カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年03月

中国銀貨収集始めました その12

リーマンショックを経験して分かったことは、不況時には株式はちょっとありえない水準まで売り込まれるということです。


当時、J-reitは利回り20%を越えるものが続出してましたが、現物不動産のように何の手間もかからないreitで利回りが20%を越えるのは異常な状況だったと思います。


(今、J-reitの利回りは5%前後です)


一方、そんなに多くの事例を見たわけではありませんが、アンティーク品は実体商品という性質からか、大不況がきても極端な値下がりはしないように感じています。


となると、不況時には株式を売って資金を作るよりはアンティークを売った方がダメージが少ない。


こんな仮説を立てています。

中国銀貨収集始めました その11

暴落や突発的な出費に備えて貯金をしている方は多いと思いますが、私の場合は独身ということもあってか、常に全力投資というスタンスでやっています。


ただ貯金の代用となるものは必要だろうと思っていて、すぐに売却できて換金できる株式がその代わりの役割を果たしています。


今のところ、株式は銘柄変更のため利益を確定したもの、含み益のまま保持してあるもの、ともに結構な利益が出ていて、自分の思惑通りの結果になっています。


もし現金のままおいていたら、近年の銀行金利からしてミジンコほども増えてなかったことでしょう。


これ以外に、今はまだ小さいポートフォリオですが、生命保険代わりに高金利通貨の積み立てを行っているので、将来的に含み益が大きくなってきたら、FXの証拠金余力を貯金の代用にしようと思っています。


つまり、FXは最大25倍のレバレッジが効くので、含み益がある状態では、保有ポジションに対してわずか4%の証拠金しか必要としません。これをうまく活用すると、ちょこっとお金を出金して、あとでこっそり戻しておくといった芸当ができます。


これらに加えて、新たにアンティーク資産ポートフォリオを作って、貯金の代用の役割を果たすようにできないだろうかと思っています。

中国銀貨収集始めました その10

コツコツと集めつつある銀貨、株式の超長期投資と同じように基本持ち続けるつもりですが、時期を見て売るという選択肢もありだと思います。





島津法樹さんの本を読むと、昭和10年前後のデフレ頃には、有名な大名家や豪商の手元から、続々と高価な骨董品が売りに出されたそうです。


つまり、デフレ化の苦しい時期では、豪商たちですら、骨董品を売りさばくことによってその危機を乗り切ったわけです。


こうしてみると、骨董はただの趣味の品のように見えて、いざというときの貯蓄的な意味合いもあるといえます。


銀行の定期預金の金利は、近年1%をずっと切ったままで、金利など実際はつかないと言ってもいい状態です。


普段は趣味の道具として生活の一部に溶け込みながら、いざ危機のときに売却したら、買値よりも高い値段で売却できた、もしそういうことができるのなら、これは非常に効果的な資産運用の一形態であると言えます。


株式なんかは持っていても今は株券すらないただのデジタルデータでしかなく、何の遊び方もできません。


趣味娯楽と資産運用の併用というのは骨董品でなければできないスタイルです。

中国銀貨収集始めました その9

集めた銀貨をどうするかという問題についてです。


これについてはQさんの不動産投資に対する洞察が参考になります。


Qさんは不動産を仲介する町の不動産屋よりも馬鹿高値で不動産を売りつけられたかに見えた素人の方が資産家になったと言っています。


仲介料を収入源とするプロの不動産屋が不動産価格の上昇の恩恵を受けられない一方、ど素人の購入者は右肩上がりの不動産価格の上昇をダイレクトに受けとめたからです。


不動産と骨董を同一のものとしてとらえることはできませんが、インフレへの耐性、再生産されない希少性といった面から、性質的に似たところがあるのではないかと思います。


となると、手に入れた銀貨は「ああっ、こんなに値上がりした」とあわてて売ってしまうのではなく、ただ持っているだけでいい。


高値になったと思う時点からさらに値上がりする。


日本の不動産市場で起こったのと同じような現象が起こるのではないかと思っています。

中国銀貨収集始めました その8

中国ではカラーの彩色を施した記念銀貨もかなり発行されています。


wanxiang












ヤフオクで買った1/2オンスの記念銀貨、万象更新、(1998年発行)です。


3000円で買ったのですが、タオバオで出品されている同じものでも4000円近辺が最安値でした。


日中の所得格差、物価格差を考えると、日本にいて中国と同じくらいの価格で買えるのなら、お得だと感じます。


今回は中国で買うよりも若干安く買えたので、なおさらです。


また送料の面でも日本で買えるのが一番安いです。


よって基本はヤフオクでいろいろ買ってます。


スーパーレプリカが少なくて、あまり多くの人が注目していない現代銀貨も投資の対象としてはおもしろそうな気がしています。


なぜなら現代のものとは言え、もう再生産されることはないからです。

中国銀貨収集始めました その7

清末民国期の希少な銀貨などはスーパーレプリカが存在して、興味を持ち始めたばかりの私ではどう見ても見分けがつかないものがありますが、パンダ銀貨の偽物は簡単に見分けがつきます。


なぜか?


精巧なパンダ銀貨の偽物を作っても製造コストがかかり過ぎてしまって利益が出ないからです。


一方、清末民国期の希少な銀貨などは偽物を本物として売り込むことに成功すれば、大きな利幅が取れるので、銀の含有量も本物と寸分違わないようにしたりと手間暇かけた偽造にいそしむ輩もいるのでしょう。


さて、ヤフオクで妙に安いパンダ銀貨が売られていて、結構入札もされている。自分も入札してみようかと思いよく見てみると、自分の持っているものと何か違う。


「あれっ、これ偽物じゃないの?」


現物を並べてみると一目瞭然なくらい違うと思いますが、偽物だけしか見たことがないと分からないかもしれません。


以下、パンダ銀貨の簡単な偽物の見分け方です。


1.本物は手足の毛の部分がサワサワ、偽物はゴアゴア。


2.本物のパンダの目はとってもキュート。偽物は病人のよう にキモい。
 

3.2002年以降発行されたパンダ銀貨は偽造防止のため、側面のギザギザが斜めに入っている。縦に入っていたら偽物。


他にもいろいろと見分け方はあるようです。更新の止まったサイトですが、いろいろとパンダコインの偽物を解説してくれています。

中国銀貨収集始めました その6

清末民国期の流通通貨として使われた大量の銀貨以外にも、新中国成立以後、政府のお金儲け目的で鋳造された記念銀貨もこれまた数多くあります。


通貨として用いられるのではなく、収蔵目的で製作されるものですが、こちらも投資の対象になるのではないかと思っています。


一番有名なのは毎年絵柄を変えて発行されるパンダ銀貨や金貨でしょうか?


私もものの試しに一つ二つほど買ってみました。


xiongmao2013












タオバオ内のコインショップで買ったのですが、送料込みで4000円くらいでした。


1オンスの一番小さいものですが、実際手に取ってみると、どういう表面処理をしているのかはよく分かりませんが、ものすごく光ります。ピカピカです。


お金持ちになった気分が味わえます(笑)


無性に集めたくなります(笑笑)


私はタオバオで買いましたが、ヤフオクやコインショップでも最新年度のものなら、3500~6000円くらいで買えます。


ただヤフオクなんかは明らかな偽物を販売している輩がいるので注意が必要です。

中国銀貨収集始めました その5

専門化と分業化が人類が発展した秘密です。


「俺は米を作るから、お前はりんごをつくれ。そうしたら、お互いにできたものを交換しよう」


「私は絨毯を織るから、あなたには倉庫の警備をして欲しいの。そうしたら、私が織った絨毯の一部をあなたにあげます」


みなみなが自分が最も得意とする能力を発揮して、その成果を交換することによって発展してきました。


素人の株式投資ブログなんて溢れかえっています。いまさら一つそれが増えたところでわざわざ見る人はいません。


でもでもでも、中国銀貨投資ブログなら、素人レベルのブログでも見る人はいるかもしれません。


日本語でそれが書かれたブログがほとんどないから。


参考にしようにも全く検索にかかってきません。


よって、参考になるのはすべて中国語で書かれたサイトばかりです。幸い自分の場合、中国語を読むことには何の困難もありません。


人生を変える80対20の法則
リチャード コッチ
阪急コミュニケーションズ
1998-05-01



80対20の法則では、多くの人がものすごい労力を使うのに、自分は軽々とできることは何か探せといっています。


それが生産性を高め、競争を勝ち抜く鍵になると言っています。

中国銀貨収集始めました その4

アンティークコイン投資の書籍は近年になってにわかにたくさん出版されるようになりました。


ただ、書籍の内容はやはり欧米のコインが主体です。


中国近代期の銀貨や銅貨が記事になっていることはほとんどありません。


中国というと大体多くの人に浮かび上がるのが、偽物、粗悪品、安物といったイメージで、アンティークコインの世界にもその影が落しているのかもしれません。


でもそれは単なるイメージであって、どこの国にもお金持ちと貧乏人がいたり、人格者や犯罪者もいたりするように、ピンからキリまであるだけの話です。


ただ、中国の近代銀貨、偽物は確かに多いです。

yunnan1












yunnan2












とりあえず実物はどんなものだろうかとebayで買ってみた雲南省の0.5元銀貨、光緒元寶(1920-1931年間発行)です。


いきなり偽物を掴むのも空しいだろうということで、鑑定済みのケース入りのものを買ってみました。4千円ぐらいだったので、全然高価なものではありません。


実物は写真よりももっとみやびで、麻薬のように何かひきつけられるものがあります。

中国銀貨収集始めました その3




アンティークコイン投資のバイブル、株式投資における会社四季報のようなコインカタログです。世界中のアンティークコインが網羅されています。


結構値が張るのですが、買ってみると、タウンページよりも分厚いその分量に驚きます。


全文英語ですが、見方さえ覚えれば英語が苦手でも自分の知りたい情報はすぐに分かるようになります。


年代別に分かれていますが、1901-2000年代版が多くの人にとって一番需要があるのではないかと思います。自分もこの年代のものを買いました。


さて、自分の限られた貴重な時間を使って何を勉強するのかという問題についてです。


私の場合、財務諸表の分析ができるようになってもよくある素人の株式投資ブログの一つとして埋もれてしまうのは間違いないです。できないことを無理してやってる感がありありです。


また不動産投資の勉強をしても、銀行から融資を受けられるような属性の人間ではありません(笑)


でもでもでも、中国銀貨投資というカテゴリーに特化すれば、プロのコイン商には到底及ばずとも日本語で書かれたブログの中では有数の存在になれるかもしれません。

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