カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2012年11月

本多静六翁の投資術 その1

私は本を読むときに付箋を貼り付けていく癖があります。


線を引くよりも、すぐに重要な箇所が開けるからです。


久しぶりに付箋まみれになる本に出会いました。


私の財産告白私の財産告白
著者:本多 静六
販売元:実業之日本社
(2005-07-10)
販売元:Amazon.co.jp


これはカテゴリーを一つ設けて、今後研究していく価値があるということで、「本多静六翁の投資術 応用編」を始めます。


応用編としたのは、本多静六翁が生きた時代と現代がかなり離れているため、そのまま実践するのではなく、


「はて、彼がやった投資を現代に当てはめると何があるだろうか?」


と考える必要があるからです。


ブログカモネギFXはいろんな人の投資術を吸収して日々進化します。

劉備の戦略 その2

孔明の天下三分の計に従って、蜀への侵略を勧める軍師龐統に劉備は以下のように言って抵抗します。


「いま私が水と火のように争っているのは曹操である」


「彼が天下統一を急げば、私は逆にゆっくりとする。彼が暴力を用いれば、私は逆に仁義を用いる。また彼が人を欺けば、私は逆に人に誠実であろうとする」


「このようにすべて彼の反対を行っていけば、私の事業は成るであろう」


「いまこの程度のことのために、天下の信義を失うということは私が取るべき道ではない」


結局、劉備は周囲の勧めに従って、蜀へ侵攻し、ここに魏、呉、蜀の三国鼎立の時代を迎えることになるのですが、劉備は明確に彼の戦略を持ち、それを実行していたのです。


私の投資戦略もこのブログの運営も劉備の戦略と道を同じくしています。

劉備の戦略 その1

三国志といえば、日本では吉川英治の小説が有名です。


今でも本屋で平積みにされている大ベストセラーです。


また、横山光輝が漫画三国志の原作にしたのも吉川英治版で、子供の頃にこれを読んだことのある男性は多いことでしょう。


さて、吉川英治の書いた三国志はおおむね中国の明代頃に成立したとされる『三国志演義』を種本にしています。


冒頭の一部に吉川英治の創作が挿入されていますが、あとはほとんど中国の小説版の三国志演義そのまんまです。


もっとも中国の小説版三国志演義はもっと古い歴史書の三国志を種本にしています。


清代の学者、章学誠に言わせると、小説三国志は史実が七割、虚構が三割といったところだそうです。


なにはともあれ小説の三国志が面白いのは、それがおおむね史実によっているからです。


曹操が言ったあんな言葉や劉備が言ったこんなセリフも歴史書の三国志に本当に記されています。

投資の前提条件

ありとあらゆる投資にはすべて前提条件が存在しています。


つまり、投資を始める人の能力、性格、経験、資本、住所、友人、投資を始めた時期、影響を受けた本などなど……


さらにシビアに見ると、同じ個人においても、三年前と今では自身を取り巻く環境は完全に入れ替わっています。


つまり何が言いたいかというと、人がうまくいった投資をスケベ根性だしてサルマネしてもうまくいかない可能性が高いということです。


彼と私とでは投資におけるすべての前提条件が異なるからです。


また自身これまでうまくいっていた投資が突如挫折してしまう可能性もあります。


自分の能力や周囲の環境もどんどん変わっていくからです。


だからといって何も参考にしないわけにはいかないので、本や知人やブログを頼りに勉強しながら、手探りで投資していくしかないのです。


小さくテストして足場を確かめつつ、ゆっくりと進む。


万一のリスクを考えて、必ず分散投資を心がける。


自分が得た結果こそ、自分にとってのすべてです。


赤の他人の成果などどうでもいいのです。


このブログで不動産投資の話が全く出てこないのは、投資金額のロットが私には大きすぎて分散投資できないため、向いてないからです。


あなたの投資における前提条件はなんですか?


人の財布や口座をうらやましがるのではなく、自分の姿をしっかりと認識しましょう。

クマ式FX 実践編

クマ様から学んだクマ式FXの基本戦略は定まりました。


毎月数千円程度の豪ドルをドルコスト平均法によりレバレッジ2倍換算で積立投資していきます。


小額ですが、それでも20~30年と継続的に積み立てていけば結構な雪だるまになることでしょう。


そして毎月毎月買い続けていけば、豪ドルの値動きにはいやでも敏感になります。


不況になれば、高金利通貨も株式と同じように売られていきます。


待ちに待ったベア市場、吹雪のなかをクマがやってきます。


このときにレバレッジ2倍換算で豪ドルのスワップ金利狙いのロングポジションを追加します。


レバレッジ2倍程度なら、最安値を狙う必要はありません。ただとにかく割安価格で買えれば、十分に目的は達せます。


豪ドルが下がらなければ、ただのドルコスト平均法、何も記事にすることがありませんが、そのときは必ず来るでしょう。


毎年四季がめぐるように、市場に冬がこないということはないのですから。

待つFX その2

毎月小額の豪ドルの積立投資はベア市場の到来を知るためのマーカー。


本当の獲物は吹雪のベア市場の中をやってくるクマを一撃でしとめることです。


株式と違ってどこのFX業者でも扱っているような代表的通貨は安値圏でさえ買うことさえできれば、破綻リスクはほとんどありません。


天が落ちてきたらどうしようと心配した人の話が杞憂という言葉の始まりですが、豪ドルやランドが破綻したらどうしようと心配するよりも、自身のレバレッジの心配をしたほうがはるかに現実的です。


2006年から2007年の高金利通貨全盛の時代、半値にまで下落することを想定していたスワップ派はほとんどいなかったことでしょう。


(プロじゃない素人でも長期チャートを見れば高値圏にあるのは簡単に分るのですから、想定しないのは博打を打ってるのと大差ありません)


結果、リーマンショック後のスワップ派は阿鼻叫喚の地獄をみることとなりました。


リーマンショック後に更新がとまったブログもちらほら……。


そのうち検索にもかからなくなっていくのでしょう。

待つFX その1

もっとも小額の豪ドルをドルコスト平均法によって積み立てていくだけでは、大きな利益は見込めません。


(もちろん20~30年後にはそれなりの雪だるまになってると思いますが)


あまりにも鈍感なドルコスト平均法による豪ドルの積立投資には二重の目的があります。


一つはレバレッジ2倍のメリットを生かしつつ、破綻リスクを回避して資産を増加させるという当初の目的です。


もう一つの目的は、ベア市場、つまり吹雪とともに現れるクマの足跡を知らせるトラップの役目です。


毎週買う卵の値段には誰でも敏感になります。


同じように毎月定期的に積み立てていく豪ドルの価格推移には誰でも敏感になります。


つまり毎月小額の豪ドルの積立投資はベア市場の到来を知るためのマーカーとなるのです。

負けないFX その2

ドルコスト平均法という投資方法があります。


資金を分割して均等額ずつ定期的に投資することによって、価格が高いときには購入数量が少なく、逆に安い時には多くなり、全体で見れば平均購入単価を低く抑えることができるようになるという投資方法です。


ただし、天井圏でも買い続け、底値圏でも多くの資金を投入するわけではないため、その効果は極めて地味なものです。


「なんだそんな誰でも知ってる話かよ」と思い、このページを閉じてしまおうという人が続出するくらい地味な投資方法です。


弱者の戦略であるといえますが、負けることが許されないレバレッジを使ったFXの戦場ではかなり有効な投資方法です。


都合のよいことにSBI FXトレードという1通貨単位から購入できるFX業者が登場したため、手動計算にはなりますが、本当にドルコスト平均法をFXトレードに使うことができるようになりました。


豪ドルなどの高金利通貨の買いポジションの積み立てに最適です。


レバレッジ2倍換算で豪ドルを買い続けていけば、ドルコスト平均法の効果も地味に2倍になります。


もちろん言うまでもなくスワップ金利も2倍です。


というわけで、代表的な高金利通貨である豪ドルの小額積み立てを始めました。

負けないFX その1

偉大なる我が師クマ様は言いました。


「レバレッジは2倍程度に抑えるべきである」


同感です。


「家の広さが2倍になったら」


「年収が2倍になったら」


「寿命が2倍になったら」


2倍というレバレッジにはものすごいインパクトと効果があります。


レバレッジ2倍を少ないと感じるのではなく、どうやってリスクを減らしてこのレバレッジを味方につけるかを考えるべきです。


投資に100%の絶対はありません。


しかし、可能な限りリスクを避ける方法を考えることはできます。


レバレッジ2倍の刃を使いつつ、スワップ金利を得るロングトレードで負けないためにはどういう戦略があるのか?


負けないFXとは?

FXのデメリット その2

節度と知恵のあるものがレバレッジの力を手に入れれば、それは運命を変えるほどの強力な武器になります。


一方、無知で貪欲なものがレバレッジの魔力にとりつかれたら、それは人生を破綻させるほどの凶器に早変わります。


制限のない自由なレバレッジほど恐ろしいものはありません。


これまで数え切れない人たちがレバレッジの魔力に飲み込まれていきました。


リーマンショックの後、東日本大震災の後、ギリシャショックの後……。


ニートが、主婦が、サラリーマンが……。


当時の記録はweb上に数多く残されていて、ちょっと検索するだけで私たちはいくらでも痛ましい結末を知ることができます。


そして今日もまた誰かの悲鳴が暗闇の中に消えていっているのです。


レバレッジは諸刃の剣です。


劣勢になった途端、その鋭利な刃は自分に向かって伸びてきます。


だからレバレッジを使うなら負けることは許されない、必ず勝たなければならないのです。


ではどうやってレバレッジを使った戦いで勝利するか?


戦略はあります。

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