうかは分かりませんが。ジェシー・リバモアだって最後には敗者になってしまいました)


勝者は多少なりとも報われたからまだ良いとしても、敗者は貴重なお金だけでなく、時間までも失ってしまいます。


トレンドラインを引いたり、各種パラメータを設定したりする時間。


モニターに張り付いて各種指標発表の瞬間を待つ時間。


トレーディング書籍を読んで研究する時間。


他人のブログを血眼になって夜な夜な徘徊し、トレード手法を検証する時間。


トレーディング講座を受講する時間。


考えて欲しいのが、あの時間で何ができたのかということ。


もっと残業してお金を稼いだり、あるいは自分の仕事に関連する資格をとったりとか。


そうでなければ、友達と遊んだり、子供の面倒をみたりとか。


損したのはお金だけだと思ったら、大間違いです。


そしていつか損したお金を取り戻せると思っているのなら、仮に原資を回復したとしても、時間は戻ってこないということを忘れないで下さい。


「えっ、原資を回復したら後は勝ち続けるだけだって?」


FXファンタジーでも見ているんじゃないですか?損切りはパソコンのモニタに向かってばかりするものじゃないということに早く気づいて下さい。

トム・ボールドウィンの教え

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
著者:ジャック・D. シュワッガー
販売元:パンローリング
(2001-08-01)
販売元:Amazon.co.jp




トレイダーのバイブルとでも言える本ですので、読んだ方も多いかと思います。ジャック・D・シュワッガーによる天才トレーダーへのインタビュー集です。


私も昔読んで興奮してました。(←アホ)


以下、トム・ボールドウィンへのインタビューからの引用です。


彼らは自分の消費に見合う分を稼げるようになるだけピットに立てないのです。というのは、どの仕事にも言えることなのですが、もしピットに十分なだけ立てば稼げるようになるのです。これはただトレーダーがカネを使う前に、どれだけ長くそこに立てるかの問題なのです。


―あなたは本当にそうお考えですか。


そうですね。平均的な人がみな100万ドル稼ぐトレーダーになるとは言いませんが、もしその人が五年間ピットに立ったら、稼げるようになります。それは普通の仕事と変わりありません。




この文章を読んで昔は「五年間がんばれば勝てるようになるんだ!」と思いました。


今ではトレーダーになるために五年間も使うんだったら、医学部行くとか薬学部に入った方が確実に稼げる……、


いやそれよりも五年間何の仕事でもいいから真面目に働いた方がお金貯まるよねと思います。


世の中にはお金の稼げる仕事が実にいろいろあります。一番自分に身近で得意なことでお金を稼げばいいのです。


トレーディングが自分の天職だという人がブログ村の為替ブログランキングに出てくるほどたくさんいるとは思えません。


実際、何年もしないうちに皆消えていきます。


いつまでも残るのは素人ハメ込みブログばかりという始末。

自分でもトレーダーになれると思うアホ

恥ずかしながら昔の私のことです。


以下、リバモアの著作からの引用です。


孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library)孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library)
著者:ジェシー・ローリストン・リバモア
販売元:パンローリング
(2007-12-04)
販売元:Amazon.co.jp




昔からディナーパーティーで初対面の人と臨席するたび、挨拶もそこそこにいつもこう尋ねられる。


「どうすればマーケットで稼ぐことができますか?」


若いころは、マーケットから手っ取り早く、楽に金を手にしたいと願う人たちが直面するすべての問題について、懇切丁寧に説明していた。あるいは丁寧に断って、その煩わしさから逃れていた。だが後には、無愛想に「分かりません」と答えるだけになった。


彼らの無遠慮な質問には耐え難いものがある。そもそも、投資と投機を科学的に研究してきた人間に対して、そんな質問が適切と言えるだろうか。「弁護士業や外科手術で手っ取り早く金を稼ぐにはどうすればいいですか?」と素人が、弁護士や外科医に尋ねるのと同じことである。



どんなに楽にお金を稼げるとしても今から弁護士や医者になろうとは思いません。自分には時間とコストがかかりすぎて、目標としては遠すぎるからです。


ジェシーリバモアに問い詰められそうです。


「医者は弁護士は無理やけど、なんでトレーディングなら自分でも儲けられると思うんや?(関西弁)」


「すいません。自分と同じ泥沼にハマッた人を救う布教活動しますので、許して……」

十年後には雪だるま?

このブログの概要もようやく見えてきました。


浪費、賭博、詐欺というお金が逃げていく三大要因をしっかりとブロックする。


低収入でもまじめに働いて、収入>生活費の範囲内で生計を立てて、節約により資金を貯める。


それに加えて、愚か者たちが賭博場に投げ捨てていったお金をカモネギFXにより拾い集め、自己資金に加える。


貯めた資金は複利の法則の運用により、潮が満ちるような自然な増加にまかせる。大切なのは、利回りの大きさではなく、その確実さ。


今は技術もブログの内容も手の平にちょうどのるくらいの雪玉くらいの大きさしかないでしょうか?


しかし、十年後には雪だるまくらいにはなっているかもしれません。


できたら三十年後には氷の巨大要塞になっていて欲しい。


これまで数々の人々やブログが闇の中へと消えていきました。


彼らはみな莫大な富を一度に得ようとうそぶき、高等技術を振りかざしましたが、勢いを得て自分の故郷の雪国を出たとたん跡形もなく溶けてしまいました。


一方、私たちは生まれ故郷の雪国を離れず、毎日地道に雪玉を転がし続ける。


素人でもできるようなシンプルなことを積み重ねて。


カモネギファンドは素人による素人のためのファンドです。

バブルは必ずまた来る その2

隣の芝生が青く見えるのは何も日本人だけの話ではなくて、どうも他国でもよくありがちな光景のようです。


私の場合、中国人と関わることがこれまで多かったのですが、彼らメイドインジャパンに対する信頼はまるで宗教の信仰のようです。


固有名詞の日本人、例えば自分の知り合いの山田さんや田中さんは別として、全体的な日本人そのものを嫌っている中国人は結構います。


しかし、ひとたび製品や商品のこととなるとメイドインジャパンへの信頼は刷り込まれた共産主義のように絶対不可侵のものとなります。


中国人の場合、自国の企業や政府のいいかげんさを自ら認めており、全く信用していません。


小さな話ですが、メイドインジャパンと書かれた板チョコをお土産に買って帰った中国人もいました。


私は心の中で「そんなのより中国の徳芙のチョコレートの方がおいしいのになあ」と思ってましたが、宗教なので、何も言う気はしません。


日本にバブルが再び訪れたとき、「俺はタケダもトヨタもソフトバンクも持っている!」とうそぶく中国人の姿が目に浮かびます。


私はそのとき心の中で「今ならチャイナモバイルとかペドロチャイナのほうがずっと安いのになあ」と思うのでしょうが、宗教なので何も言わず黙っていることでしょう。


リーマンショック時にまだ比較的堅調だった欧州が今ボロボロになってます。結局、四季が循環するようにバブルが起こっているだけです。


大恐慌が過去の痛みを忘れたころにやってくるのと同じように、バブルも甘美な記憶が薄れたころにやってきます。


バブルとともに踊れる天才トレーダーは別として、普通の素人は一箇所でじっと留まっているのが、一番コストを下げられる投資方法だと思います。


日本を信じましょう。

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