カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2013年08月

もしリバモアがブログを書いていたら…… その2

トレードで勝てなくなった最晩年にもしリバモアがブログを書き始めたとしたら、なんと言われたでしょうか?


「トレードで勝てなくなったから、リバモアはブログで儲けようとしている」


と間違いなく言われるでしょう。


どれくらいの人々にそう言われるかは分かりませんが、リバモア本人の立場からすれば、それは別に本質的には気にする問題ではないと思います。


そういうふうに揶揄する人たちとは接点が生じないというだけでおわりだからです。


一方、触れるものすべてを黄金に変えるようなリバモアのトレーディング戦略の一端を知りたいという人は時代を越えて後を絶ちません。


今でも彼に関する書籍が世界中で売れ続けていることがそれを物語っています。


もしリバモアが自分の経験をブログを通じて多くの人に伝えようとしたら……。


それが彼の老後を支える最後のビジネス、セーフティネットになったんではないかと思います。


もっともリバモアの時代にはまだインターネットもブログもありませんでした。


しかし、今後生まれるであろう第二、第三のリバモアにはそれができる環境が既に整っています。

もしリバモアがブログを書いていたら…… その1

自殺しなくてもすんだだろうと私は思っています。


ウォール街のグレートベアと呼ばれたジェシー・リバモアは10代のわずかな期間、バケットショップで株価の変動を記録するチョークボーイとして働いたことがある以外は、すべての生涯収入をトレーディングから得たという筋金入りの天才トレーダーです。


超イケメンで女癖が悪く、浪費家だったリバモアは四度の破産を経験したことからも分かるように資産防衛に弱点を持つ人間でした。


もしリバモアがブログを書いていたらというのはもちろん仮定の話です。リバモアが生きていた時代にインターネットはありませんでした。


けれども、リバモアがそのトレーディング生涯のすべてと言わずとも、その半分の期間でもブログを書いていたら、ものすごいアクセスを集めたことは間違いないです。


なぜ断言できるか?


体裁は異なりますが、文字情報を伝達するという点において、書籍とブログは似た性質を持っています。


ジェシーリバモアについて書かれた書籍は今だに原著のみならず、翻訳書まで出版されて世界中で読まれ続けています。


書籍が読まれると言うことは、すなわちブログも読まれるということ。


両者の違いはブログの方は2000年代に入ってようやく登場したという点だけです。

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その4

読者の利便性とブログ執筆者の利益は相反するものではなく、共存繁栄できるものと思います。


アフィリエイトバナーがあるけれども、目障りではなくうまくブログ本体に溶け込んでいるものは数多くあります。


「このブログはどこから収益を得てこんなに長く続いているのだろう」


という視点でブログを見てみると今後新たな発見があるかもしれません。


もっとも芸能人ブログと違って、個人零細ブログの場合、すぐには収益にはつながらないと思いますが、年金でも育てるような感覚でブログを育てていくと長続きするかもしれません。


ワープア仕事をいろいろやって感じたことは、人間でないとできない仕事は思いのほか多いということです。


フォークリストで積荷を移動するだけのアホみたいな仕事ですら、産業ロボットで代用することはできません。


手塚治虫の漫画のように人型ロボットがほとんど人間と同じようにいろいろな仕事をやってくれる社会は300年、ひょっとすると1000年くらいたってもこないかもしれません。


つまり、どんなワープア社会が到来しても、人間という属性には一定の代用不可な需要が存在し続け、それにともない人間が最低限生活していけるだけの給料を出す仕事は常にあるということです。


問題は人間としての機能が甚だしく弱まった老後です。


ブログを書くことは80歳、あるいは90歳になってもできることかもしれませんし、それまでに充分なコンテンツを作成していれば、何もする必要もないかもしれません。


著名人と違って、素人の場合は年金を貰い始めるくらいの年齢になってブログが収益化し始めても遅くはないのではないか?


私の場合、30年スパンの長期投資を考えていながら、ブログの成果が出てくるのは半年も待てないというのはやはり変です。


というわけで、年金という視点でブログを考えてみたことはありますか?

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その3

このブログも出来て1年くらいで、昨日生まれたばかりといってもいいくらいのものですが、にほんブログ村なんかを見ると、さらに若いブログが結構たくさん出てきていて驚きます。


おそらく多くのブログはそのうち更新されなくなり、インターネットに漂う電子クズになっていくのでしょう。


では、多くのブログが生まれては消えていく理由はなんなのでしょうか?


私もそうでしたが、一つはアフィリエイトで副収入になるのではないかと考えてやってみたが、とてもまともな収入になるものではないことが分かり、ブログ運営を挫折してしまうということ。


もう一つは生活環境の変化によって、ブログを書いているどころではなくなってしまうということ。


互いに異なる理由のように見えますが、根源にある問題は一つです。


ブログがビジネスとして収益化できなかったということです。


生活環境の変化によって、ブログを書けなくなったという人については、そもそもブログの収益化を目指してなかったのではないかという見方は出来ますが、お金のなる木に水をやらない人は多分いません。


私もワープアうんぬんといいながら、ブログを書けているのはなんだかんだいっていろんな意味でまだ余裕があるからだと思います。


本当に切羽詰った状況になったら、ブログなんて完全に放置プレイになると思います。もっとも更新に値するだけの収益が出ているのなら、放置するはずもありません。人間は現金なものです(笑)


「広告のないブログは気持ち悪い」という記事を書いた方はビジネスセンスに長けた方で、収益化されていないブログの成立基盤の脆弱さを「気持ち悪い」という言葉で表現したのだと思います。


ダボでウブな私はそのあたりが全く分かっていなかったのでしょう。


本当に超長期的なブログ運営を考えるなら、「気持ち悪い」状態は改善しないといけません。

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その2

このブログも最初はパチンコ店のようにいろいろなアフィリエイトバナーをはっていたのですが、絵に描いたような閑散ブログでクリックすらされません。


成果もなければ目障りなのでほとんどのアフィリエイトバナーを撤去していた時期があったのですが、ちょっと早計だったようにも思います。


長期投資を標榜しながら、ブログ運営は長期で行えないのでは片手落ちな感があります。


少し考えてみれば分かることです。


ブログ記事を商品に例えると、10万冊の本が並んでいる本屋に毎日寄り道する人はいても、10冊しか本が置いていない本屋に足繁く通う人はいないでしょう。


できたばかりのブログなんて、露天の屋台レベルの集客力と商品力しかありません。


多くの人が見落としがちなことは、投資と同じくブログにも複利の法則が働くということです。


昨日よりも今日のほうが記事が増えている。


先月よりも今月の方が検索エンジンに引っかかる回数が増えている。


去年よりも今年の方が読者の数が増えている。


多分、私たちはブログをあきらめるのが早すぎるのです。

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その1

と、あるブログに書いてあるのを読んで、「なるほど」と思いました。


いや、常識的には逆ではないかと思うところです。


アフィリエイトのあるブログは気持ち悪い。


もっともこれは不正確な言い方で、より正確に言うと、アフィリエイトバナーだらけのブログは気持ち悪いということになるでしょうか。


実は逆もしかりで、アフィリエイトバナーの全くないブログも気持ち悪いと思われる節があります。


どうして?


アフィリエイトで金儲けしてやろうと考えていないのだから、聖人のようないい人じゃないの?


とあるブログ記事で指摘されていたことは、「広告のないブログは何が目的で運営されているのか分からないから気持ち悪い」ということです。


これは一理どころではないくらい説得力があります。


フェイスブックなどとは異なり、多くは匿名で運営されるブログは直接の知り合いが見ることは少なく、多くは見ず知らずの第三者が訪れるものになります。


アフィリエイトなどの金銭的なメリットもないのに個人的な日記のようなものを延々と全世界に公開するのなら、ただの露出狂です。

ランドを再びレバレッジ買い

株式のリターンがたまたま良い時期だったというのはあると思いますが、現状高金利通貨のスワップ金利は少々もの足りないところがあります。


ランドがまた10円を切ってきたので、再びレバレッジの力を当てにして、ランドを購入しました。


毎月の積み立て分とは別に、既に1年分ほど余分に高金利通貨を積み立ています。レバレッジも5倍に近いくらいのところまで上がってきました。


企業が倒産するというのはどんな大企業でも起こりうることですが、流動性の高い主要国通貨が紙切れになるということは、あまり現実的に起こりうる現象ではなく、過剰な心配は杞憂といえます。


ゆえに株式投資に比べてFXは高いレバレッジを使えるということになるのでしょうが、このレバレッジをいかに勇気を持って使えるかが、リターンの良し悪しを分ける点になりそうだと思っています。


大体、人間の本性として、上がっているときには買い遅れる気がして買いたくなる一方、下がっているときにはまだまだ下落するような気がして買えなくなります。


リターンを上げようとしたら、上がっているときには自重して傍観する一方、下がっているときには勇気を持って買うという、人間の本性に逆らう行動を取らなければなりません。


今回少し高めのレバレッジをかけてみて、下落局面である程度高いレバレッジがかかっているとどれくらいの速度で証拠金が減少していくのかを見てみるつもりです。


まだ高金利通貨の積立を始めたばかりで、積み立て金額が大きくないので、いざというときには入金してしまえばいいという思惑もあります。


ポジションが大きくなってからはリスキーでできないことを積立金が少額な今のうちに試しておこうかと思っています。

誤算

悪いほうのではありません。


カブドットコム証券の口座で、株券担保サービスを利用して高金利通貨を買っています。


また、中国株もいざというときには売却してカブドットコム証券の口座に入金すれば、間接的な担保になりうるだろうということで、それをあてにしてレバレッジ2倍程度という強気で高金利通貨を運用しています。


今のランドのポジションは10.5円程度で結構な含み損がありますが、レバレッジのほうは2倍以下で推移していて、全く危なげない状態が続いています。


一般的には高金利通貨と株価は連動しやすく、高金利通貨が値下がりするときには株式も値下がりしやすいので、株券担保サービスを使うときに現金で高金利通貨を買ってる意識でいると危険です。


ではなんで、ランドは値下がりしているのに危なげない状態が保てているのでしょうか?


一つにはスワップ金利がたまっていっていて、レバレッジの低下に寄与してくれているというのがあります。


でもスワップ金利は結構微々たるもので、本質的な理由ではありません。


もっと本質的な理由は自分の所有している株式が経済成長を遂げたということにあります。簡単に言うとランドは値下がりしたけど、所有株式は値上がりしたということです。


時期がアベノミクスの波に乗って非常に良かったというのは間違いなくあると思います。


それにしてもちょこちょこと日本株を売りに出して、中国株を買っていた割には、レバレッジは当初よりも低下しているという状態には驚かされます。


たしかに株式の経済成長が起こりうるんではないかと考えていて、それで若干強気のポジションを取ったのは事実です。


しかし、こうも早く自分が期待していたような状態になるとは思ってはいませんでした。


早く投資を始めることがリスクを低下させるということを今回実感することになりました。

日本株を売って中国株を買う日々

という生活をしばらく続けていました。


微妙に下がっていた吉利汽車や神冠控股、張裕葡萄酒を買い増ししたり、新たに四環医薬をポートフォリオに加えてみました。


四環医薬は日本人に人気の銘柄のようですが、ちょっと調べてみると、確かに優良企業のようにみえます。中国の武田薬品のようになれるでしょうか。しばらく様子見ですね。


さて今年の1月頃に中国株ポートフォリオを本格的に作って、6月頃に続々やってきた本決算で初めてまともに中国株の配当をもらったのですが、中国株は本当に配当が多いですね。


今まで配当に0.15香港ドルとか記載されていても、いくら位なのかあまり実感がわかなかったのですが、実際に配当をもらってみると、どれくらいの金額かよく分かります。


単純に考えて、配当利回りが高いのだから、中国株がまだまだ割安なのが分かります。


将来的な増配の可能性も考えれば、分配型投信やREITなんかを買うより、中国株買うほうがいいんじゃないかと個人的には思ったりもします。


それにしても今まで散々中国に行っていたのに、中国株はスルーし続けていたことが非常に悔やまれます。


自社の業績が好調なのに、自社株買うのには全く関心がないバカ社員と印象が被ります。


リスクをとって中国株に投資した方はもうすでに一財産築いた人も多いことでしょうね。


お金が儲かりましたと吹聴するアホはいないので、表にはあまり出てこないでしょうが。

いまさらガンホーを…… その2

ガンホーは任天堂を志向しています。


ガンホーの社長の森下氏が明言していますし、確かにそのような雰囲気を感じます。


ファミコンやスーパーマリオが出てきたときにインターネットはありませんでした。もし当時2ちゃんねるやyahoo掲示板があったら、やっぱりこんな風に書かれているのでしょうか?


「バブルだろ、ゲームなんかでこんなに利益が出るはずがない」


「スーパーマリオだけの一発屋、数年後には消えているよ」


最近、SBI証券では過去30年のチャートが見られるようになりました。


ファミコンを出した頃の任天堂の株価を見てみると、ファミコンバブルの後で、任天堂の株を買っても全然遅くはないことが分かります。ファミコンバブルはのちの任天堂の株価の上昇から見ると、さざなみ程度の上昇でしかありません。


「ガンホーの株価は既に上がりすぎた。第二、第三のガンホーを探せ」とスマートフォン向けのゲーム開発会社の株価が連れ高することも最近あったようです。


昔なら任天堂の成功を見て、第二、第三の任天堂を探せとゲーム会社に投資した人もいるかもしれません。


でも結局、任天堂以外に任天堂のような会社は出てきませんでした。


つまり、第二、第三のガンホーは実はガンホーそのものだったというオチも可能性としてはあるんじゃないかと個人的には思っています。

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